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表題作聞こえない声

今井
野球部期待の星
引田
野球部後輩

その他の収録作品

  • 聞こえない声 第一話
  • 聞こえない声 第二話
  • 聞こえない声 第三話
  • 聞こえない声 第四話
  • 聞こえない声 第五話
  • 聞こえない声 第六話
  • あれから今井さんとはキスしたりちょっと体をさわったり

あらすじ

野球部に所属する今井は、一生懸命で不器用な後輩・引田が気になっていた。緊張すると人を睨みつけるような顔になる引田。そんな引田がかわいくてしょうがない。おまえはこんなに色っぽいのに、気づいたのは俺だけ―。面倒見のいい先輩として接しながらも心の中では引田の裸を触りたいと思っていて…!?(カバーより転記)

作品情報

作品名
聞こえない声
著者
京山あつき 
作画
京山あつき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
シリーズ
聞こえない声
発売日
ISBN
9784813050476
4

(102)

(49)

萌々

(20)

(26)

中立

(7)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
27
得点
410
評価数
102
平均
4 / 5
神率
48%

レビュー投稿数27

受けが美形じゃないからといって読まないのは損!

京山あつき先生は細い線であっさりした描き方をされるのに、とても色気がある作品を描かれますね。
少女漫画のような絵に慣れている方には、手にとってもらいにくいかもしれませんが、ぜひ皆さんに詠んでもらいたい。



一見不細工にも見える受けの引田くんの色気や魅力に、唯一気づいてベタぼれのイケメン先輩。

この引田くんの真面目で真摯な人柄が魅力的。小柄で野球の才能に恵まれていないけれど、先輩相手に練習量を増やしませんかと言える真面目さ。攻めの先輩以外は気づいていないけど、1人残ってボール磨きを毎日遅くまでしています。

引田くんの魅力が人柄だけでなく、華奢で色気があることに、気付き虜になっている先輩を通して読者も彼を愛でられる作品です。
先輩の視線や思考がエロい(笑)
高校生らしく、好きな人の裸を前にして衝動的に動いてしまう瞬間がとても色っぽくて素敵でした。

ストーリーも淡々と日常が進んでいきますが、しっとりとした感じで読み返したくなります。

1

3冊読んでの感想

今井(先輩·外野手4番)×引田(後輩·補欠)

今井の邪な直球に戸惑う引田がだんだんと可愛くてみえてくる!!

可愛く思われるのも嬉しいしカッコよくもありたい引田、野球てる時の刺すような真剣な目で愛されたいって…グッときます。
二人ともいじらしくて不器用で青春って素晴らしい!!じんわりとした読了感。

引田は補欠だけど、野球が好きな気持ちは強くて、強くなりたくて、「もっと練習しましょう」って今井さんなら分かってくれると信じて、でも駄目だった時は殴られる覚悟で提案したのも、要所要所の信頼と憧れの入り交じり具合、そこに付け入る今井さん…良い…

少し居残って隠れてするキス…言葉では伝えきれない分をキスで伝える、伝え返す!!たどたどしさと一生懸命なところとても良い…

夏大会中は練習で忙しくて2人で会えない、先輩は大学野球に進学して時間を合わせるのが大変になったり、その分のすれ違いを埋め合わせるのとか!!!あっさりとしてるようで濃密で引き込まれました。

野球ものとしても、試合の盛り上がりとか、部内での意識の格差とか、ファインプレーも普通のプレーも同じでどちらもできるように練習してるってとこも良かった。練習してなんぼ!!!熱中するものが同じ人同士の空気は健康に良い!!!!

1

狂犬

◾️今井×引田(高校野球部の先輩×後輩)
昔はこの作品の面白みがイマイチ分からなかったものです。今でこそエロなし/ありにさほどこだわりもなくなりましたが、もっと前…あんまり言いたくないワードですが"若い頃"は、エッチで濃ゆくて絵がキラキラした作品を読むのが楽しかった。この作品、濃ゆいは濃ゆいが。
今井はなんで引田が好きなんだろ?ってとこが全く腑に落ちてなかったんですね。今読むと、あぁ今井は引田が好きなんだなぁと妙に納得してしまう。人間は千差万別であると、かつての自分は知っているけど理解していなかった。

0

自分だけが知っている可愛さ

 京山先生のエロスを感じる着眼点、それを漫画でしっかり表現できる才能に改めて惚れました。野球部の部室。部活終わりで皆が出払った後の遅い時間の、2人だけの空間。2年の今井は、1年の引田の裸を触りたくって仕方ない。この導入だけで引き込まれてしまいました。引田自身も十分自覚しているのですが、彼は上背もなく野球の才能がずば抜けているわけでもなく、緊張すると睨むような表情になってしまうことがコンプレックスの、冴えない男子なんです。でも、練習には一生懸命で先輩についていくガッツがあり、その健気さが今井にはどうしようもなく可愛く見える。

 触りたい気持ちが高じて悪戯をしてしまった後、今井は引田から近づいてくるまで距離を置き続けたり、真摯に謝ったりはしないんですよね。引田を怖がらせないようには気を付けるけれど、彼を可愛く思っていること、触りたいと思っていることをありのまま伝え、前と変わらず彼の傍に居続ける。引田は当然戸惑ったりドキドキしたりするわけですが、今井は駆け引きが上手いというよりも、自分の感情に素直なだけの人間なんだと思います。それが、たまたま引田に対しては効果的だった。じわじわと自分の存在感を引田の心に残していく、そういう今井の飾らない姿が印象的でした。ここからどんな風に関係性を深めていくのか、楽しみです。

3

「野球部のユニフォームはエロス」まさに!!

「ヘブンリーホームシック」「スリーピングバグ」がよかったのでこちらを。
ずいぶん以前の作品なので、絵がラフですかね。木下け○子先生にタッチが似ているような。

引田に最初、魅力を感じなかったのですが、今井が引田をかわいいと思うたびに私もだんだんわかってきました。
でも今井が思うようななでまわしたいとか性的な意味ではなく私のは小動物的にかわいいなと。
でもあとがきによると「ぶさいくなんだけど何か色気のある子っていいなぁ」になるほどと思いました。それは感じた。

ちゅう、手を握る、抱き寄せる、シーンが雰囲気あってほどよくエロくてすごく好きです。
しかも好きな描き方のちゅうが多めだったのでそれもうれしい。

引田も今井を好きで、それを認めて今井に伝えるのが潔いなと。
で、今井と重さが違うというか、今井も引田のことをすごく好きなんだけど、簡単に手を出せなくなって困るのがおもしろかった。
結局、ちゅうや触りっこはしてるみたいだけど。

今井が何気にべらんめえ口調なのがツボw
引田にいろいろしたくてセクハラおやじみたいになるとこもw

あ、あとがきで「シーズンオフの野球部、夜の部室で静かにだまったままの空気」「やすらぎとキンチョー、そんなエロス」もとてもよくわかる。それを表現されるのがすごいし好きです。

大洋図書さんの紙本はやっぱり紙質いいですね。昔だからかと思ったら「囀る鳥は羽ばたかない7巻」もそうだったので、そこは変わらないんだなとうれしくなりました。

続編も楽しみに読みます〜。

1

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