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愛する騎士を失った将軍×美貌の青年に転生した騎士の、輪廻転生ラブ!
三ヶ月連続刊行の第2弾です。
で、今回、とうとうプロローグの二人にたどり着きましたよー!
えーと、主人公であるレオリーノの成長に、待ちに待ったあの秘密が明かされと、今回も盛り沢山の巻になるのです。
なるのですが、なにより、ラブ面での進捗が著しいのです!
この二人、ようやく、ようやくここまで来たか・・・!と。
感無量ですよ。
ところで、表紙イラストですが、三冊並べると物語になるそうです。
前回の互いの瞳を見つめあう二人に、今回のプロローグの二人。
これ、1巻は再び巡り会った二人で、2巻では気持ちが通じ合った彼等ですよね?
て事は、3巻は絶対アレが来るよ!
完全にネタバレだから言えないけども!!
それにしてもなぁ、そんな表紙を見たら、それだけで泣けてしまうわ。
ちなみに1巻のレオリーノの左手が透けてるのって、二人のスレ違いを表してるんじゃないかと思います。
愛しさと、背中を預かる事など出来ない今の自分と言う苦しさ。
そんなレオリーノの複雑な心情が透けた手に表れていて、だから二人は触れ合いながらも、実際には触れる事が叶わないのよ!
いや、全然違うかも知れんけど。
で、身をとして国を守った騎士・イオニアの記憶を持つレオリーノ。
彼がイオニアのかつての親友であり、その身分差から想いを封じ込めた相手・グラヴィスとの邂逅を果たしたのが前巻。
今回ですが、その将軍・グラヴィスから招聘された事により、自立を望むレオリーノが防衛宮で働きだすんですね。
更に、ツヴァイリンクで共に戦ったかつての部下・エッボと再会した事により、事態は大きく動き始めてー・・・って感じでしょうか。
今回、一番大きいのがレオリーノの変化だと思うんですけど。
このレオリーノの防衛宮での勤務ですが、裏で様々な思惑が絡んでいるんですよね。
彼の将来を案ずるブルングウルトの家族の思惑。
そして、自身の下で庇護しようとするグラヴィスの思惑。
そんな中、自立の一歩として防衛宮で働きだしたレオリーノ。
実は彼には、自身の一人立ちの他にも、ツヴァイリンクでの裏切りの真実を探ると言う目的があったー。
これまでのレオリーノですが、家族の元で風にも当てぬ扱い。
大切に保護されてたんですよ。
それが初めて外に出たことで、傷付き、自己嫌悪に陥り、自身の弱すぎる身体に改めてショックを受ける事となる。
この、彼の悩みや迷いがかなりしっかり書かれてて、読んでて辛いです。
手痛い失敗なんかも経験しますし。
グラヴィス、結構厳しいし。
いや、これな。
レオリーノですが、イオニアに対して強い拘りを持ってるんですよね。
イオニアのように、グラヴィスを守れるくらい強くありたい。
グラヴィスの庇護のもと安全に生きるのでは無く。
そう、イオニアと比べられる事を極端に恐れながら、実は誰より彼自身で比較しつづけてきたんだろうと。
そして失う絶望を知るグラヴィスは、二度と同じ轍を踏むまいと強く決意しているんですよね。
今度こそ、この手で守り抜くと。
皮肉な事に、守りたい存在に守られる悔しさを誰よりも知りながら。
このね、二人のズレがとても切なかったんですよ。
ここまでの。
このせいで、レオリーノは自身がイオニアの生まれ変わりだとは言えず、グラヴィスはその事を疑いつつも確認出来ずに来た。
そして読者は、てか私は「早く、早く、レオリーノがイオニアの生まれ変わりだとグラヴィスにバレて!」と身悶えていた。
ホントもう、いつになったらこの秘密がバレて二人の心が通じ合うのかと、マジで待ち焦がれすぎて死にそうでしたもん。
で、今回、とうとう、その待望のシーンが来るのです。
そして、それが素晴らしすぎて、ただただ胸がいっぱいなんですよ!
