忠実な異人の助手×闇を恐れる年上技師

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表題作明治従属タングステン 上

エドワード,亮二の助手
佐伯亮二,電気技師

その他の収録作品

  • カバー下,おまけマンガ

あらすじ

明治末期。日露戦争後の電力需要の拡大を受け、欧州帰りの佐伯亮二は、
地方の水力発電所の計画技師として参画し、忙しい毎日を送っていた。
彼の傍らに居るのは、忠実な助手・エドワード。
2年前に、“言葉も話せぬ阿呆の男”として働いているのを見つけ、
世話してやったのが始まりだった。
二人の主従関係は、少しずつ変化を見せていて――…。

■収録内容
・「明治従属タングステン」第1話~第4話…COMICフルール掲載作を加筆修正
・本体表紙…描きおろしマンガ2P

作品情報

作品名
明治従属タングステン 上
著者
たつもとみお 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784046805928
4.1

(143)

(62)

萌々

(47)

(29)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
19
得点
589
評価数
143
平均
4.1 / 5
神率
43.4%

レビュー投稿数19

お仕事BL。美しさと闇を抱える二人。

たつもとみお先生の絵は攻めも受けもどちらも美しいんです!こちらの作品は特に明治時代ものという事で、三つ揃いの背広を昼間はキチンと着こなして、しかし夜は浴衣姿などが色っぽいです。
話は主従関係の二人が、発電所の建設に奔走するのですが、仕事の話もキチンとストーリーとして楽しめます。
発電所の技術者であるリョウジは暗闇が怖いという設定で、その従者であるエドは外国人らしいけど、記憶喪失で自分の出自が分からない。そして、かなり目が弱くメガネ無しでは、ぼんやりとしか見えていません。
リョウジが暗闇が怖いというのはある出来事がトラウマになっていて、、この時代もあるので仕方の無いことですが、かなり酷い仕打ちを受けていました。しかし、新月の夜、月の光が無い暗闇でそんな二人が抱き合うシーンは、お互いに心に抱いていた暗闇や、見えない事に対する恐怖心を手を取り合う事で克服しようとしているみたいで、二人の絆が深まるのを感じました。リョウジもエドもとにかくお顔が美しいです。
しかし、一巻のラストでは、まだリョウジの心は他の人に、、この二人の過去に何があったのか?知りたいし、仕事の行く末も気になりました。

0

切なさ漂う上巻

や、とっても好きな雰囲気の作品でした…!
明治末期の時代もの×主従関係。期待要素しかないやつ……どうして今まで読んでいなかったのか;

新刊が出たということでシリーズ買いしたこちらの作品。
下巻・新刊はまだ読んでいない時点での上巻のレビューです。

まず、たつもと先生の美麗絵が眩しい!・:*+.

そして寄る辺ない身を拾われ、仕事で尽くし一定の信頼もされ、体も繋げることができたのに心はまだ手に入れられていないという切なさ…

でもただ切ないだけではなく、いつか必ず主人の心を手に入れてみせる!とひっそりと心に誓うエドの精神的な強さが見え、心打たれました。頑張れ…!と応援したくなる攻め。

しがらみから逃れられていない様子の受け様・亮二の心を、どのようにして手に入れていくのか。下巻に期待です✨

0

思い出の作品

BL沼にハマる入り口になった作品です。

子供の頃に姉の影響で少年漫画のアンソロを読んだことがありましたが、それ以来えっちなBLには触れておらず、がっつり最中の描写もある「BL」というジャンルの漫画を読んだことがなく…恐る恐る入り口を開いたのを覚えています。

この作品は、たまたまおすすめに出てきて、「表紙がなんだかいいな」と、そんな小さな好奇心が読むきっかけになりました。

ストーリー性があって、行為に至る流れも自然で、今思えば、初心者だった私にとって優しく入りやすい作品だったなと思います。

男性同士のえっちな行為がどんなふうに行われるのか具体的なことをほとんど知らなかったので、心の中できゃーきゃーと悶えながら読み進めたのを今でも覚えています。
そんな初心な時期があったなと、なんだか懐かしく思います。笑

ふたりの関係性も素敵なので、初心者じゃない方にも是非読んでほしい作品です。

4月に新作が出るようなので、続編が楽しみです。

1

物足りない

時代もの・主従・年の差・お仕事もの…本来なら萌えも読み応えもたっぷりな要素盛り沢山なんですが、なんかあっさりしてて物足りなかった。
エドが亮二に惹かれるのはわかるけど、エチ展開への発展が唐突すぎて、もっと心情を丁寧に描いてほしかった。
絵が美しく、地方への電力普及というお仕事ものとしての面白さもそれなりにあるんですが、肝心のLOVEの心理描写が雑だなーと感じてしまいました。
それと終始エドの年齢設定が違和感というか…見た目も17、8歳には見えないし、物言いも大人びすぎていて。5歳くらいの年の差に留めておいた方が違和感なく読めたかな。
下巻で巻き返してくれることを期待したいです。

1

複雑に折り重なる この読み応えー!

過去編の連載が始まってますよね〜!
本編では断片的に語られていた過去の話をなんとなくで想像していたわけですが、その場で語られる話はそうなるしかなかったよね、と思うばかりでとても切ないです。

上下、過去編と通してのレビューになってしまうかもしれませんがお許しを…

みお先生の描く表情はほんと繊細で、特に今回のような時代ものでイメージする、どこか耐えて押し殺しながら生きている人物像にぴったりだなぁと終始、うっとりしながら読んでました。

亮二さんの過去、エドの過去、不運ともいえる過去を抱えて、でも強かに生きる2人。
エドの素性もこれから語られたりするんでしょうか、もぅそうなるとミステリーに人間ドラマに、ボリュームがすごいんですけど!
めちゃめちゃ期待しちゃいます!!

そして今回も読めば読むほど、キャラが好きになる感じで
ほんとみお先生の作品は堪らないです。

今回は、特にエドが…!年下ワンコ攻めにこんなにときめいたの初めてです❤︎
美しい顔立ちに逞しい身体と、賢く動ける行動力と冷めた頭脳の持ち主。一言でいうとスパダリなんだけど、どこか品があるのがまたグッときます!

亮二さんは…もしかしたら、置かれた環境から男性しかいけなくなったんですかね…正に薄幸美人なんだけど、日本の美男子を絵に描いたような佇まいと知性が魅力を増すというか…!
そして2人の間に垣間見える劣情!!

何層にもなっていて味わい深い、先生の時代BL。これからもめちゃめちゃ楽しみです!!

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