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狡猾×純情ラブシッター

koukatsu x junjou love sitter

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表題作狡猾×純情ラブシッター

奥村渉
妹と暮らす大学3年生
小林瑞貴
姉の子供と暮らす大学3年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

ぼっち気質で恋愛経験ゼロの大学3年生・瑞貴は、甥っ子の親代わりになって2カ月の〈新米パパ〉。慣れない育児に四苦八苦する中、甥っ子の授業参観に行くと同級生の渉と遭遇する。
渉はゼミ内でも有名な“恋愛に本気にならない遊び人”…。チャラついた雰囲気で敬遠する存在だったが、渉も男手ひとつで幼い妹を育ててきた〈パパ〉だった!
家事育児バッチリで妹溺愛な渉に心をあずけていく瑞貴だったが、なぜか流されるままセフレ関係に!?
パリピな狡猾ワンコ攻×甘え下手な健気受【パパ友セフレ】から始まる擬似ファミリーラブ!

作品情報

作品名
狡猾×純情ラブシッター
著者
四隅 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
電子発売日
ISBN
9784801973145
3.1

(63)

(8)

萌々

(15)

(24)

中立

(12)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
14
得点
184
評価数
63
平均
3.1 / 5
神率
12.7%

レビュー投稿数14

パリピな狡猾ワンコ攻とあったので

「パリピな狡猾ワンコ攻」ってどーゆーことなんだ??あらすじからしてもワンコじゃないだろ??新しい世界が開けるのか?と思いながら読み始めましたが、ワンコ感は皆無。

それどころかモブ男との絡みや、元カノ(いい子ですが)まで登場するし、恋心をうっすら自覚してからもモブとのエッチを匂わせたり、女の子を惑わしたりしてるので、攻めのヤリチン力が半端ないことがわかります。

コミュ力高めで来るもの拒まず去るもの追わずな攻めが、純情な受けと出会ってペース狂わされて初めて恋を自覚するみたいなやつなんだけど、なんかイマイチ攻めが信用ならないというか……。

あらすじに「ワンコ」と書いたのは編集さんでしょうか?
わんこ攻めの本を少なくとも五千冊は履修してから出直してこいって感じです。


0

ほっこり温まる可愛い『家族』

とても温かくて幸せな『家族』で過ごしているようで良かったです♪
それぞれ家庭の事情で、大学生でありながら子育てをしている渉と瑞貴。
でも性格は正反対な2人がひょんな事から関わりを持つように!2人の出会いは衝撃的すぎて関わりたくないって思う瑞貴の気持ちには同感(笑)
それがまさかの小学校の授業参観で再会!でも会話して関わっていくうちに妹と思いの優しいお兄ちゃんで自分より子育てを上手にこなしている事に驚く瑞貴。甥っ子 郁也との関係はナメられているしご飯はコンビニ飯とは、私は渉より瑞貴の方に驚きました!笑
渉の夕飯をご馳走になり少し打ち解け合った2人だけども…渉との最初の出会いを話題にしたらまさかの触り合いっこ♡ 渉チャラい‼︎

そんなこんなで関わっていく2人、瑞貴の甥っ子 郁也と渉の妹 遥が物語を盛り上げてくれて、近所の世話焼きなおばちゃん達や4人での遊園地は賑やかで楽しそうで微笑ましかったです♪
渉と関わったことで、子育ての視野も広がり息抜きも少しできるようになって良かった!瑞貴になり頑張ってたけど心細かっただろうし。

そして渉と瑞貴の物語も徐々に変化‼︎渉のギャップに最初は驚いていたけど面倒見がよくて自分達のことも気にかけてくれる渉の優しさに惹かれていく瑞貴。渉も瑞貴が郁也を大切にしようと努力している姿、そしてえっちの時の表情に気になり出している模様。笑 深夜バイト姿の渉に素直にカッコいいって言う瑞貴。それにキュンとして感情が高まっている渉!でも自覚なし。
渉の帰宅を気にして待っていた瑞貴、そして分かってしまう渉が誰かと抱き合ったこと…このシーン切なかったなぁ(´つω・`)

渉の性事情で瑞貴の恋心も拗れて、渉を諦めようとしようとしたところで見つけられて…あまりにも切ないカタチでのえっち(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
瑞貴の告白にやっと自分の気持ちを自覚する渉!遅いよ〜‼︎

その後、2人の仲は微妙な感じに…そこで仲を取り持ったのが郁也と遥っていうのが良かったଘ(੭´ ꒫`)੭̸*
子供はしっかりと見ているからね。
なぜ渉が恋人を作らないのかが明かされ、でも瑞貴は違ったっていう告白!
瑞貴への愛が溢れていた(๑´∀`๑)
無事にハッピーエンド❤︎

5年後、幸せそうで和気藹々って感じで微笑ましかったです(*^◯^*)
瑞貴の子離れはまだ遠そう(笑)
渉の母親とも少し変化がありそうで向き合った渉は偉い!甘やかしてあげる瑞貴。これからも仲良く日々過ごしてほしいです♪

2

あんたたち本当にエライよ!!


