大人だって、恋をすれば余裕がない

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表題作理想の上司とする恋は

神谷延,36歳,ディレクター
若本誠,26歳,AD

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

この気持ちって尊敬?それとも恋??

とある理由で報道ADを辞めた若本(わかもと)。
この業界自体向いてないのかも…と思っていた矢先、
知り合いに紹介された映像制作会社の面接で出会ったのは、
胡散臭そうなディレクターの神谷(かみや)だった。
面接は変だし、距離感もおかしいし、
いつもニコニコしていて何を考えているかもわからない神谷。
でも、神谷の丁寧な仕事ぶりを傍で見ているうちに、
「この人のようになりたい」と思いだして――

構いたがりのディレクター×不器用でクールなADの甘きゅんBL

作品情報

作品名
理想の上司とする恋は
著者
衿先はとじ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
ISBN
9784815501310
4

(50)

(15)

萌々

(21)

(14)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
201
評価数
50
平均
4 / 5
神率
30%

レビュー投稿数9

補って余りある

恋愛に対する部分以外の心理描写がとても丁寧で、素直に面白かったです。

逆に恋愛に関するところは、なぜそうなった?と思うところもあり、物足りなさを感じました。
けれどこの物足りなさを補って余りあるくらいには、仕事風景やそこでの人間関係などの描写が丁寧です。

攻めの見た目と中身のギャップは、最大の萌えでした。
ちゃらちゃらしているようにみえて、しっかりしていて頼れるリーダー。
これは受けが考えを改めるのにも納得です。

初対面の軽薄な印象が、尊敬の念に変わるまでとても丁寧でした。
が、ちょくちょく挟まされる恋愛パートに関しては、あまり深く描かれていません。
これが物足りなさを感じた原因なんだと思います。
あまり深刻に捉えていないというか...恋愛を深刻に捉えるという意味もよくわかりませんが。

物足りないなあと思うところはありましたが、物語としては面白く大満足でした。

0

人をやわらかくする天才

映像制作の裏方お仕事BL、とても興味深かったです。

ワカが報道ADで得たものはたくさんあったけど
それ以上に精神的負担が大きくて辞めてしまい
結果的にディレクター不信のような状態に。
ワカ本人はそれを否定していたけど、実際尊敬している上司が普段から厳しい上に言葉足らずな人だったらついて行くのは難しいですよね…

だからこそ活きてくるエンさんのいい意味でのゆるさ!
でも仕事はきっちり、部下のフォローもきっちり。ミスも頭ごなしに怒らず、きちんと自分で最善を見つけられるよう導いてくれる。
感覚で生きる彼にこそできることなのかもしれませんが、そんなエンさんと出会えたことでワカの心が回復していくのを見ることが出来て嬉しかったです。

恋に落ちるところや恋人になるまではややかけ足で少し物足りなかったかな、という気も。
でも仏頂面だったワカがとっても幸せそうに笑う姿が見れたので良かったです。

お仕事要素がかなり濃くて、職場環境って上司によって本当に左右されるよな…と、しみじみ感じてしまった作品でした。

0

テレビのお仕事

テレビ制作の現場が舞台のお話です。リアリティ満載なので、先生が実際にしてたとか、お知り合いがしてたとかなのかしら?お仕事BL好きに刺さる、かつテレビっ子に刺さる内容でした。

ボーイズのラブ面は、あまり葛藤やすれ違いなどなくスルッと恋愛関係になります。若本(受け,AD)が抱えていた悩みもスッと解決しますし、ストーリーはあっさり目。
恋愛関係になるのが早かった分、上司と部下の関係で甘々イチャイチャとしてくれるシーンはたっぷりあって、THEバカップルな様子が楽しめたのはよかった!

電子書籍
ペーパー漫画1枚,カバー裏◎ こういうの面白いですよね
シーモア限定おまけ1枚「なんか好き」

ワカ様直後の福田さんに反応する人
ラジオ制作ではない

1

悩める部下と理想の上司の掛け合いが素敵。

仕事を通じて惹かれていく爽やかなお仕事BLです。

構いたがりのディレクター × 不器用でクールなAD

攻めの神谷(愛称・エンさん)は、映像制作会社のディレクター。
人手不足で困っていたところに、ADとしてやって来るのが受けの若本(愛称・ワカ)です。

写真を一枚見せられて、「これ何に見える?」と聞かれただけで終了した風変わりな面接。
そんな初対面だったので、岩本は神谷のことを胡散臭い人…と思うのでした。

ところが、いざ一緒に働いてみるとその印象がどんどん変わっていきます。
仕事が丁寧。
偉ぶらない。見下すこともない。
上の人間にもガンガン攻めていく。
人たらしだけど、気遣い上手で。
そして褒めてくれる。
まさに理想の上司なんですよね。

わたしのイチオシは、若本の電話の仕方を注意するシーン。
神谷は若本をオフィスの外に連れ出して、ほかの社員に聞こえないところでアドバイスするんですよ。
あー、さりげない配慮が素晴らしい。
別にいい大人ですからね、人前で注意されたからってどうこうはないですけど、こんなふうに大事に育てて貰えたらやる気出るよ。

以前にいた報道局では、取材の方針が自分の考えと合わずに苦しんでいた若本。
それでも尊敬していた当時の上司を信じて頑張ってきたのに、その上司に「向いてない」と言われてしまい、辞めた…という経緯がありました。

そんな若本が、理想の上司・神谷のもとでみるみる活力を取り戻していく様子がよかったです。

二年後、若本はすっかり神谷似の良いディレクターに成長しました。
ここで1話冒頭にあった神谷の珍面接の意図が岩本によって明かされます。
そういうことだったのか〜面白い。
言われなくてもその意図を汲み取れるあたり、このふたりはお似合いなんだなぁと思いました。



両視点交えて進んでいくので、心情変化が分かりやすいストーリーだったのですが、ごく自然に恋愛に発展したのはちょっと違和感がありました。
神谷、ノンケだよね?
後輩として可愛がっていたのが、恋愛的な意味に変わったのが少し不思議でした。
お仕事にフォーカスされてるので恋愛面の充実を求めるのは違うのかもしれませんが。

どエロい!って感じではないけど、甘々で相思相愛なのが存分に伝わってくるエッチシーンはよかったです。

7

良かった

癒されました
お仕事BLですが、業界モノ
専門用語が散りばめられてて注釈読みながら、そんなんあるんやーと脱線しながら読みました

お話がすごく良くて理想の上司そのものでした
ワカも理想の部下なんだと思います
エンさんみたいに仕事がしたいと、本人に向かって言えるワカは可愛い

一悶着あったディレクターも実はいい人で、本当に素敵なお話でした

まるまる一冊表題作で、ちょっと焦ったくなりながらもニヤニヤしちゃうし
二人が可愛いし、他のキャラクターも可愛いし、穏やかな気持ちになれる一冊でした

5

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