Renta!限定おまけ漫画付き
ヤンキーものということで、やはり戦闘の描写がある訳ですが、その描写がなんというか、「え、これ商業BLで合ってますか姉さん?」と謎に壁に話しかけてしまうくらいにすごかった。少年誌のヤンキー漫画の戦闘描写に、少女漫画的な綺麗さを少し加えたような感じ。それから、キャラの良さ。攻めのあの「クソガキだけど一途、ギャップもあるよ」みたいな性格は、少女漫画を見てきた女子たちには特に刺さる。受けも受けらしくなく、何なら受けのがフィジカル的に強いっていうのが私はめちゃくちゃ好きだった。友達たちも良いキャラしてて、私もそこに混ざりてぇなコノヤローってなった。萌重視の作品だったため、星は3つにさせていただきました!
2年生から3年生に進級する際、2年生の喧嘩トップが3年生のトップにタイマンを張る風習がある高校。
たいていは3年生がやられるのに、5年前の3年生トップだけは誰にも負けなかったという伝説がある。(5年なのに伝説かはさておき)
その5年前のトップが、古典教師としてこの学校に赴任してきた、という設定です。
主人公は2年トップの遙香で、誰と喧嘩してもすぐに勝ってしまうのでつまらないと思うくらい天才的に喧嘩が強く、それが周囲にけしかけられて伝説の5年前トップの古典教師に喧嘩を挑むハメに。
その後なんやかんやで先生のことが好きになるのですが、1話、2話、と話が進んでいくごとに、勢いがなくなっていくように感じました。
どうしてかなと思ったのですが、1話の勢いは周囲の子たちが作っていて、遙香も成美先生も二人ともローテンションが常なので、二人のシーンが多くなればなるほど大人しく見えたせいかもしれないです。
悪いことではないのです。周りに流されるだけだった遙香が色々考えるようになったり、成長も窺えます。
ただ、遙香が成美先生のことが気になって、そこから恋に発展するのは分かったのですが、成美先生側の気持ちの変化はあまり分からなくて、押されてその気になっただけ?とも取れるし、リスクが高いのは先生の方なので、それを乗り越えるほどの熱をあまり感じられなくて残念でした。
最後のお話も唐突に感じてしまいました。
高校生と先生のお話なので、背徳的な関係になるであろうことは覚悟で読み始めたけれど。
恋愛面でのソレを感じるよりも先に、生徒を殴っている場面で倫理観を疑うことになるとは思いませんでした。
成美から吹っかけたわけでもないし遥香の浅い考えが原因なので、不可抗力というか正当防衛?なのはわかりますが。
あの時点で手を出す選択をするのか…と、モヤってしまいました。
そこから恋が生まれるので無ければならないシーンだったのはわかるけれど…。
遥香のユルさや成美のキャラも嫌いではなかったけれど、でもピタッとハマる感じでもなくて。
心を動かされるところが無いままに読み終えてしまった印象でした。
設定が面白いなと思い購入してみましたが,
ストーリーは想像していたより物凄く穏やかでした笑
その設定ならもっと面白い展開になるんじゃないかと期待していたのもあり,結構残念でした。
そして展開ではなくストーリー重視で考えても,
面白くはなかったです。
永遠にモタモタしていた恋愛だったなーという印象でした。
仮に両片思い設定とかでなかなか結ばれず最後にやっと...というの話ならまだしもあの感じで長々はなあという感じでした。
と言いつつも,絵は物凄く気に入っています!