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表題作へたくそ王子と深海魚

日高恒生、大手航空会社のイケメンCA24
柚木野奏、出版社勤務のライター兼編集者28

その他の収録作品

  • 深海魚も恋に溺れる
  • あとがき

あらすじ

華やかな長身に、上品で清潔感のある横顔――癒しを求めて訪れたバーで、好みの年下イケメンと出会った、編集者の奏(そう)。価値観も話も合うし、この男となら最高の夜が過ごせると思ったのに…。アホみたいに腰振りやがって、このヘタクソ!! 二度目はないと心に誓った数日後――取材のため空港に赴いた奏は、密着する男性CAと対面し驚愕!! 極上の容姿に反してセックスが最悪なあの男・恒生(こうせい)で!?

作品情報

作品名
へたくそ王子と深海魚
著者
川琴ゆい華 
イラスト
緒花 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199010385
3.5

(76)

(27)

萌々

(18)

(12)

中立

(8)

趣味じゃない

(11)

レビュー数
21
得点
251
評価数
76
平均
3.5 / 5
神率
35.5%

レビュー投稿数21

最悪な相性から最良の相性に

川琴ゆい華先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
擦れ違い 4
甘さ 3
エロ 2
な感じだと思います。

キャビンアテンダントの恒生さん×編集者の奏さんのカプです。

癒しを求めて訪れたゲイバーで、好みのイケメン、恒生さんと出会った編集者の奏さん。最高の夜が訪れると思っていたが、ガンガンに腰を振るだけのヘタクソで、もう会うことはないだろうと思っていた。しかし、取材で密着するキャビンアテンダントが恒生さんだったことを知り…。

タイトルに王子とか深海魚とか書いていて、パッと見、人魚モチーフだったり外国物やファンタジー物と思うかもしれませんが、そうではなく、身体の相性は悪いが、人としての相性は良い日本人2人のお話です。因みにへたくそとは、絡みでのことです。

2人共、時間が変則的な仕事をしているので、擦れ違いが多いですね。他にも、恋人同士になってから、奏さんが恒生さんの為に色々と頑張るのだけど、それがことごとく恒生さんの不安を煽ってしまって…行動にも気持ちにも擦れ違いがあり、ちょっと焦ったさがあるかもしれません。

でも、奏さんの主義として身体の相性は重要だけど、それを曲げてでも恒生さんの人となりに徐々に惹かれていく心理描写が丁寧に書かれていたり、奏さんを気遣ったり、真摯な言動をする恒生さんの想いが甘くて、最初こそ最悪な夜だったが何だかんだラブラブになる2人の甘さを是非とも読んでほしいです。

0

題材は面白いのになぜ…

BLにおける攻めといえば、何がとは言いませんがちょっと立派なものをお持ちで、初回から受けを気持ち良くさせてしまう謎の能力を持っている…なんてイメージが強くないですか?
こちらの作品はそんな攻めあるある像に一石を投じる、ずばり「えっちが下手な攻め」が登場するんですよ。
顔良し性格良しの年下攻め。ただしセックスが下手。
自分本位に動いてしまって受けから本気で叱られてしまう、BL界にはあまりいなかったタイプです。
これはどんなお話になっていくんだ?と、掴みはすごく良かった。

川琴先生の書かれるお話は大好きなんです。
でも、ちょっと今回はあまり萌えられず、お仕事描写的にもいまいち盛り上がらないまま読み終え今に至ります。
「へたくそ」を期待して読んでしまったものですから、あっさりとへたくそっぷりがなくなり、もうちょっとへたくそなのも読みたかったなあと思っていると、気付けば恋愛面もサクッとくっついてしまう。

嫌な展開はないお話なんです。誤解をしたり、嫉妬をしてしまったりと焦ったい部分もある。
しかしながら、かと言ってすごく刺さったか?というと好みとは違ったかな。
受けが終始女性的なものの考え方の人だったことと、仕事第1な人には見えなかったのが残念。
1番残念だったのはやはり、合間合間でへたくそへたくそと繰り返すわりに、すぐに受けが痛がるほどの下手くそっぷりではなくなるのがすごく気になりました。もっと下手でも…良かったんだよ…
攻めの方が年下らしい可愛気があって好みだったかもしれません。
糖度は高くて良かったのですが。刺さらずでした。

0

へたくそ可愛い

出落ちがすごい!!
超絶モテそうなイメンなのにHが下手くそ!
期待MAXの出会いから最悪な一夜…
そこから人となり知って好きになり深め合う!
手取り足取りえちちを教えてあげるって最高ですね!!
これまた甘え上手な攻めでよちよちわしゃわしゃしたくなる可愛さ~~~

お互い恋愛下手すぎるから、頑張り合わないでいようってとこも、でも好きだから頑張っちゃうとこも、不安になっちゃうのも良い。必死なワンコの可愛さったらないですね!
へたくそを引きずりすぎなのは笑ってしまいます。
奮闘してはしょげて、しまいには鍛え上げられたインナーマッスルに陥落するのが可愛すぎてしんどい……

年上受けからの『おいで』威力も個人的に大好きな挿入部に指を添えるシーンもあり、さらにさらに、孔に触れて観察する大おまけ付。ニッチな性癖もりもりでした!!
愛されてる~~~って感じのえっちに満たされました!!!!

