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表題作純情(1)

倉田将成・V'sカンパニー企画室勤務
戸崎圭祐・フリーライター

あらすじ

ライターの戸崎は、取材で偶然、高校時代の初恋相手・倉田と再会する。覚えていないだろうと戸崎は思うが、倉田は自分のことを覚えていた。その夜飲みに行く事になり、当時の気持ちを暴かれた戸崎は、戸惑いながらも倉田に抱かれる。しかし一度きりだと思った関係は倉田が望むことで続いていき、戸崎はますます倉田に惹かれて――。

作品情報

作品名
純情(1)
著者
富士山ひょうた 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
シリーズ
純情
発売日
ISBN
9784861341687
4

(60)

(29)

萌々

(12)

(14)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
23
得点
238
評価数
60
平均
4 / 5
神率
48.3%

レビュー投稿数23

学生時代の倉田がカワイイ

電子書籍のキャンペーンか何かで手に取ってから、シリーズ通してのレビューです。

高校時代の同級生(とは言っても直ぐに転校しちゃった)に社会人になってから再会します。戸崎は昔、陸上部として走っていた倉田を図書室から見て好きになった、つまり初恋の人だったわけで。
倉田も勘づいてはいたものの、直ぐに引っ越しちゃったので、当時に何があったわけでも無いんですが、自分に好意があったのでは?と思ってました。
再会後、倉田は戸崎と寝てみたい、と強引に関係を持つことに。戸崎は倉田に2度目の恋に落ちます。

戸崎は倉田に好きっていうんですが、倉田は素直じゃ無いから、過去の母親との関係もあってなかなか戸崎に「好き」の言葉は言えません。戸崎の方はそれで自分達は付き合ってるのか?体だけの関係なのか?ウダウダ考えてしまう…。
そんな折に、戸崎は大学の頃に好きだった、口説きたいと言う相手が出てきて、、、それがきっかけで倉田からも好きという言葉が出てきます。そっからは良好な関係に。そのやりとりがキュンと来ましたです!

さらに母親との確執、父親との会話、そして最後は一緒に住むことになって、良かったね、って言える最後でした。

切なさや二人の気持ちの動きとか、絵の感じも私の好みで、作者の他の作品も読んでみようと思いました。

…そして。
冷蔵庫にホット保温機能が付いてるものがあったんですね。思わず調べてしまった(@o@)



0

度々読み返したくなる作品

富士山ひょうた先生の作品の中では1番好きで、これを超える作品がまだ現れていません。

たまに思い出しては読み返す、私的には萌が沢山詰まった作品なんです。

圭祐と将成の偶然の再会から、将成には過去からずっと引っかかっていた感情があって、それを確かめる為にいきなりベッドに誘うんです。

その辺りのやり取りが生々しくて、その後の展開も自然というか、二人の気持ちが変化していく過程が凄く好みなんです。

圭佑の元カレの宮田に将成が嫉妬したり、宮田が圭佑を諦めてなかったりと、宮田と将成の圭佑を巡るやり取りにかなり萌えました。
でも圭佑の思いは将成に真っ直ぐに向かってるんですよね。
将成がなかなか素直になれないながらも、圭佑への思いが強くなって行くところも素敵なんです。

そして圭佑に思いを寄せるもう一人の男が登場して、波乱の予感の二巻へと続いています。

この作品のエッチシーンも凄く良くて好きです。

0

ちょっとモヤモヤ

評価も高くレビュー読んでみて面白そうと思い購入しましたが…評価の通り趣味じゃありませんでした。
攻めは自分の自覚してないし勝手にヤキモチやちいて勝手にモヤモヤしてるみたいですが…相手は自分の思いどおりじゃないと嫌なのかな?強引なところが目につきますね。でもこまめに電話したり家に行ったり、あと「ごめん」がしっかり言えるという所で好感が持てました。
逆に受けは名の通り受け身過ぎない?自分も最初は興味本位で抱かれて、少し未練があるからズルズル関係続けてんでしょ?健気と言うよりどこか抜けてる、流されすぎ、受け身すぎ、ってところが気になりました。自覚なしモテ男は基本的に好きですが、もっと気を配ってくれ〜〜〜!と思っちゃいました笑
お互い一方通行の片思いでしょうし、受けの受け身な姿勢では相手を気遣うとか無理だと思いますが、少しでも期待してるのであれば自ら行動を起こして欲しいですね。
次巻に期待してます

