イラスト付き
おれのためのオメガだ
ベータで自分は彼とは番ないから、と再会しても常に一歩引いている日和だけど章吾の想いが一途で強くて最高。強く強く求めているのがすごく伝わってくる。 ブレない男好きだわ…。ホワイトキングプロテアとセルリアのブーケとかカッコ良すぎるんだけど 作中、日和がお花屋さんで章吾が観葉植物が好きだということもあってグリーンを常に感じたのでアヒル森下先生のこの表紙がまた最高ーにフィットしてるんですよ!!!素晴らしい。ある香りも感じたけれど爽やかな柑橘系の香りどんなか気になるな…
少し前から夕映月子先生の作品にハマり、文字通り読み漁っているのですが。
今回は、ちょっと普通とは違う設定の入った、変化球オメガバース世界での、再会愛。
以下、かなりのネタバレありのレビューとなります。
一度、誤解ゆえに受けと別れることになった攻め、「Mr,α(完璧な結婚相手)」と評される章吾の執着愛がすごかった…!!
「すがりつく攻め」を見たい方、こちらの作品をぜひぜひぜひ!と強く言いたいです。受けに何度すげなくされても、諦めない攻め。
相手のバース性を変えてしまうほどの大きさの愛に、圧倒されます。
受けの日和がなんだか無自覚にえっちなのもすごく良かった。。攻め受けどちらもかなり好きでした◎
ただ、これは本当に自分の我儘であり好みの問題なのですが、個人的にはバース性の壁を超えて、α×βのままでの、生殖的な意味も持たないカップルでいて欲しかったなー…と。
そっちの方が”究極の愛”感が(あくまでも自分の中では)あったなー、なんて思ったり。。
とはいえ、なんだかんだ最後幸せな二人を見てこちらも幸せのお裾分けをいただいたので、満足ですし大変萌えました(*´艸`*)
受けの日和が生花店を営んでいるということで、植物の名前がかなり沢山出てきて、見えないのに緑に癒される気分になれるところも良かった!
あまりそっち方面には詳しくないため、いちいちネットで画像検索して調べちゃいました。濡れ髪にキングフロテアが似合う攻め、素敵だ〜✨
タイトルのとおり、オメガバースものです。
他と違うのは、バース変容が含まれているというものです。
高校生のときにつきあっていた一学年上の先輩(俳優でもある)と、自然消滅後に10年ぶりに再会するお話。
この先輩がとにかく主人公のことが大好きで、いっときも離れたくないくらいに愛しているということが、読み進めるだけで充分伝わってきます。
それはもう、いっそ気の毒なくらい。
反対に、主人公の気持ちが分かりにくかったです。
もともと自然消滅したというのも、本当はそうではなく、先輩の部屋からオメガ女性が出てくるのを偶然目にしたことが原因(そのことは再会後に話したので、先輩はそれが原因と思ってない)。
主人公は、自分がベータだからアルファの先輩には相応しくない。オメガだったら女性だったら、と再三述懐します。
このことがおそらく大きく作用して、終盤に訪れるバース変容に繋がるのだろうと思うのですが、10年ぶりの再会の割に、あっさり膝枕したり、突然ホテルに誘ったり、もうワンクッション欲しいぞ、と思うところが数カ所ありました。
キャラの性格かも知れないですが、かなり拘って悩んでいるのに、意外とあっけらかんとしているといいますか。
でもそれ以外は、キャラクターも可愛いし、楽しく読書できました。
イラストのアヒル森下さんの描く主人公が可愛いのもポイント高いです。
超人気俳優の章吾(α)と、元彼の日和(β)のお話です。
あらすじに惹かれてこちらを購入したのですが
すっっっっっごく面白くて一気に全部読んじゃいました。
なんで別れたのにこんなにより戻して欲しがるんだろう?と
章吾の気持ちがわからなくて???のまま読んでたのですが、
最後に別れの真相がわかって腑に落ちました。
だから今度は絶対日和を離したくなかったんだなぁと…。
最後の展開はあらすじを読んで、なんとなくそうなるだろうなぁと思ってたのですが、
何故そうなるのかまではわからなかったので、
そこはなるほどー!と思いました。
色々苦悩した章吾も日和もいいところに落ち着いてよかったです。
これからのお話が読みたいなぁと思ったのですが、
続きが出ることはないんだなと思うとすごく悲しくなりました。
まだまだ読んでいない作者様の作品があるので
そちらも読んでみようと思います。
素晴らしかった……。
ドタバタ誤解ストーリーみたいなのじゃなく、まじで大人の静かな恋愛、みたいな。
再会後の、清住の写真撮影終わったあとに、日和が誘惑したところ色っぽすぎて。
というか全体的に日和がえろい。
日和の入院先に清住が駆けつけたシーンめちゃくちゃ好きです。
ただ、子供が女なのが唯一の残念ポイントだったなー!