好きだから努力しようって頑張る姿も好感もてました!!!

1

ヘタレではなく下手

いやぁ、この着眼点、萌えました。
ただ突っ込んでガンガン攻めるへたくそな奴。

経験はあるけど、仕事が優先で恋愛は今ひとつなゲイの奏。
男性CAとして黒一点の職場で頑張る攻めの恒生。
お互いにいい感じでやっちゃったんだけど、なんと恒生はド下手くそ(笑)相手を無視したSEXに奏は恒生を置き去りにして立ち去る。

ところが、仕事で再開してしまい…そこから彼らの恋が始まります。
純粋な気持ちをちゃんと伝えながら進んでいく恋愛ストーリーは、読んでいてほっこりするお話でした。仕事から離れてだらけてゴロゴロしている姿を深海魚ってなぞらえるのは、すごいなって。私も休日は深海魚!(笑)

ちょっぴり恒生が嫉妬する所もありますが、そりゃあれだけ変化したら浮気を疑われるでしょう〜でもちゃんと話をしようとする奏ってえらい。そういうところはしっかりしているよね。お互いにすれ違いの生活だから、少しでも時間が共有できるように一緒に住もうっていうのもいいな。
恒生が、下手を脱出したのがどこか?がちょっとわかんなかったかな。
単純に、急ぎ過ぎてただけだったのか。そうだとしたら奏もあそこまで下手って言い切るのも可哀想だったかも。まぁ、恒生自身もゲイビで勉強したってことか。

ただ、これからもっと二人の仕事は大変になるだろうから、お互いに理解しあってバランスとりながらずっと仲良くやっていって欲しいなと思います♪

1

面白かった

ドヨーンと落ち込む作品の後に読んだコメディ。
面白かった、他にない組み合わせのBLだと思う。

日高恒生:
外観最高の美男、男性が希少な職場。アレが物凄く下手くそなノンケ。

柚木野奏:
年上、ゲイ、辛辣な言葉の会話、仕事優先の自分勝手、恋愛が長続きしない交際下手。
「深海で泥まみれのメンダコ」で、平素は衣服に頓着せず、深海魚のように潜んで他人に構われたくないマイウエイ。

前半は、恒生のヘタクソについて。
最悪な一晩の後、もう二度と会わないと思っていたのに、仕事で再会してしまった。
奏は、自分の恋愛下手を棚に上げて、攻めの技術的な欠点を挙げ攫う。
でも、攻は先天的に尽くしたいM気質、下手下手下手と刺されても、奏に逆に執着する。

後半は、奏のヘタクソについて。
なんだかんだと言っても、一途な恒生に奏は惹かれている。
大好きなのに、奏の言葉足らずで上手くいかないすれ違い。
年下彼氏に飽きられないよう、料理を勉強、ストレッチ、お肌やヘアのお手入れを始める。


破れ鍋に綴蓋のカップル
ハピエン。

0

セックス下手と恋愛下手

なにこれ、地獄のカップリングでは??と思ったんですけど、案外面白く読んでしまいました!

ゲイバーで出会っていきなりやっちゃうノンケCAの攻、しかもド下手ってww…と、もうここはラブコメと思ってスルーしました。最悪のワンナイの相手に仕事で再会してしまった受、いい印象はなかったけれど仕事ぶりを取材したり、南の島の開放的でゆるやかな空気にあてられて(と思った…)徐々にその人柄に惹かれていって…うん、やっぱこれ”顔がいいは正義”のセオリーに基づくラブストーリーですね!攻→受の気持ちは、ショック療法なのかしら。”こんなこと言われたのはじめて”的なところから、障害があるほうが(難しいほうが)燃える性質に着火したのが受なのかしらと解釈しました。

受はそもそもズボラでお仕事命な生活なので、オフはほぼゾンビ。深海にもぐって浮上しない”深海魚”と例えた元カレがナイスと思いましたw。とはいえ、人並みに恋もしたいと久々の年下彼氏に浮かれてアレコレ自己改造しようとするプロセスが女子っぽいと不評のようなのですが…、私はあんまり気にならなかったんですよね(むしろちょっと勉強になったw)。ヘタれ同士が捨てられないように必死なのに、お互い勘違いしてすれ違い、そして誤解が溶けてバカップル誕生!

