電子限定おまけマンガ4P付
大学をやめると言い出した福富ですが、笑に一喝される。全くおぼっちゃまというか、考えなしにも程があるのですが、全体に甘いテイストでややコミカルなので、さらさらっと読めてしまいます。
むしろ、無口だが色々目配りがきく権蔵さんや、酒蔵を継ぐという姉、取り立てやなのに結構おいしいところをもっていく芸能人キャラのお兄さんなどがいい味を出しています。
笑は福富酒造に正式に雇われ、海外支店を任されるまでに。
キャンキャン言っててもまじめないい子です。
福富も自分探しをするのかな?と思いきや、海外を放浪したあげく侍として、笑の手伝いをするという訳の分からない人生になってました。。そこだけがなんかスッキリしなかった。
小鉄子先生の笑う鬼シリーズの最終巻!
最高です。
しかも、可愛いイチャイチャシーンが多めでドキドキドキドキしながらページをめくれます!
最終形態のラストが、めっちゃタイプでした(笑)かっこいい!!
2人の笑顔が最後に描写されていて、ウルウルきちゃいました。いつまでお幸せに!(^^)
大団円です!
500万円の借金を完済するのに笑(えむ)に尽力した福冨家。
福冨家の「人の【縁】を大事に」と言うのがこの作品の軸。
小鉄子さんの作品はどれも心温まる作品で、今作も、笑(えむ)をはじめ、稔持、稔持のお祖父さんの権造、お姉さん、借金取まで全ての登場人物が温かいキャラクターばかり。
勿論!笑(えむ)というキャラクターが人に頼らず、自分の為に父が作った借金だから、返すのは当たり前……どれだけ稔持や権造が手を差しのべても権造が紹介する仕事以外は一線を画す行動があってこそだけど。こういう芯の通ったキャラクターだからこそ、脇をかためるキャラクターも自然と良いキャラクターばかりになる。
笑(えむ)の為に使うと言って譲らなかった稔持のバイト代。それで稔持が買った、たった一枚の宝くじ!
何とそれで500万円当選し、残りの借金を完済の運びとなったわけだが…普通のSTORYなら、なんというご都合展開!なんて事も思ったりするが、小鉄子さんの作品はそうは思わせない!
キャラクターと一緒に「ヤッターー!!」なんて思ってしまうから、小鉄子さんの作品は大好きなのである。
また、完済したのに「稔持に必ず返す!」と言ってしまう笑(えむ)の筋の通った所よ!
やっと、完済し「完済するまでは言わない!最後まで(エッチ)はしない!」と言っていたので、「好きだ!」と告白を稔持に泣きながら言う笑(えむ)にこちらまでホロっとさせられる。
小鉄子さんのキャラクターに泣かれるとこちらまで涙腺が緩んでくるのは、それだけハマッており、良い作品だと言う事です。
本当に温かく素敵なキャラクターにハマれて幸せでした!
厚みがあってとても読み応えあったけど、完結してしまってとても寂しいです。泣
でも最初から笑いっぱなしで楽しませてもらいました。
今作では笑の借金の返済に協力する為に、福富がバイトを始めます。
そして同じ場所で働く筈だったのに、とある事情により福富だけ違うバイトをする事になるんですが、それが最終話に上手く繋がってて爆笑してしまいました。
バイト中に隠れてコッソリとキスやエッチな事をする2人にキュンとしてしまいました。
笑が福富を見つめる眼差しが本当に良いのですよ。キスもとても色っぽいです。
人と人との繋がりを大事に一緒懸命に頑張って来た笑ですが、それが最終的に笑の今後を劇的に変化させました。そしてそんな笑の近くに居た福富もまた変わって行くのです。福富に至っては進化してます。彼の最終形態に爆笑しました。
何回爆笑したか分かりません。
2人の記念すべき初挿入ですが、思わぬ笑の才能に福富が思わず心の中で呟く言葉が最高でした。そして思ってたよりエロくて滾りました。
完結です、終わっちゃった・・さびしい
山本先生の作品にしては珍しい、主人公。
笑君は、美形美少年ではない、貧乏少年。1巻では、三白眼のヤブにらみだったけれど、状況が安定するにつれ、可愛らしい三白眼の上目使いに変っています。
その代わり、笑君にぞっこん惚れている福留君に奇妙な行動が増えちゃった。
福留君を介して出会ったおじいちゃんが居なかったら、笑君がどうなっていたかわからない。「人の縁を大事にしたら良いことがあるよ」と教えてくれる物語でした。
こういう展開、大好きなので、もうちょっと長く連載してほしかった。