再び出逢えた事。
強く焦がれながら、それでもどうしても言えなかった理由。
そして、そんなレオリーノにグラヴィスが願う、とてもシンプルな望み。
どんな自分でも価値があって、自身を否定をしないで欲しい
そして、今の自分を受け入れて欲しい
そう、グラヴィスが、本当に望んでいた事。
それは、ただ彼が彼のままで、そばに居てくれるだけで良かった。
あああ、なんてなんて尊い・・・!
レオリーノとイオニアは別人で、グラヴィスはそのままのレオリーノを好きになったってところに胸が熱くなるんですよね。
でも同時にこれ、イオニアとグラヴィスのあの悲しい恋が昇華された瞬間でもあるんですよ!
18年もの歳月を経て、二人の想いはようやく叶ったんだと思うと、もう泣けちゃって泣けちゃって。
この瞬間に立ち合うために、切なさに身悶えしながら読み続けたよ!と。
う~ん。
実はweb版では無かったグラヴィスのセリフと言うのがありまして。
「生涯に一度でいい」から始まる彼が語る事に、なんか無性に泣けてきちゃうんですよね。
他にもセリフが変わってる所があって、何だろう。すごく彼に人間味を感じると言うか。
これを読めて、本当に良かったと思う。
あと一つ。
個人的にイオニア大好きですが、中でも彼とルーカスの関係性と言うのがめちゃくちゃツボでして。
で、1巻での話になりますが、高等学校を卒業してそれぞれの部隊に配属になったイオニアが、3年ぶりに恋人であるルーカスと会う。
イオニアはですね、慌ただしいルーカスとの邂逅の中で、彼が好きだと自然に思うんですよ。
恋心を捧げる事は出来なかったけど、それでも確かに自分の心の一部を彼に渡していたんだと。
そして、この気持ちを今度ゆっくり会える時に、伝えようと決めた。
結局、この後にツヴァイリンクの悲劇があり、イオニアは戦死して、その言葉は伝えられなかったんですよね。
このエピソード、悲しすぎてマジで胸がつぶれそうでしたよ。
で、今回、そのエピソードがルーカス視点で語られます。
マジでこれ、切なすぎる。
自分でも何故か分からないけど、この二人の物語に異様に惹きつけられるんですよ。
次巻でこっちの物語にも決着がつくので、ぜひ読んでいただきたいです。
「背中を預けるには」の2巻。
続きものなので前作未読だと理解できません。1巻を未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。
んー。
今巻も最高だった…。
異能の力を持つ騎士・イオニアの記憶を持つ辺境伯の末子レオリーノ。
イオニアとは異なり屈強な身体も、敵を倒し主を守る力を持たない美貌の少年・レオリーノだが、彼はイオニアの記憶をもとに愛するグラヴィスを守るための孤独な闘いを始めるが―。
イオニアを愛しつつ、レオリーノも深く愛するグラヴィス。
イオニアの面影を追い続けるルーカス。
イオニアの時と同じく、二人の男に愛されるレオリーノだけれど、ここに、ユリアンという男性が加わることでレオリーノを取り巻く愛憎が蠢いていきます。
なんて言うのかな。
三人とも、レオリーノを深く愛していることは間違いがなく。だからこそこの三人の男たちの想いに胸が揺さぶられます。打算とか、駆け引きとか、そういったものはなく、単純にレオリーノを求めているから。
そして、愛情だけではなく、彼らの立場が大きくかかわってくるのも素晴らしい。
