一度その熱に触れたら、忘れることなんてできない――…

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表題作ライトオブマイライフ

秋丸修平
美容師
久瀬深凪
ホスト

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

秋丸の美容室に毎日訪れる常連客、久瀬深凪。
高校からの同級生である彼を、4年前に一度――手酷く抱いた。
頭脳明晰、眉目秀麗、将来は医学の道に進むことが約束された"天才"…だった深凪は秋丸の想いなど素知らぬ顔で医学の道を諦めると、あっさりとホストになってしまった。
一夜の過ちから微妙な距離感の二人だったが、ある日突然家に訪れた深凪に「居候させて欲しい」と言われ…?

作品情報

作品名
ライトオブマイライフ
著者
滝端 
原作
水壬楓子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758022255
4.1

(163)

(81)

萌々

(49)

(18)

中立

(9)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
17
得点
664
評価数
163
平均
4.1 / 5
神率
49.7%

レビュー投稿数17

罪悪感が邪魔をする

 高校の同級生同士。攻めはサッカーでプロに行けるくらいの実力があったけど、受けをかばって怪我をしたことで大学へのスポーツ推薦が取り消されて美容師となり、祖父の店を継いでいます。受けは地頭がよく医学部に行って医師免許も取りますが、学生時代からホストをしていて医者にはならずにそのままホストを続けています。受けが医者にならなかったのは、攻めの夢を奪ってしまった罪悪感もあったようです。

 受けがホストになるときに「童貞のホストとかありえないだろ」と攻めに言われて、「じゃあ、抱いてくれるか」という流れで一夜を共にしましたが、その後は四年間、友人付き合いが続いていて、攻めの祖父が亡くなってすぐに受けが攻めの家に居候させてもらうことになったことで、体の関係を持つようになります。

 受けが医者にならなかったのは自分への罪悪感からだと攻めが知り、家を出ていけと言ったことで仲がこじれますが、高校時代から二人と仲が良かった俳優の友人が攻めを受けの店に連れて行き、受けが自分の才能を生かして仕事をしていたことを知って、攻めは受けに「ずっと好きだった」と思いを告げます。受けも攻めのことが好きで、ホストになったのも、最初は攻めの店の客を増やすことが目的でした。
 最後は、受けもホストをやめて医療関係の仕事に戻ります。

 ビジュアルが好きで購入しましたが、お話も1巻で綺麗にまとまっていて、満足度が高かったです。思い合っているのに、互いに過去の事故を原因とした罪悪感があり、素直に気持ちを言葉にできないところに切なさやもどかしさを感じました。

0

10年越しの恋と贖罪。胸が締め付けられる

先日のJ庭で手に入れた滝端先生の同人誌、「幸福は六畳一間で。」がとても良くて、
未読の本編を読んでみたいと思い手に取りました。

はー…胸が締め付けられた…

高校時代の仲良し三人組の戯れ、無邪気で天然な深凪(受)のコミカルな描写から一転、
後半の深凪視点で描かれる深い後悔と償いの気持ちが痛くて、切なくて。。

5本入りのペンが100円で買えちゃった!すごい!なんて喜んで周囲を笑わせていた
深凪が、ある出来事の後から表情も変わっていく様子に胸が痛みました( ; ; )

責任とか償い、そういったものから始まった二人の関係だったかもしれないけれど、
それらを丸ごと抱えたまま、そばにいることを選んだー

それってもう、恋を超えて、愛だよなあ…と。一人しみじみしてしまいました。

水壬楓子先生原作とのことで、電子の方には先生書き下ろしのSSがついていて、
こちらもまた、最高に良かったです。
17Pも読める、アキ×深凪のイチャイチャとそれをニヤつきながら眺める笹良のお話。
一人だけ常識人のアキ、苦労するよね…とニヤニヤしながら読んじゃいました(。-∀-)

これから同人誌の方も再度読み返し、世界に浸りたい✨

1

純粋無垢な太陽のような受け

夢を語り合った高校時代の親友から夢を奪ってしまった…そんな罪悪感から医者になることをあきらめホストとして生活している深凪。そんな才能をもったいなく思い医者にならない深凪をもどかしく思いながら付き合いを続けているアキ。互いを想い行動しているのに言葉が足らずすれ違ってしまう両片想いBLです。

何よりも深凪の人柄に惹かれます。良くも悪くも天真爛漫で、間違いなく頭はいいけど驕ることもなく(高校生の時はちょっと擦れている感じもありましたが)自分がアキにできることをやろうともがく姿はいじらしさも感じられます。逆にアキへの罪悪感がずっと根底にあるから鈍感な人ではないはずなのにアキの想いに気づくことができず苦しそうにしているところはなんとも切ない…

深凪に比べ比較的冷静で言葉を尽くそうとするアキのおかげで無事ハッピーエンドを迎えた2人ですが、もっと続きを読んでみたいです。深凪が恋愛感情としてアキに対して必死になる姿とか見てみたいな~。

0

人生の光

タイトルが長いですが、人生の光、というところでしょうか。
ちょっと辛口の評価になってしまいました。何だ悪いというわけでもなく、自分にはちょっと会わなかったようです。ごめんない。

幼なじみ(高校の同級生)3人がメインで登場。メインカプは二人ですが、3人目の友人、笹良がうまくお話をまわします。
サッカーの夢を怪我で絶たれたアキ。今は美容師をしています。
一方の深凪は、裕福な家庭に生まれ、眉目秀麗、医学部を目指す秀才。しかし今は夢をあきらめてホストをしている。

何がダメかっていうと、自分のせいで大事なアキに怪我をさせてしまったことを気にして、医者という夢をあきらめたこと。
なんでそういう思考になるのかが分からなかった。。
むしろ医学の発展のために自分の人生をかけるとかならまだ分かる。
そこが自分には理解できなかった。

絵はきれいだし、二人の仲を進展させてくれる第三者の友人もよい。
ですが、世間知らずの変人設定である深凪が、うじうじしてみたり、乙女になってみたりとキャラが定まらず、なかなか感情移入が難しかったです。
アキは大柄、短髪黒髪でムッツリというキャラが立っていて、顔も渋くて大変好みだっただけにちょっと残念でした。。

0

映画を見てるみたい

作家さん買いです。
滝端先生の迫力ある画力が大好きです。
水壬楓子先生のお話は始めて読みましたがとても素敵なストーリーでした。

今回も、絵柄の観せ方が素晴らしい。
映画を観てるような、場面の変化。

まさに、10年愛でしたね。
お互いがお互いを思いながらの、すれ違いがなんと10年。
アキは硬派系攻めで魅力的だし、深凪は思考回路が凡人とは異なる天才肌のかわいい受け。
想いあった時間が長い分、その後の2人が充実している所まで読めたのが良かった。

続きが、あるなら〜もっと読みたいです。

0

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