風の神とびいどろの歌声

kazenokami to biidoro no utagoe

風の神とびいどろの歌声
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
17
評価数
5
平均
3.6 / 5
神率
20%
著者
安曇ひかる 

作家さんの新作発表
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イラスト
金ひかる 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
電子発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784344847507

あらすじ

孤児の小鈴(こすず)は村の僧侶に育てられたが、幼い頃の記憶がない。ある日、風の神の長・雅風(がふう)と出会い「お前は風子だ。今日から風の神に仕えるように」と言われ風の神の国に連れて行かれる。無愛想だが優しい雅風に、小鈴は次第に惹かれ楽しい日々が過ぎる。ある日、村が大嵐に襲われ心配して戻った小鈴は暴風の中で気を失ってしまう。そして失った記憶が蘇り……!?

表題作風の神とびいどろの歌声

雅風,22歳,風の神の長
小鈴(千田凛之介),16→17歳,風子

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

日本昔話

先生買い。なのですが、今作は今一つ萌えなかったです。攻め受けともビジュアル的にこれでもか!というぐらい美しい麗しいカッコいいと感じられず、盛り上がらなかった。そのため申し訳ないです、中立にしました。日本昔話みたいな舞台だったからかな?本編280Pほど+あとがき。

山間の小さな里村から一里ほど離れたところにあるお寺で、恵塊と暮らす孤児の小鈴。恵塊が眠っているうちにと、こっそり村へ行こうとしていたら、野盗のイタズラに出くわし大ピンチ!そこに突然現れた風の神の長、雅風に助けられ・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
恵塊(小鈴の養育者)、涼風(攻めの兄)、豆風(攻めの弟)、風漣(攻めの母)、受け父、悪党ぐらいかな。

++ 攻め受けについて

攻めは不器用言葉足らず、若かりし高倉健タイプなのかもしれません。
なんとなく好きなんだろうなとは分かるものの、はっきり分かるゲロ甘溺愛では全然ないと思うので、個人的好みからは少し外れちゃいました。
責任感強そうな、良い風の神の長と思うのですが、カッコよさがもっと前面に出てほしいなあ。

受けは健気ちゃんなんでしょうが、やや元気っ子な片鱗もあるように感じられて、個人的好み「気の強い/口悪い/頭いい 等の属性ある美人さん」という分類にはやっぱりならず、好みから外れちゃいました。

攻め受けが、どストライクではないし、お話も王道と感じて萌え上がりポイントも少なかったので、ちょっと残念でした。好みの問題なので、先生お許しくださいませ。

1

音が聞こえる様な

このお話では音にまつわることがとても印象に残りました。
びいどろ風鈴であったり、その音にたとえられる小鈴の歌声であったり、風の神たちが起こす様々な強さの風の音や、縁日の喧騒と花火の音などなど。
結構、耳元でリアルに鳴ります。これがとっても良い感じ。

お話そのものは民話調です。
山間の小さな村の廃寺で養われている小鈴はもうすぐ17歳。みなしごで8歳以前の記憶がありません。養い親の言いつけで里に酒を買いに行った帰り道、小鈴は野盗に襲われている娘を助けたために自分が殺されかけます。その時に助けてくれたのは風神の雅風。彼は小鈴のことを知っている風情で、風の神の長であること、小鈴は風の神に仕える『風子』であることを告げ、神の国へと連れて行きます。
最初は訳がわからなかった小鈴ですが、風の塔の上で促されると自然と口から歌が零れ出します。自分の歌が人間界の天候の安定に役立つことや、雅風の弟である豆風との交流、何よりも雅風のぶっきらぼうではありながら自分を深く気にかけてくれている様子などから幸せを感じるのですが、雅風の屋敷には何故なのかわからないけれど前を通るたびに苦しくなる部屋があって……

『失われた記憶の謎』の部分は、私にとってはかなり悲しいものでした。
その部分を読んだ時はまさしく「あ~~っ!」っていう感じで。
幸せな記憶を守ろうとしたために(良かれと思って)やったことが、思いもよらない方向にどんどん転んで行って、取り返しがつかない結果まで転がって行っちゃった、ってことなんですよ。
でも、これって誰でもやりそうなことなの。
かなりグサグサ来ました。
ここから立ち上がろうとする小鈴がいじらしくてねぇ……

良いお話だと思うのですがひとつだけ気になったことがありまして。
日本の民話調のお話でしたので「愛している」という科白が馴染まない様に思ったんですよ。その科白が出てくる度に、山百合とか野菊の中にいきなり深紅の薔薇が咲いちゃったみたいな違和感を感じてしまいました。
いや、こだわりすぎかもしれませんが……

2

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