君を私のものにしても構わないか?

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表題作狼王子とパン屋の花嫁

アレクセイ,24歳,ルサーク王国王太子・狼獣人の末裔
ミハル,20歳,旅の途中で助けられたパン職人

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

パン職人のミハルは父の遺言に従いルサーク王国まで旅してきた。
そんなミハルを助けてくれたのは狼耳も凛々しい王太子・アレクセイ。
王子はミハルを庇護し、パン屋を開けるよう力を貸してくれる。
ミハルが作るパンはとても美味しくすぐに町一番の人気に。
早く恩返しがしたいとさらに頑張るミハルだが強盗に襲われ、危ないところをまたアレクセイに助けられる。
優しくて勇敢な彼に強く惹かれていくミハル。
けれど王子と平民、身分違いなうえミハルには絶対に知られてはいけない秘密があり……。

作品情報

作品名
狼王子とパン屋の花嫁
著者
釘宮つかさ 
イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784773060553
3.9

(47)

(12)

萌々

(24)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
182
評価数
47
平均
3.9 / 5
神率
25.5%

レビュー投稿数10

溺愛攻めと健気受け

ルサーク王国の王太子アレクセイと、パン職人のミハル。
二人の出会いは悲しいものでしたが
その出来事がなかったらアレクセイと出会うことはなかったと思うと
読み終えた今少し複雑な気持ちです。

アレクセイはミハルを見つけた日から、ずっとずっと優しいんです。
こんなの好きになっちゃうよなぁと思いました。

お話の中に色々な伏線が散りばめられていますが
全部回収されていくので疑問が全て解決されます。
ちゃんといい方向に解決してほんとに良かった…!


すごく紳士な溺愛攻めで、とても素晴らしいお話だったので
これからも何回も読み返す作品になりそうです。
ミハルも純粋で健気で、アレクセイと出会えてほんとに良かったと思いました。
アレクセイもミハルがいなければ殺されてたと思うので
あの時ミハルを見つけてよかったです。

二人の子供とのお話も可愛くてきゅんきゅんしました。
幸せなお話を読めてよかったです(*´ω`*)

0

面白かった

獣人の王族が統治する国 ルサーク。
ルサークの王子、アレクセイが父王の代理で出かけた帰り道、荷馬車が森で止まっていた。
荷馬車の陰で美しい兄の亡骸を抱いて、美少女が泣いている。実は、それは美しい男子、ミハル。
兄のマリカを埋葬した後、ミハルはアレクセイの援助でルサーク国でパン屋を営む。

この後徐々に「実は・・」と、ミハルとアレクセイの秘密が明かされて行く。

ミハルの秘密について幾つもの伏線が仕込まれていて、
いいタイミングで謎解きが展開していき、最後に、アレクセイの秘密と合流。
とても読みやすい、面白いファンタジーでした。

イラストも素敵だった。 
Amazon unlimited で読んだけれど、読み返したいので紙版も買う予定。

2

これぞ釘宮先生

THE溺愛攻め。これぞ釘宮先生って感じの一冊。
攻め、受けともに秘密があり、それも読み進めていくうえでホロホロと紐解かれていくのが楽しい一冊。
BLとしても、ファンタジーとしても、小説としても読みごたえがある。
クライマックスもハピエンとわかっていても、手に汗握ります。

2

あんまりネタバレ見ないで読んでみたほうが良いかも

良かったです。
毎日顔を見ないと安心できない。いつも頭の中がその人のことでいっぱい。もっと会いたいそばにいたい。
恋ですね!

王太子アレクセイとパン職人ミハル。
ミハルが神の子か!ってくらい良い子で。
家族を亡くし誰にも言えない大きな秘密を抱えて、アレクセイに大切に大切にされて。

アレクセイと一緒にいるととても安心する、家族といるみたい…ってもしかしてそういう事だったのかな?

アレクセイが儀式に行く直前にとうとう!
それまで可愛いキスしかしてなかったのに!

アレクセイが儀式に行く前に周りの部下たちにきっちりミハルの事を頼んで、ミハルが困らないように整えていたことも胸を打ちました。

そしてアレクセイが籠もってる洞窟で土砂崩れがあり、王弟が一日で捜索を打ち切りアレクセイは亡くなったことにしてて。

ここでもミハルは頑張ります!最後までアレクセイの帰りを信じて、大切な体なのに秘密の出口を探しに毎日森に行って。

瀕死のアレクセイをやっと見つけ…。そのときミハルも!

良かったです。みんな無事で。
そして明らかになる二人の繋がりも。
もっと早くアレクセイに伝えても大丈夫だったね!

アレクセイがミハルを大事にするあまり、ギリギリまで我慢して抱くときはミハルが起きれないくらい抱き潰すのも、ミハルから誘って我慢しないでくださいってお願いするのも。

アレクセイがミハルに抱いてもいいだろうか?とか中に出してもいいか?とか律儀に聞くのがまたいい!

長い童話か神話を読んだ気分です。

2

因習には実は意味があることも多いけど

生まれながらの宿命をもった二人


最後の肉親を亡くし孤独になったパン職人のミハル(受け)は助けてくれた両親の故郷の王子・アレクセイ(攻め)に連れられて両親の故郷へと帰ってきます。
出会った時からアレクセイが何くれと世話を焼いてくれるおかげで、パン屋を開くことができ、周りの人達の助けもあって順調に町に馴染んでいきます。




二人ともとても芯が強い。どちらも人とは違う宿命を持ち、それを受け入れながらも強く前向きに生きようとしている姿が好感が持てます。
そして、周りの人達もいい人ばかりでとても住みやすい豊かな町です。
そんな、豊かな国にも愚かな因習があり、アレクセイはそのために危険な任務を負うことが決まっています。
ミハルそのことを知り心配します。
儀式を終えた時、再会を約束する二人。



アレクセイの部下は優秀でよい人ばかりだし、ミハルの周りの人達もいい人ばかりなのに、アレクセイの儀式が不穏で読んでいる間ずっとドキドキしました。
基本ミハル視点なのですが、要所要所でアレクセイ視点になり、話の作りがとてもうまくできていたと思います。

アレクセイのこと、ミハルの出自のことと謎や心配が続きましたが、最後は大団円と言ってよい形になって本当に良かったです。
ただ、せっかく見つかったミハルの仲間について、できればもう少し一族の人達との交流とかを読みたかったと思いました。


裏表紙と口絵が最大のネタバレになっていて、読む前から双子ができるのかーと思い、ずっとドキドキしながら読んでいながらも最後は絶対大丈夫と安心して読めました。

おとぎ話のようなお話でした。

2

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