0

初恋の相手はひどい男

初恋・再会の甘酸っぱさは冒頭の14〜15ページでいきなり超俺様のオラオラ肉体関係に突入。
あら、こういう話だったの?と正直戸惑う。
主人公のライター戸崎(ゲイ)は、大人しめで浮ついたところのないタイプ。
一方、高校の同級生で初恋の相手(眺めるだけ)だった倉田は、ノンケのくせに過去に戸崎が自分の事が好きだったと知るや『抱かせてくれんなら寝てもいい』なんて言ってきて…
はー?何この性格…と思ってしまった。
結局戸崎は倉田と寝てしまうのだけど、その後も一方的に連絡してきては寝るだけ、みたいな態度を取られつつも、好きだから言う事聞いてしまうみたいな関係性が続く。
片や倉田の方も同性の戸崎に対する独占欲や執着心がどこから来るのか、どこまで行くのか自分でも計りかねていて…というところ。
そこに、戸崎の仕事での先輩であり元カレでもある宮田が余計な事を言ったりやったり。
この宮田という人物は一体何がしたいのか?どうせヨリを戻せないなら今カレとの間に波紋を起こさせようとしてる?戸崎に気がある人物をわざと戸崎に近づけたり。
1巻のラストは、この戸崎に気がある吉岡が登場、『口説かせて』なんて宣言するところで終わります。
あの嫉妬深い倉田が知ったら一体どうなる?
3巻ものですのでじっくり進みます。

0

社会人ラブ

3巻全部読みました!
まず絵が綺麗です。
昔あまり交流のなかった同級生との再会からの話ですね。
以前は知り合い程度の間柄の再会から、いきなり肉体関係になります。
興味本位を言い訳に関係を求める倉田。
以前に好きだったので関係を許してしまう戸崎。
ちょっと展開が急?とか思ったのですが倉田が高校時代に自分をよく見ている戸崎を気にしてた事が後に描いてあり、展開には無理がなく面白く読めました。
なにより倉田の乱暴な態度が1巻から2巻。そして3巻ではより戸崎に優しくなっていくのが萌えです。
初めは暴君かと思いましたが、大人の恋愛ですね。
王道物が好きな方は嵌る作品かと思います。

0

初恋の人

3巻完結です。
BLにハマり始めた頃に読んで、大好きで何度も読み返してるシリーズです。

ひょうた先生の絵も、この頃が好きかな?(笑)
顔のパーツのバランスが今よりいいような気がします...

ゲイの戸崎と高校の同級生でノンケの倉田。
偶然仕事で再会した初恋の相手、倉田。
話の流れで初恋だったことがバレ、今彼女いないから寝てみないかと言われた戸崎は、思い出にしようと思い抱かれてしまう。

初恋の相手だからなんでも言うこと聞くだろ、的な倉田の強引さが最初はうーん...と思ってたんですが、なんだろな〜?愛情表現が下手なだけなのかなぁ〜?って思うと、なんかそれはそれで納得というか...(笑)

戸崎の元カレや、大学時代好意を寄せていた先輩などが絡んできたりして、倉田は自覚がないんですが嫉妬するんですよね。
あくまでも自覚はないようですが。
そこでかなりの俺様的な行動や暴言を吐きます。
(もう!さいてー!許さん!って感じです!)
ただ、好きだからこそ一方的なのは嫌だ、って言える戸崎がすごい。
ホントに好きなんだなって。

実際、それがあって倉田は自覚を持つんですが、ここらへんはちょっとツライとこでしたねー
まあ、その後ラブラブですが(笑)

3巻では倉田のトラウマの原因である両親が出てきます。
お母さん、リアルにコワイ...
心優しい戸崎は、倉田母の言葉に悩むんです。
うぅ...かわいそう...なんでこんなにうまくいかないんだ...(笑)

最後は、どちらもやっぱり別れたくないってことでハピエンではあります。
一緒に住むことにもなります。
2人の正確の違いがよくわかる書き下ろしもおもしろいです。
初恋が実るまでのいろいろな障害は、大人になればなるほど増えるのかもしれませんね。
でもそれを乗り越えて幸せになる2人を見るのは、とっても嬉しい。
ひょうた先生もおっしゃられてますが、Hシーンとか色っぽいとこがんばる!とのことでしたが、ハイ、とってもよかったと思います!

3巻はちょっと長く感じるかもしれませんが、1巻を読み始めたら必ず最後まで読んでしまうお話です(笑)

0

偶然の再会

富士山ひょうたさんの作品で、一番好きなシリーズです。高校時代の初恋相手と再会したことで始まる、不器用で切ない大人のラブストーリーです。

ライターの戸崎が仕事で会ったのは、高校時代の初恋相手の倉田でした。でも、当時は特に仲良くなかったので、覚えていないだろうと、気付かないふりをしていました。それなのに、久しぶりだと言ってくる倉田。おまけに、高校の時に自分のことを好きだっただろうと、お前と寝てみてもいいと驚くことを言うのです。
戸惑いながらもホテルに行く戸崎。1回で終わるかと思った関係も、倉田が戸崎の自宅に来たことで、続いていくのです。

