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鹿島先生作品を読むのは5作目です。
耽美で美麗な絵が華やかだわ〜とちょっと笑ってしまうのですが(特にまつ毛)、本作はその美しさとコメディ要素がハマっているところがおもしろかったです。
ラドゥの豪華絢爛な優雅さってボケになりますもんね。背景の盛り方も。
それに対して真っ当に生きたいというマモルがツッコミ役。
だけれどもコメディとしては一部で、しっかりBLでよかったです。純愛でしたし。
寿命の違いがラドゥにとって悲しいものでしたが、そうくるか〜というラストでした。
マモルのインキュパスの設定が最後でも活かされてなるほど!となりました。
ヴァンパイアハンター、ラドゥの兄もいい味出していました。
淫魔と人との間に生まれたマモルは真っ当に生きたいと精気を搾取する事を拒み、死にかけていたところをヴァンパイアのラドゥと出会い救われる。マモルに精気を得る方法を教え自分の使い魔になれと言うラドゥ。その魅力に抗えないマモルだけれど…。
実は漫画大好きでオタクなラドゥ!陽に当たれない自分に代わりマモルにコミケやサイン会に行って貰うところが最高〜。こたる先生は絵が本当に美しくて麗しい!永遠に生きるヴァンパイアと限りある命の淫魔なマモル。その別れを覚悟しての触れ合いがとても切なくて愛しくて。
まさかのラストにほっこり。
Goshhh, how can I not read this masterpiece sooner. If only I'd known that I'd been missing such a meticulously and beautifully crafted story. I cannot emphasize enough how angelic and outstandingly gorgeous the artstyle is and how moving and emotional the story is. Who could have thought that a love between a vampire and a half-incubus could be this touching? Oh to be in an eternal love!! I love Kashima Kotaru - sensei so much and really love all other works of sensei.
鹿島こたる先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
純粋 4
しんみり 3
血表現 2
エロ 2
な感じだと思います。
半淫魔のマモルくん×吸血鬼のラドゥさんのカプです。淫魔と人間の間に生まれた半淫魔のマモルくん。 淫魔である父のようにはなりたくないと、真っ当に生きようとするあまり、人間から精気を搾取しなかった為、体調不良に悩まされていた。そんな時に出会った、吸血鬼のラドゥさんが精気を得る方法を教えてくれた。しかしその見返りとして…。
純粋無垢でピュアなマモルくん。見た目が可愛らしいですが攻めです。でも初めは、ラドゥさんがマモルくんの上に乗っかるので、ラドゥさんの色気と性技にちょっと翻弄される感じです。でもラドゥさんからの指南を受けて、少しずつですが攻めっぽく動けるようにはなります。でも最後まで純粋なマモルくんでやっぱり可愛いです。
色気たっぷりで耽美なラドゥさん。でも実は漫画が大好きなオタクっぽい一面があって、楽しそうにはしゃいでる姿は可愛くも面白いです。
コ○ケに行きたいが、陽の下では生きられない。だからマモルくんにお遣いを頼む。なので物語り序盤ではちょっとコミカルな内容かなと思ったのですが、ラドゥさんがヴァンパイアハンターに狙われていたり、永遠の命の所為で、愛する者達と必ず別れてしまうというしんみり要素も描かれています。
人間と同じ寿命のマモルくんと永遠の命のラドゥさん。2人は結ばれるのか。どんな結末になるのか。最後のラドゥさんの葛藤には思わず共感してしまいました。ちょっと不思議で意外なハッピーエンド。必見なので、是非とも読んでほしいです。
ギャグだったのか!
まぁね…こんな超絶美麗絵柄で、ヴァンパイアこってこての耽美にしちゃうと嵌りすぎちゃう。
だからこの抜け感は逆にいいのかも。
主人公は人間と淫魔のハーフ・菱田マモル。
美しきヴァンパイアの家に連れ込まれ(?)、ヴァンパイアに乗っかられ、精気を与える(←つまりはHする)代わりに使い魔になりなさい、と言われて…
…と始まります。
さて、悠久の時を生きるヴァンパイア。今現在興味を持ったのが漫画。MANGA!
しかし日の光を浴びることはできない…つまりコミケに行けない…だから…
マモル行ってきて〜!という。
そんな感じで、美麗で耽美な絵柄のままちょいアホなストーリーが繰り広げられていくのですが。
それが次第に美しい純愛と、永遠の「時」には抗えない運命の話へと変化していく。
つまり…ヴァンパイアは死なず、マモルは老いていく、そして先に…
やっぱりヴァンパイアものにはこの切なさは必須だなぁ。
この命の長さの違いがなきゃヴァンパイアものにあらず!と言っても過言ではない。
しかし!
本作では救いがありますよ!涙で終わらなくて良かったです。
可愛らしい淫魔くんと美しすぎる美男公ラドゥの恋は、永遠になったのかな…
