電子限定おまけマンガ付
大人の男の恋ってこんな感じなのかしら?エリート同期同士のバチバチかと思いきや、その甘さ、その駆け引き、プライドと恋のゆらめき…はひ〜すごい!
お仕事blで難しそうって思ってたらうまい具合に裏切られてなんじゃこれ〜〜!ってなりました。モノローグでぐちゃぐちゃ書かない、絵で魅せる、絵が語る!
受けの神谷さんがかっこいい!揺れても自分の考えは変えない頑固さと相手を思う故のドライさ…かっこいい。美人。
攻めの梶さんもかっこいいんだが、この人は…情に厚くていい。でもケジメはケジメみたいなドライさもあり、でも割り切れない情があり…いい。
キスシーンとベッドシーンに関してもちょっとそこら辺のBL漫画とは一線を画す素晴らしさ。これがBLに求めている萌だ、って思います。
洗練されたセリフ…参りました。
上下巻まとめてのレビューです。
銀行に勤務する二人は同期で、一夜を共にしたことから関係が変わっていく。
梶(ストレート、バツイチ、無愛想)と神谷(ゲイ、隠れビッチ、クールビューティ)、ともに階級は次長で仕事ができる。
この二人のもだもだが、とってもとっても良かったです。
一夜を共に、といっても、梶が酔っ払って寝ているところを神谷が一方的に乗っかったのがきっかけであり、神谷としてはセフレ上等で真面目に付き合うことなど考えていない。むしろ、梶がストレートだと知っているからこそ、男の身体を見たら抱けないだろうくらいに思っている。
対する梶はもう少し踏み込んでいて、神谷に好きだと告白する。
このお互いの→がとても微妙で、この後どうなってしまうのかとページをめくってしまいます。
素直になれない、こじらせ気味の神谷の気持ちが特にです。前に出るかと思うと後ろにさがるのが、読んでいるこちら側がどきどきします。
このお話で良いと思うのは、二人の恋愛模様だけでなく、お仕事もしっかり描かれていることです。
二人はめっちゃ働いています。ワーカホリックと言われる梶など、働きながら筋トレもしています。
加えて、38歳という年齢柄、家族環境の変化や同期の退職や、そういうことも描かれます。
とても読み応えがありました。
「俺が好きなら跪け」シリーズが面白かったので、積読だったこの本を読みました。
とにかく梶さんがかっこいい。
ワーカホリックな所がダメなところだけど、部下や見知らぬ人にも優しくできる所。ぶっきらぼうな感じで押し付けがましくないところが、キュンとする。仕事ができる男って大好きなんです。
梶さんが神谷さんに惚れたのは、本当に身体と顔が気に入ったからなのかな?
えっちは単なるきっかけで、以前から気になってた2人、という設定だと良いなと思ってます。
神谷さんの手を冷やしてくれたり、元カレの電話に文句を言ってくれたり。優しさと独占欲を感じてまたもやキュンとします。
神谷さんも、もう梶さんに惚れてますよね。
最初に関係を持った時点で好みのタイプって事ですもんね。早く素直になって欲しい。
そして大人な2人のエッチを見てみたいです。
元カレさんはだんだんストーカーっぽくなってきたので、後半でも波乱を起こしそうですね。
松田と加藤も、もっと見たいです。下巻では2人の絡みも期待してます。
導入でぎゅんっ!と心掴まれました!ビジュアル好み!キャラの性格最高!組み合わせが神。メイン二人がどっちも萌えツボにハマりまくりで。ただ会話してるだけのシーンですら萌えて悶えて大変でした!
本当にどっちも素敵なんです。神谷は刹那的な眼鏡美人。一見線が細そうだけど、芯の強さってか太さがある感じ。演技で儚さを出すのが上手そうで、そういう自分を自覚してる、加えて内面までしっかり自分を分かってる冷静なとこが好き。
梶はめっちゃグイグイ行く…すごい…一歩踏み出したら一直線で、計算のない本能っぽさに惹かれます。傲慢さを感じない自信を持ってるとこもたまりません。お仕事描写でその自信の根拠も見えるので、説得力があります。
二人の問題は神谷の先を求めないとこでしょうか。下巻も楽しみすぎです!
淡々としたテンポでドライな駆け引きを描かれていて、大人な恋愛だなぁというのが第一印象。でも、神谷は心から割り切った関係を楽しんでいる人間ではなく、心の内の繊細さが時々覗きます。一方の梶は神谷のペースに引きずられず、常に自分の軸を持って行動するとことが男らしくていいなぁと。いそうであまりいない攻めのような気がします。序盤で致してしまって関係が拗れており、2人のこともまだ十分には理解できていないので萌評価に留めましたが、下巻で一気にハマれるといいなと思います。