電子版限定特典付き
単話「ゆきくん」が単行本化にあたり『推しと寝てしまったんだが?』のタイトルになって発刊されています。描き下ろし4Pありますが重複買いに注意です!
ブラック企業に勤めて苦しさのあまり自殺しようと思っていた燿(よう)ですが自殺にも失敗して打ちひしがれていた所に舞台俳優の「ゆきくん」と出会い彼の演技に魅力され、推しのために生きると誓います。そこからはゆきくんが自分にとっての全て、神様みたいな存在。性的な目でも大好き。開催されたバスツアーでゆきくんにお願いできる権利を得た燿は「ゆきくんのチ○ポの型を取らせて欲しい!」とお願いして!??
藤峰式先生らしさが至る所で炸裂していた作品で1話から「待て待て待て」とツッコミたくなる笑いを入れてきて面白かったです!
燿の健気な性格と自由奔放で自分の感情をあまり出さないゆきくんが見事にすれ違っていて、燿が不憫に見えて切なくなる場面もあり、感情が行ったり来たり。(えろもマシマシ♡♡)
ゆきくんが誰から見てもちゃんとクズなヒモなのにそんなの関係なく自分の元にいて欲しいと許せてしまう燿のヒモを飼う才能が最後花開きます笑笑
ゆきくんも燿もぶっ飛んでいて、どちらかと言うと周りのみんなが常識人達で「二人が幸せならいっか〜( ◜ω◝ )」と思えるラストでした!
燿くんはゆきくんを全力推し!
私は藤峰式先生方を全力推し!!
純真なまでに推しに一途過ぎてぶっ飛び思考の燿くんは笑えてかわいい
美人受けかと思ったらふわふわエロ攻めお兄さんだったゆきくん
普通だったら交わらないハズの2人が推しとファンだからこそ交わるという奇跡がおもしろい化学反応がおこしまくりです
会話の噛み合わなさや思考のズレ
笑える時も、それがすれ違いになってしまう時もあるけれどその展開がやっぱり面白くてページがどんどん進みます
しかも「ズレ」は2人だけに起こるのではなく当て馬?ポジションにも期せずして発生しちゃうので飽きさせないで絶妙なズレを終始楽しめちゃう
そして安定のエロの高品質クオリティは流石の一言!
性に貪欲なキャラはかわいいでしかない、正義((*♥д♥*))
LOVEも突然の都合の良い同棲スタートから勘違い&すれ違いなどBLあるある展開で進むっちゃ進むのですが、、、それだけで終わらないのが藤峰式先生方を推したくなるPOINTなんですよね~
ちょこっとだけぶっ飛んだオモエロLOVEが読みたい時にはとってもおススメ
今更レビューですが推しはいつでも推しておきたい!という事で♡
お話がコロコロと転がっていくおバカラブコメ。
藤峰式先生の作品はなんか変なんだけど
押し切る力強さがある。
仕事に疲れ果て自殺しようとしてた主人公耀くんが街で受け取った演劇チケット。観てから死んでもいいかなと軽い気持ちで観に行ったら運命の出会いをしてしまった。ゆきくんという推しと出会ってしまったのです!
それから推しのために生きる人生。ゆきくんに魅せられてしまって人生が一変。
まぁここまではいいでしょう。よかったねー、生きてるといいことあったねーと。
おかしいのはここからです。
ゆきくんと行く温泉バスツアーのファン企画に参加した耀くん。くじ引き企画で参加者の1人の願い事をゆきくんがなんでも叶えてくれるという企画で当たりを引いちゃうのです。
唯一の男性参加者と言うことで、安心だろうとスタッフ勢も油断してゆきくん1人で耀くんのお部屋に。
願い事を聞かれた耀くん。心の声と言うはずだった言葉が入れ違っちゃって、「ゆきくんのち◯ぽの型を取らせてくれませんか!」って言っちゃうんだよw
口に出そうと思ってた言葉は「これからも元気に過ごして1日でも長く舞台にたっていてください」
全然ちがーうw
でも、これで大きく動きだすのがラブコメならでは。本物じゃなくていいの?と推しに抱いてもらえる体験からの色々あっての同棲生活ですよ!
そこそんなすんなりいく〜?って思うけど、謎の説得力があるからいいんです。不思議だけど。
藤峰式先生の作品のキャラってどこかヘンテコだしええ?!って事になるけど、そこがおもろいんですよね。
推しとの生活に浮かれつつもゆきくんがヒモ化してるのではないかと不安になったり、ゆきくんも初めて執着心が湧いた耀くんに捨てられたくないと自立しようとしてみたりするものの、結局人って変わらないよねー。
自分たちがいいならいっか♡と何にも成長はせずで終わります。
でもまぁホンマそう。お互いが良いならそれでいいんよ。大笑いする系ではないけど、どこか変で面白いなーと読める作品です。
一瞬当て馬?!と出てきた耀くんの同僚の有近くんもヘンテコで面白かったです。
シーモアで購入。
白抜き修正。
作者買いです。
スカッと笑いたい時に読むBLと言えば藤峰式先生。
本作もまさにそんな作品でした。
初っ端からぶっ飛んだセリフで笑わされ、ゆきくんに出会ってからの耀の吹っ切れ具合にはこちらも元気になりました。
推しと寝てしまったどころか、オタクの夢"推しを養う"事を許されるのです…。
自分の稼いだお金が推しの身となり、骨となる。これ以上の喜びある???
いや無い、断じて。翌日死んでも文句ないほどの幸運だぞ。
だけどらしくなく、悩んだり迷ったりする耀。
幸せすぎる生活の中でふと我に返ったりすると現れるブラックホールみたいなものかもしれない、そんな暗雲も立ち込めたりしますが安定のハピエンなのでご安心を♡
ゆきくんて別に何も悪いことはしていないのに、ちゃんとしろって言われるのは解るという絶妙な人柄で、渡り歩くとかも別にゆきくんが意図して使い捨てにしてる訳でもなく相手がゆきくんを恋人の役割に押し込もうとして失敗して勝手に傷ついて去っていって(追い出されて)終わっていただけなのね
目上の人にため口みたいなとこのある甘えん坊だとは思うけど…生活費出そうと思いもしないとか本当甘えん坊だけど
耀くんはどうも搾取されてしまうタイプのようなので、推に貢いで報われるってのは搾り取られる前提で行くと最も幸せなところに落ち着いているのではないかと思う
ゆきくんは推されて推されて自信をもって輝けるだろうし耀くんは毎日お仕事が推し事になることで幸せに頑張れてる
割れ鍋に綴じ蓋が見つかることでこんなにハッピーになってしまう好きなタイプのお話だった
いわゆる救われる的な展開とちょっと違うから感動したりではないけれど、個性がちょっとはみ出しているような人達が出会いと組合せの妙で幸せになるお話大好き
タイトル、ゆきくんで良かったんじゃないかな
表紙見たらゆきくんて言いたくなるよ