電子限定おまけ付き
想像以上に面白かったです。
最初は、片思いだけど一緒に子育てしてるのね。
くらいに思ってたんですが、なかなか深い話だったなぁ。
竜が好きだと言えばハピエン、というような簡単な関係じゃなかった。
相手の好きの種類が一緒なのかわからないし、真子ちゃんの未来を考えたら、今の形を変えたくない気持ち。
希一が何でもないような顔をして、竜への気持ちを隠して、この関係を守り続けたのかと思うとグッときます。
真子ちゃんも良い子で可愛い。
そして、竜と希一がうまくいってないのは自分のせいだと思って、「消えてなくなりたい」と言ったシーン。子供になんて事言わせるの、この大人たちは!しっかりしなさいよ!と思いました。
この家族、大好きです。
ずっと仲良くしていて欲しい。
そして腐子供。真子ちゃん、素敵、友達になりたいです。
なんて素敵な家族。
みんなが笑顔・満ち足りた心・溢れる愛情。
最高ー!!
親友と子育て。だからなに?
育児放棄もせずちゃんと愛情かけて育ててるんだから文句あんのか。
ママがいないと変だと?
ママがいても変な家族もありますよ。
親友・竜への恋心を隠して、子育てに協力している希一。竜を好きな気持ちなだけじゃ、こんなに一生懸命子育てできません。真子ちゃんをすごく良い子に育てていて、スゴイなと感心しきりです。
色んなカタチの家族があって良いんです。
彼らは紛れもない家族。誰かなんと言おうと家族です。
竜との恋も実って、希一の恋愛はこれからがスタートです。今までもエロいことしてたけどさ(笑)2人の仲良しが真子ちゃんにも伝播するので、もっともっと仲良くして欲しい^ ^
複雑な事情を抱えて親友同士で子育てをすることになった竜之介と希一。
自分たちの本当の子供ではないけれど大きな愛を注いで育てるその様子はとても感動的でした。
小さな子供が出てくるお話にはイラッとしてしまうことがあるのだけど
真子がとにかく健気な良い子で、溺愛しているふたりの気持ちがよくわかりました。
自分の気持ちを絶対に伝えてはいけないと抑え込む希一の考えは、竜之介への想いと真子を守りたい気持ちからきていて
家族のカタチに拘るあまりにすれ違う様子は切なかったけれど
それを誰よりも早く察知した真子に感心しつつ、みんなが幸せだと思える結末になって本当に良かったなと思いました。
そして竜之介が古着屋の店長というだけあってどの場面でもすごくお洒落だったし
真子のお洋服も可愛くて、細かな部分までを楽しむことが出来る作品なのが素敵でした。
古着特有のニオイを真子に嫌がられてしまうのも微笑ましくて好きでした。
子連れBLと聞くと正直一瞬躊躇してしまうおばさん腐女子の私ですがこれは良い子連れBLでした
まず子供は攻めの竜之介の妹の娘です
育児放棄された真子を竜之介が引き取って育てることになったという子です
お世辞にも親の愛情に溢れた環境で育ったなどいえない竜之介は妹が捨てた娘を育てることにします
育てることになったけど子育ては戦争のようなもの
自営業(古着屋)をしながらの子育てに体を壊してしまいます
子供を育てるために店を閉めることも覚悟していく竜之介を見かねて
一緒に育てる
と声をかけたのは大学時代からの友人希一
彼はノンケな竜之介に想いを寄せるゲイだが恋心は伝えずにいた
そんな二人が子育てをしていくが男二人の子育てに周囲は奇異な視線で見ていて…
子育てBLが花盛りの昨今
正直物語に子供がいてもいなくてもいいんじゃないかとか
子供が無駄に良い子でこんな子が居るかよと鼻につく子育てものもありますが
この話は2人が結びつくためにはこの子が必要だったし
2人の関係の変わるきっかけにもこの子が必要だった
まだ5歳だけども自分を育てる1番身近な2人のことをよく見ていてどうにかしたいと子供ながらにも頑張っているその様子が可愛すぎずに(ここ重要)可愛いのが非常に高ポイントです
まさに子は鎹(カスガイ)
この子は二人の子だと思います
希一はゲイとして
竜之介は今まで抱いたことがなかった家族として
生まれた相手を思う気持ちが
子育てを通してかけがえのない愛に育っていいきます
紆余曲折の切ないある意味両片思いの末結ばれる2人がとてもよかったです
(インポネタは必要だったかなと思いますけど)
寝る前に気軽に読むもんじゃないなと思いました。
竜之介の姪、真子の泣き顔で号泣→眠れるはずがない、の夜でした。
健気な子どもが好きな方にはおススメです!
希一、親友の竜之介、その姪の真子と三人で暮らす毎日が、
「ママがいないなんて変!」
という男の子の指摘から、問題が表面化するという導入部はよく見る展開だったのですが、そこからが割と予想外でした。真子がすごく色々考えてるなと感心しましたし、希一に竜之介が惚れた理由にもしみじみとしてしまいました。
最後、家族1人ずつで3つあるところとか、素敵でした!読み応えありました。