あ、ちなみに最後まで攻はガン掘りする人のままですwが、テクニック以上に心の交接が大切なのですね(たぶん)!恋愛スイッチ入った受がノーテクの攻の存在だけでイケるようになったことが尊いですね。
つか、書き下ろしネタ、一人用ソファでスケベすることに執着する攻の思考がアホすぎてウケるんですけど!!!いやもう、見た目の完璧さと中身の不完全さのギャップがすごすぎる攻に笑っちゃいました。というわけで、ツッコミ入れながら楽しむラブコメです。

2

出会いは最悪でも……

攻めと受けの最初の出会いと展開はおもしろかったです。
ただその後の再開や交際に至るまでの展開はちょっと読み進めた段階で割と予想できてしまうというか……。
書き下ろしの後半部分も、付き合い始めてからのちょっとしたすれ違いを描いた王道展開でした。

逆に言えばそれだけ安心して読めるストーリーです。
大体攻めと受けはいちゃいちゃしていて、行為に至る場面も割と多めかな?と思います。
お互いに好き度高めなラブラブカップルを見たい方におすすめです。

0

甘々すぎてギュンッとくる

 男漁りとか、出会いを求める場で出会うシチュエーションが好きなので、序盤でもうきゅんとしました。
 手馴れたグイグイ系の誘惑受けが最高。あと、攻めが一途で良かったー! えっちが下手くそという特徴も新鮮で面白かった。
 余計なシーンが少なめで、脱線しないから集中して読める。
 恒星の「でもえっちがアホみたいに下手くそ」ってセリフ、自虐ネタ言いたくなるのはわかるけど、何回も言いすぎてめんどくせえwwってなった。
 前戯からえっちの仕方まで教えながらするのえちち……。

 わー甘々ハッピーエンドだったなーそろそろ終わりだろうな、って残りバー確認したらまだ45%くらいでびっくりした! ボリューミー。

 トレーニングをして鍛えた奏のバキュームアナルで恒星が秒でイったところ可愛かった。
 
 奏が、男のスタイリストに勧められた服を着たり、外波への仕事メッセを恒星に誤送信しちゃったり、インテリアや体のケアに気を遣い始めたりしたことで、恒星が「もしかして他にいい人がいるんじゃないか」って浮気を疑ってしまう。
 誤解をとくシーンが物凄く甘々です。

 あまあまラブラブイチャイチャが微笑ましい。

 「あばたも鼻くそも、えくぼって言いそう」ってセリフがあるんだけど初耳でググりました。

1

蝉の抜け殻 vs 深海魚



仕事をしていない時は「蝉の抜け殻」と評されるCAと「惰眠を貪る深海魚」と評される雑誌編集者のはじめての恋


雑誌編集者の奏(受け)は行きつけのゲイバーで、ゲイの友人に連れられてやって来たノンケの恒生(攻め)に出会う。
ヤバいくらいのイケメンなのに、今までの恋人と長続きしたことがないという。
恒生と離れがたく思った奏は早々に関係を持つのですが、これがとんでもなくSEXが下手な男でした。思わず「ヘタクソ」と叫んで逃げ帰ってしまいます。
その直後の取材相手がなんと恒生だったのです。
気まずい思いをしながらもお互い仕事と割り切って取材したのですが、話もあうし、仕事をしていない時はだらだらしているところとか似ているところが多いことに気づきます。
SEX以外は全部好みの男。
恋人になる条件に身体の相性が外せない奏は残念に思うのでした。


表題作にあるヘタクソというのはSEXがヘタクソという身も蓋もない話で、なかなかいない攻めでした。ヤバいくらいのイケメンなので奏にしてみたらびっくりでしょうね。
ガツガツと腰振るだけで相手を思いやらないSEXをする人だったので横暴な人かと思ったら、単に勉強不足なだけでちゃん教えたらできる人でした。

恒生からの告白に奏は頷きたいけど、相手はノンケだから勘違いかもしれないし、もし本気でも自分は今までいつも最後には呆れられて振られることが続いているしで中々頷けません。


最終的に、ドラマなんかで仕事ほっぽりだして恋人追いかける心理がわからないと言っていた恋愛音痴の奏が合コン会場に乗り込んで強奪するまでに成長して(してない)、本当に好きになったら変われるんですね。


後半はお互い好きすぎて空回りしてしまう2人の話。
付き合いだしてから、忙しすぎて、中々時間が合わない2人。
奏は恒生を逃したくないと今までの反省を生かして愛される男になるべく色々勉強し部屋の模様替えや服装、美容など変えていこうとするのですが、それを浮気と勘違いする恒生。
恒生はオフの時のダルダルの奏もひっくるめて好きなのに、このままではダメだと思ってしまう奏。恒生にために頑張ってるのに報われません。
最初にSEXが「ヘタクソ」だったことがここにきても恒生に自信をもたせません。
とにかくお互い忙しすぎて話をする時間がなくすれ違ってしまうのです。
どちらもとても忙しくて時間がない中なんとか会いたいと頑張るふたり。
「最愛の恋人に会うため懸命に水面を目指す深海魚」と自分を評する奏の姿が一生懸命泳ぐ深海魚の姿が思い浮かんでとても切ないやらかわいいやら。