戸崎は、出会ってすぐ、あの頃の気持ちがよみがえって、倉田に惚れ直してます。でも、倉田が何を考えてるのか伝わりにくいから、戸崎の苦悩の日々が始まるのです。
倉田は分かりにくいけど、時々見せる嫉妬とか、戸崎に甘えるしぐさとかにキュンキュンします。
戸崎は、顔も表情も可愛くて、おまけに健気だし、好きなキャラです。

戸崎のことが好きな吉岡が登場したり、戸崎の元彼の宮田先輩がちょっとウザイ感じで出てきて、2巻に続きます。

5

初恋、同級生、再会、ノンケ攻め・・・

初恋、同級生、再会、ノンケ攻め・・・と、私の好きな要素がたっぷり詰まっています。

先にドラマCDの方を聴いていたのですが、そのCDジャケットから勝手に富士山先生の絵苦手・・・と思い込んでいてしばらく原作に手が出ませんでした。
当時の私、おバカです・・・。

結局ドラマCDが好き過ぎて、勢いで原作本に手を伸ばす結果となったのですが、もっと早くに読むべきだった・・・と激しく後悔・・・。

絵が苦手という意識も勘違いだったようで、以来富士山先生の本にはまりました。
でも、今のところやはり、この「純情」シリーズが一番好きです。

後に実はお互いに初恋だったのだ・・・と読者には分かるのですが、それが分かってからもう一度1巻から読み直すと、新たな発見や、新たな気持ちで読むことができ、ますますはまりました。

2

再会

「俺のこと好きだったんだろ」
初恋の相手にそんな事言われたら誰だって固まってしまいます。
戸崎がやんわりと過去の痛い思い出の一つにしてしまおうと振る舞うのに、倉田は止めを刺すように仕掛ける。

態度は酷く素っ気ないのに要所要所で口説き上手な倉田にうっかりどきどきしてしまいます。

一夜だけの関係かと思えば声を聞いただけで…?
「ヤリたくなった」と取り繕う姿が男前の癖にやたら可愛く見えてしまう。
段々密になっていく関係にそれでも付き合っているとは思えないのはいつも険しい顔の倉田のせいでしょう。

無防備な寝顔にぎこちない朝。
宮田への嫉妬とか分かり易いのに、表情を見ればなにか方向が違うのかもとつい勘ぐってしまう。
倉田の人を試すような強い視線に惑わされっぱなしです。

1

続刊に期待。

再会ものは好きです。
忘れていた埋み火がまた炎を上げるのはとても好きです。

高校時代、ずっと倉田が好きだった戸崎。でも倉田はノンケで彼女もいたし、特に仲が良かった訳でもない。もしかしたら戸崎は自分が好きなのではないかと倉田が疑っていた節もあったけれど、特に何もなく終わってしまう。
それが10年後の再会でいきなり何故一夜を共にする流れになるのか。
BLだからと云えばそれまでですが、倉田もゲイなら特に問題ないけれどノンケがそういう方向に考えるかしら。
戸崎が自分に好意を抱いているかも=恋愛感情とは限らないですよね。
普通の恋愛ものならあるかもしれないですが。
面白いくらい女性が出てこないので、BLとはそういうものと割り切る話なのか、今後分かっていくのか。
当て馬男が二人も出てきて、どうなるんですかね。
先輩の方は、ただかき回して楽しんでるだけみたいですが。
今後に期待。

富士山さんの絵はカラーだと何かぼんやりした印象を受けるんですが、モノクロはとても好みです。
受けの戸崎がそこまで線が細くなく、ちゃんと男性なのもいいですね。

で、新参者なので知らなかったのですが、これ映画化されたのですね。
BL映画は何となく見ていて恥ずかしくなるので(演技や演出が)観ないのですが、ちょっと気になります。

1

今更って感じもしますが・・・

リーマン:倉田将成×フリーライター:戸崎圭祐です。
数年前に、この作品が実写映画化をされるということで、予習のために
購入したんですが、まあ結論から言わせて頂ければ、実写よりも断然
こちらの方が面白かったです(・ε・`*)

なによりも実写は原作と全然違って、なんで実写にしたの??って思いました。
メイン2人の役者さんはすごくよかったんですけどねぇ(ノ∀`;)

と実写のレビューになってしまいましたが・・・。
リーマン×フリーライターですが、実は再会もので高校の同級生でした。

ていうか、倉田の俺さま加減に軽くイラっとしました。
そりゃ戸崎もイラっとしますって(`・д・´)
少し疑問に思ったのが、元々ノンケだった男が何故10年ぶりに再会したのは
いいとして、何故そこでヤろうと思ったのか??

