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表題作青水無月

桐野達也
大学生,18歳
高橋陸実
達也の兄で会社員

その他の収録作品

  • 半夏生
  • あとがき

あらすじ

「兄さんが、欲しくてたまらない」両親の離婚で離れ離れになった弟・達也と十年ぶりに再会した陸実。医療機器メーカー勤務の陸実は、父親が死に、身寄りをなくした学生の達也と同居することになった。陸実は兄弟の失った時間を取り戻そうとするが、その晩突然達也に荒々しく身体を開かれてしまう。それ以来夜ごと一方的に陸実を犯しながらも、翌朝は別人のように優しく接してくる達也。陸実は達也のその不安定さを放っておけなくなり…。

作品情報

作品名
青水無月
著者
水原とほる 
イラスト
稲荷家房之介 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784877245344
3.2

(44)

(10)

萌々

(9)

(12)

中立

(7)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
17
得点
129
評価数
44
平均
3.2 / 5
神率
22.7%

レビュー投稿数17

精神的に

のっけからレイプ・・・近親相姦・・・暴力。
何でも有ですか ( -`Д´-;A)ヒヤヒヤ

後半は本当に壊れた弟と壊れた兄のコラボで読者の脳まで壊れそうな作品でした。
あとがきに「本人がよければいいのかも」なんて感じの言葉がかかれてましたが、本当にな・・と心底思いました。
どうもこうも・・・・私はまだ理性のある兄ちゃんが好きでした。゚(゚´Д`゚)゚。

文章の書き方も上手いので読んでいて楽しかったです。
ただし、兄の変わりブリはイタダケナイですが。
多少痛くても平気。もしくは鬼畜・凶暴・狂気好きな方は読んでみるといいよvvv←つまり危ない嗜好の人か?

ようは、危ないもの盛りだくさんなので、純粋な人は読まないで下さい。
ラブ嗜好な人は見ないで下さい。
ある意味21禁。
痛いです。でもこの痛さが癖になったらどうしよう。

3

DVか、究極の兄弟愛か……いやいや、これって愛なのか?

電子書籍版を購入。
表題作の「青水無月」とその後(半年後?)を描いた「半夏生」が収録されています。
あとがき無し、挿し絵は有りです。

久しぶりに、ここまで突き抜けたものを読みました。
いやー、すごかった。

DVの渦中にいる人の心理ってこんな感じなのでしょうね。
違和感なく、まるで自分が体験するかのようにするすると入ってきます。
苦しい。

激しい執着と依存。
でも、これって愛なのかな……
うん、これも愛の1つではあるんでしょうね。

読む人を選ぶ作品です。
おそらく、読後しばらく放心します。
読むのに覚悟が必要かも。

3

まさに共依存

近親相姦に加えて共依存モノということで私の大好物でした。暴力的な表現などはありますが、私はこうゆうの以外と大丈夫でした。弟の友人に輪姦されてしまうシーンは少し気分が悪く主人公が不憫でならなかったのですが最後の最後で主人公が弟に捨てないでくれと言うシーンは、ああ主人公は弟の手の中に落ちてしまったなと感じました。
ハッピーエンドかどうか、は読む人の受け取り方によると思いますね。私はこれで良かったんじゃないかと思います。

2

ガチ兄弟

ものすごく イタイ作品。
親近相姦。
弟×兄。
レイプ・輪姦・DV・ち●こピアス
なんでもこーーーい!!なんでもこーーーい!!
読んでいて精神的に麻痺してきます。
オカシクナッテイルハズ。
多少イタイ場面があっても慣れていく自分が 一番怖いです。
心臓に毛が モジャモジャと生えている事だろう。
ブラコンの弟が兄を好きすぎて 違う世界にイッチャッテいる話。
かわいいお兄ちゃんはとばっちりですよ。
ホラー映画を一本観た感じ。




4

この壊れ方半端ない、容赦ない!

禁忌モノは異常な執着と依存によって成り立つのですが、変なところで”さすが、水原!”っていうくらいに尋常じゃありません。
多分、この兄弟に共感とか同情とか持てる人はあまりいないかと思います。
しかしながら、昼帯のドロドロ愛憎ドラマの如くの展開が、自分の嗜虐性を呼び起こしてしまったりもして、そんな萌えがあるのですよ。

両親の離婚によって無理矢理引き裂かれた兄弟が再会したとき、母に引き取られた兄は、弟への謝罪を感じており、弟は捨てられた憎しみを抱いていて・・・もうこれだけで、先の転落が目に見えているようですが・・・
いきなり兄を犯し暴力をふるう弟はただ憎しみの塊のようなのですが、日中は優しく謙虚な姿でいるから兄が余計に申し訳なく思ってしまうのですよ。
こうなったらDVはとどまることを知りません。
兄はDVを受けても仕方がない、捨てたんだからと罪の意識から受け入れていってしまうのですから。
弟は、母への憎しみも合わせて兄にぶつけているようです。
そしてそれはまた、もう捨てるな、オレを愛せ。といったメッセージになっているのです。
かといって、その表現がDVなのは、また捨てられることへの恐怖なのであり、この連鎖はメビウスの輪のように終わることがないのでしょう。

兄の親友なる人物が登場し、救いを差し伸べるのですが、もう刷り込み&依存が成立した兄には、弟の暴力的な姿さえ、愛しい・悲しい・愛を乞う姿に見えて、自分しかいないという結論に。
キレた弟に仲間を呼ばれて輪姦されて、はいつくばって服従を占めす兄の姿はもはや奴隷でした。
局部へのピアッシングは、かなり痛い場面ですが、いずれ幸せの愛の証になるのでしょう。

ここまでメタっクソに堕ちた兄弟、いっそすがすがしいものさえ感じるのでした。
稲荷屋さんお得意の「狂犬弟攻」がぴったりで絵師さんの選択もナイスな作品です。

6

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