お互いを思いやっていればきっと大丈夫。
2人で仲良くだらだらとオフの時間を過ごしてほしいです。


3

カップルの幸せがとても素敵な作品

タイトルだけ見て、どこかの国の王子様と人魚とかのファンタジーなお話かなぁ…とか思ってましたが、あらすじ読んで ん?ファンタジーじゃない⁉️ってなって、気になってましたがやっと拝読出来ました。
そして最初の話を読んで、なるほど深海魚ってそういう事か、ぷぷぷとなりました。

恒生(攻)と奏(受)が出会ってからへたくそなのが分かるまでの恒生の株がジェットコースターみたいに上がって下がってだったのが面白かったです。
外見が最高に好みなのに、エッチが…って中々のダメージだなぁ、二人とも。

最悪の別れ方をした後に再開してから、段々と距離が近づいていく過程も楽しかったです。
いやもう好きになってるやん、それ。って何回心の中で奏につっこんだか。

自分の恋愛観が変わる様な相手に巡り会えた2人はとても幸せで、付き合いだしてからの話はめちゃくちゃラブラブでした。
エッチもめっちゃラブラブだった

幸せが滲み出てる2人に、読んでるこっちも笑顔にさせられる。
そんな素敵な作品でした。
めっちゃよかった~
年下ワンコ攻め、サイコーです

0

後編で盛り下がっちゃったかなあ

作家買い。あらすじで攻めさんがえっちが下手けそって言うのに萌えて(笑)

中身としては2部構成。出会ってくっつくまでと、その後と。後編は書き下ろしとの事ですが、左上のタイトル部に、「後」ってぜーんぶについてたのは誤植かな…残念。

あらすじはキャラ設定は書かれている通り。受けさんの「深海魚」というのは、元カレに言われた事がきっかけ。仕事に全力投球して、休みの日は一人でだらだらしたい。結果恋人は蔑ろにしてしまうので、深海魚。こんな俺に合わせてくれ、俺が居るところに来てくれ、という意味もあっての深海魚だそうです。
それ解るー(笑)私自身も仕事や趣味が一番大事で、でもそんな私を大事にしてくれる人が欲しい。わがままなんですよね。受けの奏さんはそれなりに遊びなれているゲイで、でもそれなりに真剣に付き合える人を欲しいと思っている。自分の時間が空いてセックスしたい時にわざわざ都度相手探すのって面倒ですから。固定した相手がいるのが便利。でもその相手にずっと構ってられない。結果わがままな深海魚。解る…。自分の事を描かれているようだった…。
そんな中で出逢った攻めの恒生くん。出会ってすぐセックスしちゃって、でもそれがまたへたくそ!せっかくの超絶イケメンなのにもう会うことはないだろう…だったけど、仕事を介して再会し、そこから知り合っていくうちにーというお話。

んー、個人的に、雑誌掲載されたという前編だけでよかったかな…。
からだの相性ってやっぱ大事よ、と一度で別れたものの、仕事への取り組み方とか互いの素顔とか、セックスだけでは知り得ない事を知り合っていくうちに真剣に相手の事を好きになってく。そしたらセックスも変わる。相手がへたくそなら教えて、そして、愛し合ってるという気持ちの部分でもブーストかかって、より気持ちよくなる。まあ鉄板ではありますけど、好きになってく過程とか綺麗に描かれてて面白かったです。

で、後編はちょっと蛇足に感じちゃったかな…。
「自分が好きになった」恋人が出来たことで、相手に喜んでもらうために頑張る受けさん。自分が尊敬する人のライフスタイルを真似て部屋を快適にしたり、セックスで喜んでもらうためにからだづくりしたり。恋をしたことで深海魚だった自分が変わった、と自分は満足しているけど、攻めさんからしたら、他人の影響を受けている受けさんは浮気してるんじゃ?という疑惑をもって…と。
他の方も書かれているように、これ別にBLじゃなくてもいいというか…。いや、なんかまんまa●・a●の特集であるような感じというか(笑)ティーンズラブコミックとかで見たことある流れだぞ…。