攻めは幼い妹を、受けは姉の子をそれぞれが一人で育てる、大学生ダブル子持ち設定が新鮮でした。

いや~~それにしても学校へ通いながら子供を育てるって…偉い!
もう子育てに恋に大忙し。

出会いは悪い印象だった攻めも、家事をしてバイトして…と苦労していて、お互い似た環境で共に悩み、それでも育児に励み、支えてくれるのに惹かれないわけがないじゃない!

ただ、遊んでる攻めも初めての恋には臆病でヘタレ。
でもそこは初心な受けが倍、頑張ってました。

子供たち自身にも悩みがあったり、もちろん育てる側にも苦難がありますが、それでも幸せそうなシーンは胸が温かくなりました。

その後の生活が描かれているのもとても良かったです。

0

攻めくんは意外と真面目

試し読みで気になり購入しました。
冒頭で渉が、飲み屋の路地裏で同性相手にえっちをしていたので、どんなゲス男かと思いきや、妹想いのお兄ちゃんでしたね。それにしても、えっちを見られた時の渉の「ふ~ん」はどういう意味だったんでしょう。渉は以前から瑞貴を知っていたんでしょうか。
大学生なのに、小学生低学年を育てるって、大変ですよ。
渉はずっと妹の世話していたから、子育ては上手です。自分の過去と重なったのかな?瑞貴をほっとけなくて手を差し伸べてしまう。
今までは自分と妹が世界の中心だったけど、そこに瑞貴と郁也が家族の様になり、渉の世界には自分と妹と瑞貴と郁也が大切なものになったんですよね。
彼の内側に入れたことが、この恋の始まりであり、完成でもあったのかな。
渉の方が精神的に瑞貴に頼ってる感じがします。

ちびっこ二人は、恋人にならずに兄弟っぽい関係であり続けてほしいなあ。

1

子育て〜

大学生2人の子育てストーリー。

亡くなった姉の子を育てる瑞貴と、親が蒸発して残された妹と暮らしている渉。
境遇は似てるが、タイプが真逆なの2人。

渉がヤリチン設定だけど〜そうでもなかったな。もうちょっとエグい所が見たかった。
しかも、なかなか良い奴だし。
可愛いけど瑞貴のチョロさには笑った。

最後には、渉と瑞貴がハッピーエンドになって、サラッと終わるかと思ったけど。
子育ての大変さがちゃんと描かれていた。
近所のおばちゃん登場や、学生とバイトの両立、子供達の気持ちにも触れていて〜伝わったわ。

0

ワケあり子育てBL

甥っ子(姉の子)を引き取って育てる大学生の瑞貴。
親が蒸発して妹と2人暮らしの、同じく大学生の渉。
2人は同じ大学の同じゼミ。偶然にも子どもたちが同級生で同じクラスだったことから、急接近します。同じように子育てをする境遇から、交流が深まり、そしてお互いに意識し合っていくというストーリーになります。


瑞貴は普通の大学生であるのに対し、渉は陽キャのイケメン。バイセクシャルな渉との初めの出会いは、路上で♂とエッチなことをしているところを瑞貴が目撃したこと。特定の相手を作らずセフレ関係の相手しかいない渉を意識していく瑞貴は、モテ男の渉にモヤモヤでいっぱいです。

瑞貴→渉かと思いきや、実は渉の方も瑞貴のことを意識していくので、ほのかな両片想いの物語になっているんですよね〜(^ ^)
瑞貴を好きなくせに、瑞貴が渉に好きと言うと戸惑って。でも瑞貴に誠実になろうとセフレを全部切るのは潔くてGOODでした。

私としてはもっと渉にヤキモチ妬かせて欲しいなと思っていたので、ちょっと物足りなかったです。瑞貴の切ない想いに見合うためには、渉にも相応のモヤモヤを!…なんて思ってしまったので(笑)


最後は4人で仲良くひとつ屋根の下で暮らすというエンディング。もうすっかり家族です。血縁の家族を失った2家族だけど、血のつながりはなくても素敵な家族を手に入れたことは、この上ない幸せだったことでしょうね(^ ^)

