電子限定カバー&かきおろしマンガ付
とにかく、楽しくて、登場人物も魅力的で、ストーリーが丁寧で、そしてテンポよく進む。
最高に楽しみながら読みました。
頭の中でぐるぐる迷走している思考、心理描写さえ、イラスト図にて表現してあり、とてもわかりやすい!
2巻後半で、自分の気持ちが清宮に対する恋心と自覚した牧野。どんどん元気になって、再生していく牧野先生。一方の清宮は、反対に心配になっていく。
牧野先生、そこから頑張りました!!
好きになるということ、嫉妬するという気持ち、ましてやそれが同性に対してであるということ。ずっしり乗っかかられる重さっていいな、とか、男性の清宮が好きだと伝えていく牧野。
過去の事に縛られ、自分のもとからまた去ってしまうんじゃないかと心配で、疑心暗鬼だった清宮も素直になり、互いを信じて好きになる。
脇を固める友人たちも最高!!
とくに安則、ナイスアシスト‼️
最後までわちゃわちゃ楽しくて、涙する、最高の作品でした‼️
清宮あああ! お前はなんていじらしい奴なんだ!! と頭を抱えて心の中で叫びのたうち回りながら読んだ最終巻でした。1巻ではきっと誰もが牧野の境遇に共感したり同情したりするばかりだったはず。そんな彼が立ち直って田舎で恋人もゲットする話が読めるんだなぁと思いましたよね。でも2巻で気付く。あれ、ゲイとしてそれなりに割り切って飄々と生きていそうな清宮の方が、余程繊細で傷付きやすい男なんじゃないかということに。そして、この最終巻で彼の少年期からの苦悩を知り、あの短冊に書いた「恋がしたい」にはこんなにも本気と熱意と希望が切実に詰まっていたのだなぁと気付かされ、清宮よ幸せになってくれ!という気持ちが湧き出て止まりませんでした。
自分を好きになって欲しい。なんてシンプルな願いでしょうか。毎回相手に誠実に本気で接して、それでも双方向の恋愛に一度も出会えなかった彼の寂しさを考えると、心がぎゅっとなってしまいます。いつしか弱っている人間に優しくすることを覚え、しかし、そんな相手も元気になったら去っていく。牧野が健全さを取り戻していくほど、逆に不安を募らせる清宮が痛々しくて。閉塞的な田舎でひっそりとゲイとして生きながら、相手とちゃんと愛が通う恋愛を切望していた彼にとって、牧野の何度関係が拗れても修正しようとする根気強さや生来の真面目さ、前向きさはどんなに救いや喜びになったでしょう。
下心があったから助けたのだと清宮は正直に言うけれど、それはきっかけに過ぎません。彼がそうして行動を起こさなければ、こんな結末はなかったかも。何事も行動から始まる。今まで何度も痛い目を見てきたのに、懲りずに今度こそもしかしたら、と期待と希望を持って吹雪の中から牧野を助けた清宮の初手、あっぱれでした! 一途な彼の恋人になれた人は本当に幸せ者。心身共にすっかり健康的になった牧野、これからも清宮が前に踏み出せない時は、年下の先生としてしっかり手を引っ張ってあげてね。受けが攻めを心底可愛いと思う、これぞBLの極致。牧野が逞しくなるばかりの2、3巻でしたが、濡れ場ではまだ戸惑うばかりの彼を経験値のある清宮がリードしてくれるので、攻受のバランスもとれています。安則も名脇役だったし、意外と甘えたな可愛い福のスピンオフも楽しみです。
読み終わった今、三冊表紙を並べて見ると、すごく幸せな気分になれています。感無量ー。清宮と牧野の関係の変化が分かるところも良いですし、カプセルを運ぶちみっこの可愛さもたまらんっ!
やっとくっついたかと思われた二人は、今度は清宮の心に暗い影らしきものが落ちています。メンヘラ(自己申告)清宮は牧野に負けず劣らず面倒なタイプで苦手になりそうなんだけど、本人の純粋で必死なところが分かるから、すごくきゅんときてしまいます。安っちゃんとのやりとりがめっちゃ好き。
すでに腹括った牧野は一巻からは想像もできないキャラ変っぷりで…いや本来の牧野に戻ったのかな?悩みながらも行動は潔い。今までとは印象がくるっと変わって、ウジウジ清宮を受け止められるのは牧野しかいないんじゃ?と思っちゃいました。
みっともなくお互いに縋るシーンは読んでて死ぬほど恥ずかしかったんですが、その分、心にグサっと刺さって良かったです。Hシーンで二人ともよく泣いてるのも好きでした。
福くん編もすごくすごく楽しみ~!
読んでて思ったことをツラツラ書いているのでなんの感想にもなってないです。この本は、一冊まるっとレビュー!が難しいです、感情がギッコンバッコンしすぎて…
両思いになったらマキノ(受)が男らしいとこ出してきて、キヨミヤがキュンキュンしてたりして、よくあるBでLは体と心のミギヒダリが固定なことが多いけど、ほんとうはこういうのがリアルなのかな〜男女もそうだしな〜ファンタジーみ(BLみ)はちょっとかけるけど、相変わらずの良作
ここにきて、ひたすらいい奴だったキヨミヤに陰りが。相手の想いを確認せずにはいられない。自分だけに縋っていたころとは、もう違う。その方がいいとわかっていても、なんとなくしっくりこない(複雑)。キヨミヤもキヨミヤで、いろいろあるんだね
あとヤスノリがいてよかった。さすが寺の子?徳が高いぜ。マキノにとっての二人もそうだけど、一人でも理解者がいるというのは大きい
なんかいろいろあったけど、まとまるとこにまとまったナ。そして高校3年生になったフクくんが爆イケでした。ごちそうさまです
清宮さんって、素敵?、可愛い?。本当に攻め?
何故惹かれるのか不思議。もーっ最初から牧野先生好きだったのに、遠回りして。
お話しは、田舎の雰囲気すごく出てて、ノンフィクションを読んでるみたいでした。
でもって、福がなんとも可愛い。わかってやってるかと思わせる不思議な存在。続きが楽しみです。
(^^)