うーん、ラブストーリーという部分では、BLもTLも同じだと思うので、愛を育む過程だとか、恋をして頑張る自分とかBLで描くのもいいと思うんですよ。ただ、これBLじゃなくてよくない?みたいなのになると、なーんか違うというか。BLだからこそ!というのを読みたいんですよ、BLを読む人間からすると。
ジェンダーレスな世界になってきて、男女の境目もなし、みたいになってきましたけど、でもBLの受けさんが、「生物学的に女」な生き物と同じような思考回路であるとは思えないんですよね。
何かこの受けの奏さん、後編では非常に(あえてこの表現を使いますが)「女性的」に描かれている気がして。BLを読んでる気分にはならなかったです。。

というか、攻めさんがあっという間にえっちが上手になったのがつまんなくてー(笑)心の繋がりを大事にした結果、えっちも気持ちよくなってーみたいな流れになってましたけど、どうせなら貫いて欲しかった。
なんだったら後編は、まだまだへたくそな攻めさんを調教していくとか、そんなのが読みたかったなあ。

1

恋愛より仕事脳??

電子書籍を購入。

タイトルやあらすじから、萌えを確信して手に取りましたが、萌えることができず、中立評価です。

キャラ設定と行動に違和感があると、どうも気になってしまって萌えられないのです。
ごめんなさい。

受けの奏は、仕事優先で休日はデートより寝て過ごしたい派。
そして、恋愛より仕事脳と自分を評しています。
でもね、全然読み取れない。
めちゃくちゃ仕事に私情をからめて公私混同だし、仕事中もLINEなんかしちゃって同僚に、はしゃいでるといわれるほどだし、仕事に集中せずにウジウジと攻めの事を考えてるし。
どう考えても恋愛脳。
漢って設定みたいだけど、めちゃくちゃ、オトメンです。

今回は今までの相手と違うって言いたいのかわかりませんが、最初っから受けの恋愛脳な所しか示されていないので、私には違和感しか残りませんでした。

作家買いしている作家様ですが、今回はちょっと私には萌えることが出来ませんでした。残念。

7

恋する気持ちに共感✧*。

タイトルが気になり購入。すごく面白かった!いいムードの出会いからの「へたくそ!」は笑いました。再会して互いの人柄を知り惹かれていく過程はリアルにキュンキュン♡共感する部分も多く、読んでて楽しかった。告白するシーンは最高。
お付き合いが始まり、ずっと好きでいてほしくて頑張る奏が可愛すぎた。対する恒生の不安も理解できるので、すれ違いは悲しかったな。言葉を尽くして想いを伝え合う2人は素敵でした。恋をする2人が可愛く甘く、幸せが溢れてた。臨場感溢れてて、一緒に恋してる気持ちになりました。オススメです✧*。

6

ニガテなタイプ

好きな作家様+緒花先生のイラストを拝みたくて予約購入しました。

大手航空会社でCAとして勤務するスーパーイケメンと、雑紙編集者をしているゲイのお話。今作は男女のラブストーリーとして読めてしまい、わたしにはちょっと合いませんでした。

主人公の受けは、理想的な男と出会ったのはいいがエッチがヘタなヤツとは付き合えない。しかも相手はノンケだし?とはいえ、性別にあまりこだわりがなさそうな攻めだったので、そこの葛藤は軽めにスルー。

合コンに行く行かないで揉めるとか、お洒落な洋風居酒屋で落ち合ったりとか、いい香りがする可愛らしいバスグッズのおみやげとか、女子目線のキュン要素が散りばめられていて、もう、途中から受けが女性にしか思えなくなってしまいました。

言ってしまえば、からだの相性に関する男女の生々しい本音をノンケ×ゲイ間に移し替えられただけでは?と意識し始めてから急速に萎えが…

攻めが女性の多い職場にいるマイノリティーとして描かれている意図もわかりやすく、逆差別としてのメッセージ性が含まれていると察してしまった途端、ガックリ。

ジェンダーやセクシュアリティ、セックスそのものを物語という形で大っぴらに表現できるのがBLの醍醐味だとは思うんです。性差に根差した社会通念に対する違和感とか、おしつけとか、~べき論からいったん離れて、純粋に萌えや性癖を刺激して楽しませてもらえるユートピアをBLに求めて読んでいる者としては、作中に作者の主張、あるいは「おんな」としての気配を感じてしまうと一気に目が覚めてしまいます。

伝わりにくいかもしれないけれど、なぜBLを読んでいるかというと、女性作家さんの中の男性性に萌えたいっていう欲望がありまして。作品に女性キャラが出てくるのは全く問題ないんですが、受けに女性的な要素がみられるとなんか違うってなってしまうんです。それ、女性の女性的な思考や振る舞いまんまじゃないかな?と。

本作の、年下くんをメロメロにする決してビッチではない受けの魅力や、二人のエッチの変化に見出す萌えがどんな嗜好の方に好まれるのか、わたし的には難易度が高くて正直おすすめ対象がわからず…。ですが、もし個人的に合わなかった理由がご参考になるのでしたら↑のとおりです。