多幸感に包まれた素敵なお話でした。おススメです♪

1

薄い

大学生をしながらまだ小さい甥や妹の親代わりをしている渉と瑞貴。似た境遇にあることでお互いに協力し合い、恋愛的に距離が近付いていくという展開でした。

ふたりともわりと重ためな家庭事情なのですが、なんとなくさらりとしているというか深刻さがないというか…特に瑞貴は郁也ともまだ打ち解けていない段階なのに、恋愛している場合なのかなと突っ込みたくなる部分も。

子どもたちは良い子だしみんな幸せな結末になるのだけど、薄っぺらさが最後まで拭えないのはなぜなんだろう…。
微笑ましいお話なのにモヤモヤする部分も多かったのはちょっと残念でした。

0

攻めがガチでチャラい

遊び人陽キャ攻め×ちょっぴり陰キャ受け
子供(実の子供ではない)や、女の子わりといっぱい出てきます。
攻めが結構遊び人なので、他の男とヤッてるシーンや女の子を誘うシーンなんかがちらほら。

受けを好きかもって自覚した後はそういうの一切なかったらもっとよかったかな?
過去色々あったのかもしれませんが、この人本当に一途に受けを好きでいてくれるのかな…っていう心配が勝りました。

絵が綺麗で女の子も子供も可愛くて、
目の保養なことは間違いなしです!

他の作品も読んでみましたが、かわいいからシリアスまで振り幅の大きな先生なので、
これからも応援したいです!

2

攻めのモブ絡みつらい。。

作画は良く、かっこいい攻めだったのですがモブとの絡み、匂わせ、元カノとの交流ともう受け以外の絡みが多すぎる。。ほどほどにしてほしかった。
なんか読んでてつらくなりました。
バイのモテ男とありましたのでその通りなんだけど、あまりに露骨すぎて途中からマジで攻めが大嫌いでした。

さらに受けに当て馬キャラがいるわけでもなく、うじうじ片思いしててこれがさらにツラみが増す!!
愛される受けが好きなので、多少追いかけまわしてほしかった。
子育てに照準をしぼるなら、受けも攻めもお互いもっと一生懸命に日々を過ごすとか、そんな生活していてくれていたら良かったのに、遊び人とぼけーっとしてるカップルの印象が強くてキャラに魅力が感じられませんでした。
最後の方で親が〜とかやってましたが、不信感が強くてのめりこめず。
絵は好みだったから、内容、キャラ設定が残念でした。

2

絵柄はとてもお上手です

初買いの作者様です。
1冊丸々表題作でした。
絵柄はとてもお上手で綺麗です。

すみませんストーリー重視派なので。
辛口です。

お話は設定が沢山盛り込まれている割にはどれもこれも薄口といった感じでした。
子育てほのぼのでも
擦れ違い拗れ愛でも
当て馬、登場のシリアス両片想いでも
ラブコメでもありますがそのどれの要素も極めて薄い。
設定を欲張りすぎた結果、二人の関係性や周りとのゴタゴタ全てが説明っぽくキャラの感情が希薄で読者的にも感情移入がしずらかったです。

キャラだけでみると陰キャ気味の受が陽キャの攻の情事現場を目撃してしまった挙げ句気付かれないように去ろうとしたら音を立ててしまい鉢合わせた事で知り合いという流れです。
帯で煽っているほど家族という所に重点をおいてるようには感じませんしパパ友と言えるほど子育てに関して二人が積極的に協力し合う描写は無いです。
しかも攻はヤ◎チンでセフレまたは来るもの拒まず去るもの追わずな付き合い方しかしないというタイプなのにどうして受けを好きになったのかのエピが薄っい…
こんなに設定を盛るのならどれか2つ程に絞って丁寧なお話を作って欲しかったです。

家族もの
子育てほのぼの
拗らせ愛
両片想いから擦れ違い
ハッピーらぶらぶラブコメ

上気を期待して購入されるとガッカリすると思います。
子育てBLのさわりを読んでみたいという人には良いかもしれません。

6

前作よりは良かった

丸々一冊表題作だったので今回はじっくり読めました。
だから前作の「好きと嫌いは紙一重」よりは良かったです。

でも絵は綺麗で設定は萌要素が豊富にありそうなのに、萌えが少ないんですよね。

例えば渉がセフレが沢山居ようとヤリチンであっても、見せ方が違えば切なくなって萌えたと思うんです。

瑞貴に惹かれ出して戸惑った時にセフレに逃げた時に、一気に冷めてしまったというか…。

飲み会で瑞貴の顔の良さに気付いて近付こうとした女子に、自分に目を逸らさせた渉の行動とかは良かったです。
そしてヤケになって酔った瑞貴が知らない男とホテルに行くのを止めて、初めて2人がセックスするシーンもここで瑞貴が告白して渉が自分の気持ちにやっと気が付くシーンなんですが、そこで場面転換なんですよね。

