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笑う門にはクズ来たる

warau kado niwa kuzu kitaru

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表題作笑う門にはクズ来たる

田名部暁久
32歳,実力派芸人
寺坂慧
25歳,売れない芸人

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:人物設定、漫画「弾マックスの由来」

あらすじ

お笑い一筋!だけど鳴かず飛ばず寺坂は、突然相方からコンビ解消を言い渡されるが、なんとその場で憧れの実力派芸人・田名部も相方に逃げられていた!
千載一遇のチャンスとばかりに、田名部にコンビ結成を持ち掛けるが、田名部は相方の金と女を寝取るようなクズなうえに、ネタ出しには性欲解消が必要だと言い出す。
つまりは、自分とセックスすることがコンビ結成の条件だと突き付けられて…!?

エロクズ先輩芸人×お笑い命のめがねっコ、芸のために頑張るエロキュンラブ♪

作品情報

作品名
笑う門にはクズ来たる
著者
赤根晴 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
電子発売日
ISBN
9784041097533
4.1

(48)

(22)

萌々

(14)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
197
評価数
48
平均
4.1 / 5
神率
45.8%

レビュー投稿数10

おもしろく秀逸

初読み作家さまです。この後もう1作読みます。
絵と漫画がお上手(プロの方に失礼ですが)。
田名部のコテコテ大阪弁が声で聞こえてきそうなナチュラルさでいい。
動じないとぼけた感じが才能とセンスを感じさせます。
天才肌な田名部は芸人としては優秀だけど人としてはクズ。リアリティあります。
「股間とネタが直結しとんねや」はパワーワードで笑いました。

寺坂視点で進みますが、彼は感覚が普通でストーリーにおいてもツッコミ+リアクション担当。
周囲の芸人によって田名部と寺坂の芸人としての個性、立ち位置がわかりストーリーが動いていくのがおもしろい。
芸人特有の普通の物言いではないけど愛があるのがわかる描写です。
特に司がナイスキャラでした。

寺坂はお笑い的に未熟だけど、田名部がエロの中で寺坂は理性が崩れてから漏れる言葉にセンスがあると気づく展開がすごいなと思いました。
BL的だし、エロに必然性が生まれる。
お笑いオタクで頭でっかちな寺坂の潜在的才能がわかる流れが自然です。
よく出来てるわ〜と感心してしまいました。

田名部の「俺の相方めっちゃオモロイねんで」は最高の褒め言葉だし、愛の告白のように感じました。

ボケが天才的で、ツッコミが上手くなったコンビは漫才がめちゃくちゃおもしろくなる実例がたくさんあるのでタランテラの今後の活躍が楽しみですね。

人物設定、ストーリー、どれもおもしろかったです。

0

笑いのネタが生まれる瞬間

 寺坂は、やる気はあるものの全く売れない芸人です。同じ頃、ベテラン芸人の田名辺もコンビを解散しました。田名辺は、私生活がだらしないクズで、芸人としては面白い、才能があるのにコンビ解散を繰り返しています。
 田名辺と寺坂がコンビを組んでも、田名部の私生活でのくずっぷりは相変わらずです。生活能力のなさは予想していましたが、だらしない雰囲気がよく分かりました。
 田名部と寺坂のお笑いネタは、二人がセックスをすることによって生まれます。真面目な寺坂とだらしない田名部が混じり合ってできる不思議なお笑いネタが気になりました。

0

ドッタバタの漫才ラブコメ

コメディ系BLがあまり得意ではないのでお笑い系のBL普段あまり読まないのですが、なんとなく惹かれて読んだら大正解でした…

売れない漫才師の慧はある日のライブを最後に相方に解散を言い渡されてしまう。しかし偶然にも憧れの大先輩である田名部さんも隣で相方に解散を言い渡されていて、そのまま残されたもの同士交流を深めていくうちにセックスの相手をするという条件付きでコンビを組むことに…!

基本ドタバタしててラブコメ!という感じのお話なのですが、芸人同士の嫌味っぽいやり取りや相手との力量差に落ち込んでしまうところなどリアルな感じも描かれているのが良かったです。
そして何より最後まで恋人ではなくてあくまで相方、という関係性にしかならないという結末が最高にツボでした。そもそも最初に相方を家族よりも深く知り合うと定義してる時点で相方というポジションって漫才師にとってものすごく重いものだし、付き合おうとかじゃなくて死ぬまで相方というプロポーズって漫才師としては最上級なのでは…その上独占欲も愛しいって気持ちもめちゃめちゃ伝わってくる(特に田名部さんから)のでとても良いです…

とても推しな1冊です!

0

好きこそものの上手なれ

微笑ましい(ノ´∀`*)
やー、面白かった。
じわじわくる感じがたまらんです。

お笑い芸人の受
お笑い大好きお笑いオタク。
成績は鳴かず飛ばず
案の定、相方に三行半を叩きつけれてしまう
そんな最中、大好きで憧れの芸人(攻)が
これまた相方に三行半を叩きつけられているところに遭遇。
千載一遇のチャンス!とばかりに
新しい相方に名乗りを上げるが〜。

二人の雰囲気も話作りも秀逸でした。
芸人としては秀逸でも人間とてクズな攻を
どう飼いならすのかとおもいきや
受も中々に個性的てのが面白い
身体の関係も最初からガッツリでなく
こだらかしていって、最終的にというのがまた。
ラストの夫婦感も微笑ましくて好き。
惚れた腫れたを言葉にしなくても、な空気感が好。
微笑ましくて、優しいお話でした。モユ

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コンビ愛転じています。

漫才コンビの皆様が、『うちの相方が~』なんて言うじゃないですか。
あの言い回しにコンビ愛って感じますけど、同時に何かセンサーキャッチしちゃう萌えを感じる時有りませんか?

どちらかが失敗しちゃったりしたら、或いは出来が良かったら。相方って表現には、すごく気を許した感じと『自分が一番、相方を分かってる!』と言う自負がある気がします。

こちらは、あれよあれよと流されながら突っ込み担当のチョロ童貞寺坂と、コンビ組んでは解散を繰り返すまあまあベテラン漫才師の田名部のお話です。

いや~、赤根晴先生の作品はテンポが良くて好きです。会話も、生き生きしていてキャラ達の個性がほんとよく練られていて楽しいんです。
田名部がセックスするとネタが出来るとか、一緒に暮らしていくうちに絆され、流されまくりの寺坂の甲斐甲斐しく作るご飯とか。
2人の周囲の芸人仲間も、個性が有って面白かったですね。

後は、赤根晴先生の描く身体がエロいんです!セックスも、湿気と熱気があるんですね。ちなみに寺坂の乳首は、そりゃ綺麗なピンクなんだそうだ。綺麗な乳首保存会としては(今、ここで結成しましたが…)大切に、して頂きたいと思いましたね!

コンビを結成するより、続けていくことの難しさが大きいのでしょうが田名部と寺坂のタランテラが続くと良いなぁと思いました。

0

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