キャラ文庫は筆致の安定した作家様が多く、読み応えのあるストーリーが楽しめるので必ずチェックしているレーベルです。当然、中には合わないものもあり、全部が全部一読者の好みにハマるわけではないので、今回の先生の作品はたまたまにすぎません。

ということで、これからも変わらず、作家様とキャラ文庫から刊行される新刊小説を楽しみにしています。

13

最悪が最愛になるまで

今回は大手航空会社のキャビンアテンダントと
出版社のライター兼編集者のお話です。 

受様が一夜の相手だった攻様と仕事で再会し恋仲になるまでと
恋人になってからのすれ違いを描いた続編を収録。

受様は出版社勤務のライター兼編集者ですが
仕事優先の日々で休日は寝て過ごしたい思ってしまい
恋人ができても長くは続かず、結果的にスパンが早くて
遊び人と誤解されてもいます。

今日の受様は蓄積した憂さを払いに
馴染みのゲイバーに足を運んでいました。

このバーはゲイ以外はお断りではありませんが
デープな界隈に有って同類が出会いを求めてはいるので
フィーリングが合えばその先の展開も有りな場所です。

受様はカウンター席で飲んでいましたが
入ってきた2人組の男性客の片方が華やかなイケメンで
思わず目を引かれてしまいます。
このイケメンこそが今回の攻様ですね♪

攻様はゲイの友人にお試しで連れてこられたようで
彼らは受様の隣のカウンターに通された上に
攻様達の話をきいたバーテンダーが
「受様と同じですね」と受様に話を振り
攻様と話が盛り上がることになります。

そしてその流れのまま
受様は攻様とのワンナイトを楽しむ事にしますが
残念なことに受様が盛り上がれたのは
攻様に押し倒されるまでだったのです Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

攻様は思い込みなのか、雑なのか
乱暴なくらいにガンガン突き上げられた受様は
攻様が極めた時にはやっと終割ったと
ホッとしてしまったほどでした。

受様は攻様のヘタクソぶりを罵り、
「ケツをガン掘りするとかマジでナイわ」と言われて
ようやく受様の言い分を理解した攻様が謝ってきて
言い過ぎたと思いながらも憤り過ぎていて
振り返らずに部屋を後にしてしまいます。

しかし、その翌週、
新しいテーマの取材対象者に会うために
向かった大手航空会社で引き合わされたのは
攻様その人だったのです!!

暴言を吐いた受様はかなり気まずいですが
ヘタクソと言われた攻様はそれ以上かと思われます。

果たして受様の取材は上手くいくのでしょうか!?

雑誌掲載作のタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で
受様が一夜の関係だったはずの攻様と
仕事で再会してしまう事で始まる恋物語になります。

仕事が多忙すぎて恋が長続きしない受様ですが
ヤリモクの誘いには乗らないし、いいなと思ったら誘うし、
やってみて合わなかったらワンナイトで終わりですが
イイ人とちゃんとお付き合いしたいとは思っているのです。

最悪な出会いの攻様と受様でしたが
攻様は編集部が取材対象としただけあって
仕事ぶりは真摯で受様が学ぶ面も多く、
仕事で会い続ける中で攻様に好意を示され、

受様もエッチ以外は理想的な王子さまに
ほだされると言うか、惹かれていくのですが
最悪だったエッチをどうやって乗り越えていくのか
ワクワク&ドキドキで楽しく読ませて頂きました♪

イケメン王子=エッチも上手い(だろう)的な
BLの定番イメージを覆す初期設定が面白く、
どう挽回してラブラブになるの!? と思いましたが

過去の恋では仕事を選択してきた2人が
互いにこの人との恋を手放したくないと
自分を変えて頑張るところが良かったです。

続編では今までの恋を振り返って
攻様を離れさせないためにがんばる受様の行為が
攻様の不安を煽っていく展開が面白かったです。

5

へたくそ返上!?( ☆∀☆)

攻め様たるもの、えっちは上手なもの、という意識があったので、へたくそなのか!へぇ〜〜なのでした。


受け様は、雑誌編集者の奏。
バーでエグいくらいのイケメンと出会い、いい雰囲気となり、そのままえっちと相成るも、こちらの状況を慮ってくれない独りよがりな行為は苦痛でしかなく。
「アホみたいにへたくそ」と言い放ってそそくさとその場を後にする。
もう会うことはないと思っていた、数日後。
取材相手の男性CAとして再会する。
このへたくそなCAが攻め様である恒星。