元々は電子配信だったのでしょうがないと思いますが、もっとこの後の2人のやり取りが読みたかったです。

元カノ沙織ちゃんは良いキャラでしたが彼女にページを割くなら、もっと渉の気持ちの変化をじっくり見たかったです。

描き下ろしでは家族の様に皆で暮らして微笑ましいと思いましたが、同級生の郁也と遙がこれから大変そうと現実的な事を考えてしまいました。

今度こそ次回作に沢山の萌を期待したいと思います。

5

正反対な2人の恋

今回はチャラ男な大学生とコミュ障な大学生のお話です。

ある事情で子育てする受様が攻様と恋仲になるまでと
本編の5年後を描いた続編短編を収録。

受様はコミュ障でぼっちな大学3年生です。

新ゼミの親睦会に出席したものの
幹事を始めパリピっぽい人が多くて
あまり馴染めそうも有りません。

しばし付き合ったものの
受様は姉の息子と2人暮らしで
飲み会も先抜けするのですが

店を出た時にあらぬ声が聞こえ
覗いてしまった路地で男2人がイタしている
現場を目撃してしまいます!!

しかも男に覆いかぶさっていたのは
飲み会の幹事をしていた攻様で
バッチリ目まで合ってしまうのですよ!!

受様の視線に気づいた2人はササッと離れ
攻様は爽やかに口止めして去っていきますが
受様は心臓はドキドキをとめられません。

そんな攻様と受様が次に顔を合わせたのは
甥の授業参観で向かった小学校の校門前!?

小学校前で勝手がわからず不審者もどきと
化していた受様に攻様から声を掛けてくれたのです。

攻様も保護者として授業参観で来ていた上に
甥と妹が同じクラスと判明すると
攻様から一緒に行こうと誘ってくれるのですよ♪

攻様が救世主に見える受様でしたが
学校からの帰り道では

兄妹揃って同じ学校で家も近所ってすごくね?
もしかして運命?

なんて言い出す攻様の軽すぎるノリには
正直ついていけません。

しかも先日の相手がセフレと知った受様は
攻様の恋愛感にびっくりしてしまうのですが
攻様は受様の初心すぎる反応に興味津々で
受様を押し倒してきて!?

WEB配信載作をまとめての書籍化で
バイで後くされの内恋愛を楽しむ攻様と
ぼっちで奥手な受様のラブコメディになります♪

先月、絵柄とあらすじに惹かれて買った
新人さんの商業2作目との事でGETした1冊です。

攻様に気持ちよくさせられてしまった受様は
攻様がなぜちょっかいを出してきたの事とか
自分が気持ち良くなってしまった事とか
モヤモヤ、モンモンですが

攻様には何ほどのモノでもないらしく
普通に接してきた事から
受様は甥っ子ともども攻様兄妹との
付き合いを深めていきます。

正反対な2人の恋の道筋は王道路線、
ちょっと現実的ではないところもありますが
子供達がいい感じに兄と叔父の後押ししていて
2人がくっつくまで楽しく読めました♪

描き下ろしの短編の5年後というちょい未来
変わらない2人と成長した子供達が
面白かったです (^-^)v

3

5年後も10年後も見守りたい♡

『好きと嫌いは紙一重』に続いて読んだ四隅先生の作品です。

大学3年生 奥村 渉と大学3年生 小林 瑞貴のお話。

両親はすでに他界、唯一の家族だったシングルマザーの姉も二ヵ月前に事故で失った瑞貴。
残された小学生の甥を引き取ることにしました。
ところが、瑞貴は甥の郁也に懐いてもらえず悪戦苦闘する毎日。
ある日、瑞貴が小学校の授業参観に行くと意外な人物に声を掛けられます。
瑞貴に声を掛けたのは、同じゼミのイケメン陽キャの渉でした。
同じゼミでも接点がなかった2人。
しかも、郁也が渉の妹 遥と同じクラスで家も近所だと知り、”パパ友”として仲良くなります。
子供達も含め4人で過ごすことが多くなった渉と瑞貴は、いつの間にかある感情が芽生え始め…。