愛しているとか、好きだとか、それだけで動くことができないというバックボーンが非常に効いていて彼らの関係がどうなっていくのか目が離せない。
そしてレオリーノも。
辺境伯の末子という(しかも父ちゃんであるアウグスト伯が有能すぎてこれも神)身分の高さとか、美しすぎるビジュアルとか、足が不自由とか、守られるべき存在であるのにもかかわらず彼の魂が高潔なのがまた素晴らしい。
登場人物たちが等しく魅力的であることに加えて、ストーリー展開が秀逸すぎる。
イオニアの時の記憶をもとに、隠れたラスボスを見つけ出そうとする。
もう、面白すぎてページを捲る手が止められないのですよ。めっちゃ分厚い作品なのですが、一度読み始めたら最後、読み終えるまで本が置けない。
レオリーノが今までひた隠しにしてきたイオニアの記憶。
今巻で、それが信頼のおける人たちに周知されることになりました。
もうさ、ハラハラするんですよ、これが。
信じてもらえるのか、そのことが明らかになることでレオリーノとの関係が変化してしまうのか。
けれど、今作品は、読んでいて安心感がある。
それはひとえにグラヴィスの圧倒的なスパダリ感ゆえ。
彼は国王の弟であり将軍という立場を持ってはいますが、そしてその立場ゆえに絶対的な権力を持っていますが、それだけに非ず。彼は、彼のすべてをもってレオリーノを守ろうとする深い愛情がある。レオリーノはその美貌故に時々ピンチにさらされますが、そのいずれもがグラヴィスによって救い出されていく。
スパダリ攻めさんがお好きな方なら悶絶必至な、ザ・スパダリ攻めな男性なのです。
そしてそのグラヴィスの愛情を信じたレオリーノは、自分の秘密を彼に差し出すけれど。
レオリーノはイオニアの時も、そして今も、グラヴィスを愛している。
そのことが、ルーカスを追い詰めていく。イオニアを忘れられないルーカスと、イオニアも、そしてレオリーノも、どちらも愛しているグラヴィスとの対比が上手に生きている感じ。
この複雑な人間関係が良い…。
めっちゃ良い…。
イオニアもルーカスを愛してたんですけれども、それに、ルーカスも、イオニアさえも気づいていなかった。そのことが今後どう作用していくのか気になります。
イオニアがめっちゃ良い人だったんですよね。
だから、今のレオリーノを信じ、守ってくれようとする人が増えていくのも良い。
基本的にドシリアスベースなストーリーではありますが、グラヴィス×レオリーノの濡れ場が可愛いの。箱入り息子のレオリーノが無意識にグラヴィスを煽ったり、意図せずに発する言葉や行動の端々にグラヴィスだけではなくって読者も悶絶。
でも、このまま、はい、幸せになりました。というお話ではなので、今後どうなっていくのか次巻が待ちきれない。
1巻が面白すぎるとどうしても続きの期待値が上がり気味になってしまいがちではあるのですが、今巻はその期待を裏切らない萌えと面白さが詰まった作品でした。
次巻も正座してお待ちしています。
やっと前世の秘密がばれた!
この瞬間をどれだけ待ち望んだことかーーーー!
いつばれるの?どんな形でばらすの??じれったい。でもそのじれったさがいい。1巻からここまで引っ張って、期待を裏切らないその場面。待ってました。
あーーもう大満足。
殿下のちょっと狂気すら感じるリアクション、震えるレオリーノ、最高オブ最高・・・!