最悪な出会いだったけれど、仕事を通じて知った恒星の姿は好感の持てるもので。


お互いに仕事で神経も体力も使い果たし、プライベートでは脱力な2人。
恒星はセミの脱け殻、奏は深海魚、なんて歴代の付き合った相手に言われた似た者同士。

そんな2人が、この恋は諦めたくない、と自分から動く、頑張っちゃう。
にまにまと見守らせてもらいました。

恋人になってからのえっち。
初めてであんなこと言われた恒星はおっかなびっくり。
まぁ、そりゃそうだろうよね(^_^;)
奏からのレクチャーを受けながら慎重に事を進める恒星、かわいいなぁ。


恋人になるまでが雑誌掲載分で、その後の2人の書き下ろし。

書き下ろしでは、恒星にいつまでも好かれ続けるため、柄にもなく頑張る奏。
今まではありのままの自分に寄せてきて欲しいと思っていたのに、変われば変わるんだね。
これぞ恋だよなぁ(⌒‐⌒)

でも、会えない間にどんどんキレイになっていく奏の部屋と奏自身に、不安になってしまう恒星。

犬も喰わないようなすれ違いをかましてました┐(´~`;)┌


恋人になってからのえっちの時の奏が、なんだかとても気持ちよさげで、ドキドキしちゃいました。
そしてまた、恒星の攻め喘ぎが、余裕のなさが、慣れてない年下攻め様感を出してていい(///∇///)
へたくそを返上した訳ではなさそうだけど、有り余る愛で補ってるようです。


イラストは緒花先生。
表紙と口絵と、海と光の反射がとてもキレイだなぁ(*^^*)

7

どちらもヘタクソ王子だった

雑誌掲載分の男性CAである恒生と編集者の奏がくっ付くまでの「深海魚も恋をする」と、書き下ろしの恋人になってからのお互いの不安やすれ違いを書いた「深海魚も恋に溺れる」の二本立てになってました。

タイトルの「へたくそ王子と深海魚」なんですけど、これって深海魚にかけられた呪いの言葉に思えました。確かに出会いのセックスは恒生が独りよがりなんですよ。でも奏だって大概酷いんです。
あんな呪いの言葉を吐かれたら、男だったら誰でもショックで再起不能になるんじゃないかと思います。

そしてもう二度と会うことは無いと思ってた2人が仕事で再会するんですが、奏は恒生の真面目で頼り甲斐のある仕事ぶりと気さくで明るいプライベートで見せる素顔に、再び繋がりを持ちたいと思い始めるんです。

でもなかなか奏はそれを恋だと認めないし、好意を伝え続ける恒生がなんだか可哀想に思ってしまうんです。そして他の人に恒生を取られるかもと、危機を感じた時にやっと奏は動き出すんです。

男性CAとライター兼編集者のお仕事BLとしても面白かったです。

そして奏が放った呪いの言葉が「深海魚も恋に溺れる」になっても恒生を苦しめ続けるんですよね。
お互いにずっと一緒に居たい気持ちは同じなのに、どちらも圧倒的に言葉が足りないんです。恋をして夢中になって臆病になるんです。
特に「恋愛がヘタクソ」な奏の空回り具合が、読んでてフフッてなりました。恋する乙女状態です。自己満で相手(恒生)が見えてないんです。だから彼の不安に気づかないばかりが、イラってしてしまうんです。
私はそんな奏にイラっとしてしまいました。w

それでもお互いが大好きで歩み寄って、言葉を尽くし合う二人の関係がとても良かったです。

5

あぁ、へたくそってそっちかぁ

表紙買い。挿絵も神!文のほうは合いませんでした。

タイトルにもなってる「へたくそ王子」
えっちが下手ってことなんですが、これが可愛い下手くそじゃなーい。
自分本位で相手が痛いだけのやつ!
それ自体はあらすじで分かるけど、描写がここまで気持ち悪いとは…。

ストーリーは平坦で、くっつく前後も盛り上がりません。
恒生のえっちはあっさり変わってしまったので、その理由を心理的なところも含めて丁寧に書いて欲しかったです。じゃないと最初のドン引きが消えないままなんですよ。
ていうかここの変化の流れがテーマだと思ってました。

恒正はえっちのとき以外にも、イケメンだから許される行動を取っててメンドクサイです。
ついでに「ヘタクソ」自虐がネチネチしつこい!
奏は恋愛脳でガツガツしてて一人で空回ってチョロいなって印象。
口先だけの仕事最優先アピールいらなーい。
心理描写にぜんぜん男みがなかったですね。

甘々好きには良いのかな?