真面目で優しい瑞貴は、自分もまだ学生の身分でしたが一人になってしまう郁也を引き取ります。
しかし、子供を育てるのは大変な上に、郁也は未だに懐いてくれません。
一方、家庭崩壊の末、離婚した母親に蒸発された渉と遥の兄妹。
見た目はチャラく特定の相手とは恋愛をしない渉ですが、昼間は大学に通い、夜はホストクラブでボーイのバイトをしながら遥を育てていました。

性格もタイプも異なる2人でしたが、親代わりに子供を育てている境遇から距離が縮まり、やがて恋愛感情を抱くようになります。
BLでは王道な設定やエピソードではありますが、全体のストーリー構成が上手にまとまっていて、完成度が高い作品だと感じました。
また、四隅先生の綺麗な絵柄はそのままに、前作よりもスキッリして読みやすくなっています。
攻めも受けも相変わらずイケメンなので、最後までドキドキしちゃいました(笑)
そして、素直で可愛い遥と本当は寂しいのに意地を張っている郁也にも癒されます。

…が、四隅先生があとがきで「現実に考えたら少し無理がある設定」と書かれているように、リアリティさを求めると多少の無理が生じていました。
どこまで“リアル”を求めるのかは読者によって違うのですが…個人的には、作品の世界に入り込んで読まれることをおすすめします。

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、大学の仲間、子供達を見守ってくれる近所のお母様達、渉と遥の母親が登場します。
とくに、渉と遥の母親はもちろん、父親も最低最悪なので、まとめて地獄に堕ちて欲しい‼

Hシーンは、エロさと可愛さのバランスが良かったです。
まだ自分の気持がわからない渉が知らない男性とホテルに入ろうとする瑞貴の手を取り、ホテルでセックスする場面は萌えました♡
渉を諦めたいのに渉じゃなきゃダメだと思い知る瑞貴と本気の恋愛をするつもりはないのに瑞貴だけは奪われたくないと感じる渉。
一つに繋がった渉の身体をギュッとしながら瑞貴は呟きます。
「渉…っ わたる 好き…」
…あと20Pぐらい2人を堪能したかった(笑)

描き下ろしは、本編の5年後のお話になっています。
商社の営業に就職した渉と医療事務で働く瑞貴、そして小学校6年生になった遥と郁也。

それぞれに背負う複雑な家庭環境もコミカルな要素と魅力的なキャラで暗い雰囲気にならず、明るく楽しく読めました。
描き下ろしでは、一緒に暮らしている4人が見られて嬉しかったです。
欲を言えば、空白の5年間と描き下ろしの5年後も見てみたい‼
いつまでも4人が幸せでいられますように♡

――楽しいことも悲しいことも分け合いながら家族としてゆっくりとカタチになっていく。
家族のカタチは一つじゃない。
本当に大切なのは、他人がどう見るかではなく、自分たちが幸せということ。

気になっている方はぜひご覧ください♡

4

その後が読みたくなる

チャラい攻めとちょろい受けプラス子供の物語の展開はだいたい想像がついて1話2話はサーっと読んでこの後面白くなるのかな?と思いながら読んでいましたが、3話の遊園地での郁也がやばかったです。個人的に3話以降から読み応えがあったなと思いました。それに、描き下ろしが約5年後の話で4人の関係性と性格のバランスがよくて、郁也と遥がどんな大人になるか気になったし渉と瑞貴のその後も読みたいなと思いました!

受けの瑞貴は、シングルマザーで事故死した姉の子供の郁也の親代わりをしていて、攻めの渉は、両親が蒸発して妹の遥と2人暮らしをしていて、郁也と遥が同級生でしかも同じクラスで授業参観に行った事をきっかけに仲良くなる。その前に、ゼミの飲み会の途中で抜けた瑞貴が路地裏で男とヤろうとしていた渉を目撃したことがあり、家でご飯をご馳走になり郁也と遥が寝た後、あの時のことを聞きヤる流れになるが郁也が起きて抜き合いで終わる。
その後も交友関係は続き、遊び人の渉を本気で好きになってはダメと気持ちを抑えながらいた瑞貴でしたが限界がきて酔った勢いで見知らぬ人とホテルに行こうとしていた所を渉に止められ、誰でもいいならと言う流れで最後までする。
気まずくなり距離を置くようになるけど郁也と遥のアドバイスもあり、無事恋人になれます。
そして、描き下ろしの約5年後の話で終わりです。

姿を消していた渉の母親との和解した様子もあり、細かいところまで描かれていてストーリーもよかったし終わり方がよくてほのぼのしました!!買ってよかったです。

3

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