そしてそのままレオリーノをかっさらい、閉じ込めてかーらーの、丁寧且つ長ーーいイチャイチャからの濡れ場!たまらん―――////
因みに物語前半の執拗なまでのキスシーンもすんごい良かった////
人物の深掘り感とか心情とか葛藤とか物語の作り込みとか展開とか、ここまで満足度高い瞬間が味わえるのは、1巻から引っ張ってきたその土台があってこそなんでしょうね。
3巻が楽しみだなー。
ムーンライトさんで先読んじゃってるけど、それでも楽しみです。
因みに挿絵やキャラ絵がちょっと増えてます。
うん…もうちょっと。もうちょっと下さい。
一巻を読み終わったのが3月23日だったので、ほぼひと月ぶりの2巻でした。
もっと早く読みたかったのですが、ボリュームがあるのと物語の世界観に浸りたかったので、届いた本の中で一番最後に読むと決めていました。
ひと月ぶりと間隔の短い続巻だったということもあり、読み始めて一気に世界観に引き込まれて、まるで一巻を昨日読んだごとく物語が繋がったのです。
こちらの作品の優れた所は各章毎に付けられた絶妙なタイトルにも有ると思います。
そのタイトルを見て次に来る展開を予想して、それを上回る面白さに夢中になって先へ先へと急いでしまうのです。
あれだけのページ数が少なくなって来ると、終わるのを拒否したくなりました。
今まではレオリーノが真実を話す勇気を持つ度に入る邪魔に焦ったく思って居ましたが、今作では漸く真実を告げることが出来て一気にお話が動き出しました。
ひとつひとつの膨大なやり取りが、全て無駄で無く繋がって行くのが小綱実波先生の凄い所だと思います。
私はグラヴィス推しなので漸くレオリーノを手に入れて、壊さないかと慎重に愛する姿に激萌しました。
イオニアの記憶は有るけれど、レオリーノとは別人格だという解釈も好みです。
18年前の真相を暴く為の全ての人物が、やっと集結したと思います。
もう少しで発売になる3巻で完結なのでとても楽しみなのですが、ずっと読んで居たい寂しさの方がとても強いです。
レオリーノの専任侍従のフンボルト目線の描写が一番面白くて、彼のレオリーノに対する忠義がとても素晴らしくてお気に入りのキャラです。
既に紙の辞書を使わなくなって久しいので、本の厚さと重さに手首が辛くなりながら読了しました。www
まとめて全巻買えたので、1巻を読んですぐ2巻へゴーできました。
ムーンライトノベルさんで既に何度か読んでいますけど、やっぱり紙で行きつ戻りつしながら読みたかった(*´∀`)♪
受け様の辺境伯四男超美形レオリーノと、攻め様の王弟グラヴィス。
グラヴィスに血と忠誠と心を捧げ、グラヴィスを守る騎士として生き、壮絶な最後を遂げたイオニア。
そんな前世の自分と、今の自分との乖離に苦しみ、守る力がない自分を肯定できないレオリーノ。
その気持ちが切々と綴られていて不憫で辛かった。
何度グラヴィスに怯えさせんなや!そんな風に言うなよ〜と思ったことか。
今までレオリーノが一人で抱えていた事を、やっとグラヴィスに言えることができてよかった( ´_ゝ`)
てか、虎視眈々と狙っていたグラヴィスの執着ぶりが怖いくらい(^_^;)
レオリーノがイオニアと同じ魂を持つけども、それでも別の人格である、と認めて、改めてレオリーノの愛を乞うグラヴィスはいい。
イオニアとの記憶も人生も否定しないでくれ、と誠実にレオリーノと向き合うグラヴィスの真摯さに胸きゅんです。
更に、イオニアに殉じるルーカスの愛と執着が、まさに咆哮になって熱く迸っているのが苦しくて萌えまくり。
一方で、レオリーノ専属従者のフンデルトがいいんですよ。
臥せっているレオリーノの元へ「フンデルトが参りましたよ」と登場するところとか、なんとも力が抜けて。
グラヴィスとの閨でを相談中、つい指でわっかを作るレオリーノの腕をさりげなく外す所作とか、さすがです(///∇///)
やっとここまで来ました。
これから黒幕の真実を暴く3巻へ、ですね。
イラストは同じく一夜人見先生。
挿し絵が増えてました!
人物紹介でも、1巻では横顔だったイオニアが正面斜めのお顔になっていて嬉しい(*´∀`)♪
フンデルトも載ってた〜(*^-^*)