13

大人のラブコメ

仕事中心の生活をしすぎて恋愛がおろそかになっている20代の男性2人のラブストーリー。大手航空会社の男性CA24歳ノンケ×男性向けおしゃれ雑誌の編集兼ライター28歳ゲイのお話で、面白いのはもののはずみみたいに体の関係から始まった所。

そのセックスが最悪で受けは攻めに「ヘタクソ!」と罵声を浴びせて別れて数日後に仕事で再会。日本で少ない男性CAを受けの雑誌が取材するというもので、攻めが意地悪な女性先輩達に虐められながらも好きな仕事を頑張ってる姿が良かったです。育ちのいい王子様みたいなスパダリで性格もいいのにエッチだけどヘタ、という攻めのキャラが面白かった。

セックス以外の相性は最高の2人が仕切り直してめでたくカップルになってからのお話はわりと穏やかだったのでもう一波乱あっても良かったかな?と思いました。

川琴先生のお仕事BL、クスッと笑えるような箇所もたくさんあって楽しめました。

3

へたくそ

表紙買い。へたくそって、もちろんアレですアレ。キラキラ王子なのにへたくそ。なんだか、どっかその辺にいそうな感じだなあと楽しかったので萌2より萌にしました。雑誌掲載分130Pほど+その続き130P超+あとがき。CAと編集者さんの恋話が楽しめると思います。

二か月ぶりに馴染みの店に顔を出した奏。恋人ができても仕事優先になりがちで、あまり続きません。恋をしたいんだけどなあと思っていたら、カップルに連れられたノンケのキラキラ王子が店にやってきて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
受けの同僚少々、外波(受けの取材相手)ぐらいかな。二人であーだこーだいちゃついている時間が長い気がします。にまにま。

++良かったところ

攻めがきらっきら王子なくせに、あれが下手というところが面白かったです。最初イタしたとき、受けはあまりの苦痛にブチ切れてましたもん、面白い~男同士ならではという感じがします。「えぐいイケメン」なのに、なんだかどこか自信なさそうなところもギャップ萌え。年下だからかなあ、受けの事が好きでヘタレってるワンコみたいに感じるところもありました。可愛いよう。下手なのはヤだけど。(ちゃんと学習なさいます!)

受けはお仕事一生懸命な男前さん。「ああ分かるわ、仕事でプライベートもへったくれも無くなるよね、うんうん!」とめっちゃシンクロしました。その方が今回の攻めの方は「欲しい!」と頑張るのです。なんだか微笑ましい。女々しいところ一切感じなくて、ほんとにその辺りにいそうなリーマン!と思いました。

攻めが可愛く感じられたし受けは男前で好きだったし、恋話も「ふふっ」と萌えられたので、読んで良かったなあと思った一冊でした。

6

斬新な出だしに心鷲掴み。

あらすじに惹かれて手に取りました。

BLって大体攻めさんがめっちゃお上手で、受けさん初っ端から中イキしちゃう、みたいな流れって割と定番ですよね?それが受けさんに「へたくそ」って言われちゃうって…、どんな攻めさん?

とか思ってですね。
何しろタイトルにも「へたくそ王子」ってありますしね。
うんうん、どんなお話かなー?と。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




雑誌の編集者の奏はゲイ。
遊び相手、ではなくきちんと恋人になれる人との出会いを求めているが仕事が忙しいこともあって上手くいかない。
そんなある日、久しぶりに訪れたバーで一人のイケメンに出会う。恒生と名乗るそのイケメンさんと良い雰囲気になって、そのまま身体の関係へとなだれ込むが、いざ寝てみたらとにかくへたくそ。

こちらの快楽はお構いなし、ガツガツ攻めてくるだけの行為にがっかりした奏は、そのまま「へたくそ!」と暴言を吐きそのまま帰ってきてしまう。

が、その後、男性CAに取材するという仕事で、奏は恒生と再会してしまい―?

というお話。

設定は凄く面白いんですよね。
出会いが最悪、というストーリーはあれど、セックスがへたくそ、ってなかなかない。その最悪な出会いから、恋人同士になっていく、その過程がどんな感じで進むのかなー、と思いつつ読み進めたのですが。

思っていたよりもあっさりくっついてしまったな、という感想を持ちました。
いや、それが悪いわけでは決してなくってですね、痛い展開になることはありませんし終始ほのぼので優しい展開なんですね。なので、こういう言い方が正しいかどうかわかりませんが万人受けするっていうのかな。こういったお話がお好きな方は多い気がします。

出会いが最悪だったからこそお互いに忌憚のない意見を言い合うことができたし、飾らない素の自分をさらけ出すことができた。そこから二人が信頼関係を築いていくことができたのだろうと。

個人的にもう少し捻りがあるというか波乱があった方が好き、という完全に好みの問題です。はい。

これ、あとがきで川琴先生も書かれているのですが、初めて身体の関係を持った時にへたくそといわれてしまった恒生ですが、最後まで奏に「上手」といわれることはありません。ないのですが、セックスにおいて技巧ってさほど重要なものではないのかな。

それよりも大切なのはお互いを想う気持ちとか、大切にしたい、気持ちよくしてあげたい。それは愛しているからこそ。

そんな想いが一番大切な部分なんだなーと、心がほっこりとする作品でした。

8

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