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嫌われのち溺愛! 神武官×召喚された神子
紹介文を読んで期待し、購入しましたが内容に深みが無く…。
他の方も書かれておりましたが投稿作なのですね。
異世界に飛ばされたその先のお話です。
勝手に召喚されて神子としての役割も伝えられず、王子には飽きられてみんなには嫌われてって…不憫というより黙ってないで言い返しなさいなという気持ちがモヤモヤ。
黙って受け入れて8年も1人で祈りを捧げる受け。
健気で片付けるにはかなり疑問。
善人すぎて少々しらけます。
テーマとしては面白いかなと思いましたが、登場人物誰も魅力的に思えなくて残念でした…。
作者様があとがきで書かれている通り、「シンデレラストーリー」のその先、のお話です。
まず、周りの人々に嫌われている受け、という設定が珍しいですよね。
受けの圭は高校生の時に異世界に召喚され、異世界で王子と相思相愛になります。
幸せな王宮暮らしをしていたのですが、なんとそこで「めでたしめでたし」とはならず、王子に捨てられてしまうんですね…。
打ちひしがれて王宮を出て、神殿仕えをするようになった圭ですが、今まで散々王宮で遊び暮らしていたのに、今更のこのこ神殿に来て神子としての役目を果たそうなんて遅いんだよ!と冷遇されてしまうのです。
圭が王子と愛し合っていた時に神殿に来ることがなかったのは、決して圭本人だけが悪いわけではなく、王宮の責任も大きいのですが…
嫌われていると自覚しながら、一生懸命神子としてのお務めを果たす健気な圭の姿に、どうか救われて…!と願わずにはいられませんでした。
初対面の圭に冷たい言葉をぶつけ、その後言葉を交わすこともなく冷たい態度で接してきた神武官のテス。
この二人、一体どんなふうに惹かれ合っていくの??と気になって気になって、読み進める手が止まりませんでした。
そして誤解が解け、心が通じ合った後のテスの甘〜い独占欲…むふ、堪らんです。
これこれ!どんなに辛いことがあったって、結ばれた後は溺愛が待っている。
BLの醍醐味を存分に味わえる作品です◎
シンデレラストーリーももちろん素敵だけど、恋愛って実はそんなにシンプルじゃないですもんね。
どちらかが心変わりしてしまうことだって、もちろんある。
恋に夢中になって、他のことをおそろかにしてしまうこともある。
そんな「負」の部分もしっかり認めつつ、それらを乗り越えた先にある幸せを示してくれている本作。
なんとなく元気が出なくて、明るさ100%のものは読めない。でも薄暗いものもちょっと…という時に引っ張り出してきて読みたくなる、そんな一作です。
電子書籍を購入。
レビューを読まずに、タイトルとあらすじ、評価の高さから面白そうだったので購入。
従って、Webの投稿作品の書籍化と知らずに購入。
投稿作の書籍化は買わないようにしています。
理由は、素人作品でお金を出して買うものでは無いから。
投稿作は、盛り上げるため、(ランキングを上位に保つために)無理やり見せ場を作っています。
唐突で前後の流れがブツ切りだったり、辻褄があってなかったり、後出しジャンケンになっていたり。
とにかく、Webでリアルタイムで読むには、ハラハラドキドキで楽しめるのでしょうが、1冊の書籍として通しで読むと不自然なところが多くなってしまいます。お金を出して書籍として買う程の価値はないと感じています。
で、今回、知らずに購入してしまい、読み進めるうちに、あれ?あれ?と思うところが多々あり、読むのがストレスになり途中で読むのをやめてしまいました。
ひょっとして、、、と皆様のレビューを読むと案の定、投稿作とのこと。
投稿作の書籍化は、きちんとあらすじのところで明記して欲しい。
タイトルからどんな嫌な子が愛されキャラに変わっていくのかな~と、
主人公の人間的成長を期待して読んだので、
かなり拍子抜けしてしまいました。
嫌われる理由が読み手にも嫌われるようなものじゃなかった…。
中身は普通に良い子でした。
でももう少し自分の頭でものを考えて欲しい…と言いたくなる子。
そしていつのまにかただの溺愛ものに…。
癒されるけれども展開が平坦!もう流され神子って感じ。
圭は最初から良い子だから変化が小さいんですよね。
むしろ変わったのは周りっていう中での心理描写は読みごたえがないです。
あまり小説読んだなって気になれませんでした。
嫌われからの愛されってどこかで見かけたので、最初「自分がお花畑で幼稚だったせいで王子に嫌われたけど更生・努力して『お前変わったな』と言ってもらって愛されるようになる」お話かなって思ったんですが、読んでたらあれっこれ違うなってなりまして、ちるちるの情報をチラッと見たら「攻めテス」って書いてあって「ああー!」ってなった私です。笑
別の方のレビューにもありますが、「神子の8年間」とあるので「8年間の更生・努力を経てみんなに『変わったね』と言ってもらって愛されるようになったよってカタルシスを楽しむ作品かな」と思ったのですが(そういう作品が多いので)、「更生・努力」の部分は「これまでこんな風でした」って説明で切り上げているのが新鮮です。
読者が「くぅー、苦しいっ、でもこの辛い時期があるから最後美味しくなるんだ~」って読む部分を「3秒で説明します、はい今まで苦しかったです頑張りました!さて美味しい部分どうぞ!」と、「一番おいしい、みんなが読みたい部分、「みんなに『変わったね』と言ってもらって愛されるようになったよ」の部分にぎゅっと焦点を絞ったんですね。
面白いなあ。作者さんはテクニシャンですね。
そして、ちょっとした台詞が深くて人間性の良さを感じるんですよね。
「神子異世界の人間で、珍しい。だが、ただそれだけだ」
「何かをするわけでもなく、ただ置かれた状況を受け入れるばかりであった」
「何もしないで愛が得られるなんて、傲慢」
こういう心情がきっちりあるから「今回の主人公ですが、過去やらかしました!でも反省して努力しました!努力してみんなに好かれるようになったところからスタートです!」されても「OK」って受け入れられるのかな、と思いましたね。