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FFさんが東海林好みだと思うって言ってくれてたんですけど読んでみたらまさに……☺️この愛想がいいわけでもない男が甲斐甲斐しく二木の面倒見てるのがたまんない!二木が生活力なさすぎてほんとに心配になるわよね。
榎田先生の汚部屋描写が素晴らしすぎて私も( ᷄ᾥ ᷅ )←こんな顔して読んでたwお互いがお互いのために生まれてきたんじゃないんですかそれはもう最初から面白かった〜!茜さん好きだったなぁ。途中自立させるために突き放す描写切なかったが無事どっぷりふたりの世界で生きていく覚悟を決めてくれたのでよし!!
私の第一の感想も前に書かれていらっしゃる、
ぐひさんと同じ感じでした。
ルコ先生は然るべきところへ行けば、それなりの診断が下るだろうなと。
そして、榎田先生はそれを踏まえて書いていらっしゃるのだろうなと。
一つ間違えば、困っただけのキャラになりそうなルコ先生は
その純粋さで嫌味なく成り立ってる。
たぶん、ルコ先生が普通の人でこの性格だと、ダメだった。
それに比べれば、東海林のキャラクターは普通の人だったのに
なぜに?と本編では思っていたその謎が、
番外編ですんなりと腑に落ちるように解決されてる。
このキャラクターたちをこんな風にまとめられる榎田先生は、
とにかく凄いなと思いつつ読破。
評価は舌を巻くいきおいで「神」!
生活遂行能力が著しく低い漫画家の二木。
片付けるのもお風呂に入るのも面倒くさくて、ほぼ大半の時間を布団にくるまって蓑虫で過ごすというつわものです。
幼馴染の東海林がいないと部屋は大変なことに。
でも二木だから許せてしまうのは何故でしょう(笑)
そんな二木を自立させようと二木から離れた東海林ですが、二人とも依存しあって生きてきたから会いたくて苦しくてしかたありません。
マンションの下からペンを落としたと嘘の電話をかけた東海林と二木のやり取りに泣けました。
きみがいないと息もできないと、東海林を刺激する殺し文句をさらっといっちゃう二木が最高です。
二人が本来の居場所にちゃんと戻れて本当に良かった~。
東海林と二木だから許せてしまう素敵なお話しでした。
二木の片づけ出来ない、時間を守れない、単純な作業を覚えられない、忘れっぽい、情緒不安定というこれらの特徴、なんだかどこかで聞いたような感じがします。
それだけでなく一定の分野においてはもの凄い集中力を見せたり、独特の感性を持ち合わせていたりと、これは然るべき機関へ行けばそれなりの診断名をつけられてしまいそうだと思いました。本編に直接的な表現は無いですが、榎田先生はある程度そういった知識と見識を持った上で二木というキャラクターを生み出されたのだろうと推測します。二木は子どもの頃から他の多数の人間たちとはテンポが合わなかったという説明がありますし、おそらく先天的にちょっと変わった特性を持っているということだと思います。
作中で茜さんが二木の描く漫画を割れたビー玉のようと評しているのですが、きっと二木自身にもそのような魅力があるのだと思います。不完全で未発達、それでもキラキラと健やかに輝く生命そのものの美しさがあるのだと思います。そして、とても優しく清らかな心の持ち主である。漫画を描きながら亡くなってしまった鳩子に想いを馳せ、彼女の命を紡ぎ続ける姿に胸が締め付けられました。そんな子に甘えられて、東海林が好きになってしまう気持ちとてもよく分かる。中盤で死んでやるとゴネる二木を東海林が思い切り罵倒するシーンがありますが、それも真摯な愛情の裏返しのように思います。結構言いたい放題言ってますが。
東海林と二木との関係は共依存関係に近いと言えますし一般的な価値観で判断すればあまり良い状態ではない、不健全と評されてしまいそうなんですが、この二人に関しては必ずしも不健全とは言えないよなと思います。支配か服従という極端な関係になるのではなく、互いに何かを与え合うことが出来れば、共依存的な関係も一つの健全な愛の形として成立すると感じました。
コミカライズの方を読んでから読みました。
お話は二つ。「きみがいなけりゃ息もできない」と「きみがいたんじゃ転居できない」です。
息も~の方は、漫画とはちょっと違っていました。それぞれの心情がより詳しく書かれていたり、大筋は同じでもそこに至るまでのエピソードが違います。
なので、漫画ではとことん訳の分からない悪人だった鼎にも、少しだけ救いが見えました。そうだよね、やったことは最低だけれど、それまでの努力はきっと彼も漫画が好きだったからだろうし。漫画の方での消化不良が解消されました。
二木と東海林の気持ちも、こちらの方がより納得できたので、読んでみてよかったです。
転居~の方は、大学時代の再会からずるずる生活が始まるまでのお話。スケルトンがいい味出してました(笑)気持ちはわかるよ、スケルトンw
この頃から変わってない二人の関係がほほえましかったです。何があっても結局二人の間で完結しているというのに、ちゃんとそれを感覚的に理解して受け入れている二木と、理性が勝って受け入れられない東海林と、でも結局二人の間だけでもちゃもちゃやってる。その閉じた感じが、強い結びつきに思えてなんだかいいなぁとやっぱりほほえましかったです。