まぁ続きものなので何かありそうですが・・・。そしてしっかり当て馬も出てきました!
色々かき回してくれそうですよね!!

関係ありませんが、この作品・・・。
数年ぶりに読んで内容をすっかり忘れてて、ものすごく新鮮な気持ちで
読むことができました!

2

不安定でせつない大人の恋‼ 萌ます♡

ひょうた先生もあとがきに書いてますが、「自分的に色々挑戦した」と書いているだけあって、良い意味で、今までと違ったひょうた作品になっているなあと思います。

ただ、根本が変わったという意味ではなく…展開でのスパイスが、今までと違って挑戦されたんだなあと…上手く説明できていなくてすみません。

変わらず恋愛のプロセスはしっかり丁寧に描かれていますし!
普段の何気無い…ささいな出来事、行動…そんな心情描写を存分に表情で表している所も変わりません。
きちんと仕事しながら交流を深めていく大人の恋のじわじわ感も健在です♡
ひょうた作品の中でも、上位に入るくらい何回も読み返しているお気に入りシリーズです♡

内容は、ノンケのリーマン倉田 × ゲイでフリーライター戸崎の、元同級生で初恋&再会もの。

戸崎はフリーライターで、取材の依頼をした相手が倉田。
しかも、高校時代の初恋の相手だったというはじまりです。
それも、再会してすぐ飲みにいった先で、倉田に、初恋の相手だった事を知られてしまい…それをネタに強引にホテルへ連れて行かれてしまう戸崎‼
それからも、友達以上恋人未満な不安定な関係が続いていきます。

戸崎に言い寄ってくる、当て馬的人物も登場してきて!
セフレのような関係だけど、戸崎は、再び恋に落ちていき、倉田は嫉妬で、イライラ見たいな(笑)

読み手には、両思いなのは間違いないんだから恋人になったらいいのに…と思ってしまうんですけど…恋愛に対して臆病な2人には簡単じゃないんですよね。
その焦ったさが、この作家さんの良さなので楽しませてくれます(笑)

攻受キャラが対照的な所も見所かと!
ひょうた先生には珍しい、嫉妬や独占欲をはっきりと現す攻キャラの倉田と
内気で、他人の気持ちばかり考えて言いたい事も言えない、引いてしまう感じの戸崎。

最初は、『純情』とは戸崎が倉田を想う気持ちの事なんだろうなあと戸崎視点で読んでいたんですけど…
段々印象が変わってきます。
イライラ、戸惑いながらも、戸崎に夢中になっていく倉田。
そんな、戸崎に対する、もどかしさや苛立つ感情の方が説得力があるような気がして、気がつけば倉田視点で読んでいました。
視点が変わると、倉田の強引さや俺様な部分も子供みたいで可愛く見えてきます。
戸崎から期待している言葉がもらえなくてスネ気味な所は、特に楽しめました(笑)
そう思えてくると、内面的な純情さを持つ倉田も『純情』なんだなあと…さすがひょうた先生の作品だと嬉しくなります‼

最後の高校時代の2人の書き下ろしが更に良かった‼
実はお互いに様だったんですね(笑)
視線だけの純情な想い…これだけで胸がキュンキュンで萌ました♡

お互いに葛藤しながら、駆け引きしながら進んでいく大人の恋愛!
そして2人の成長期でもある話!

気持ちの擦れ違い、もどかしき焦れったい気持ちを味わえる作品です。
全3巻完結!
ぜひオススメしたいと思います!

2

お気に入りの作品です

富士山ひょうたさんの作品の中ではBLを読み始めて割とすぐに読んで、今でもドラマCDと合わせてリピート率が高い作品です。
富士山さんの作品は心理描写が丁寧なんですが、この作品も高校生時代→大人になって再会してからの心の移り変わりが丁寧に描かれている作品だと思います。
特にお気に入りなのは、時々挿入される高校生の頃のエピソード。
受けの戸崎にとってはそれが初恋だったわけですが、と~っても純で可愛いんですよ~。
誰でもこういう経験はあると思うんですが、まさにそんな感じで。
私も中学生の頃に憧れていた先輩を校舎の3階から部活中に見ていた時があったのですが、その頃の想いと重なりました。
戸崎はとっても内気なタイプで好きな人を見ているだけでいい、というタイプなんですが、そこがまた切ないというか。
攻めの倉田はプライドが高くて自信家なので、なかなか正直な気持ちを戸崎に伝えることができないのですが、徐々に戸崎に向ける視線が柔らかくなっていく様子がいいです。

3

共通の記憶はスタートのキッカケ

初・富士山ひょうたさんです。
実は、ちるちるさんの2/10付【このBLだけは読んでおけ】記事に感化されて購入に至りました(笑)
この記事を読むまで富士山さんのお名前もぼやっとしか知らず、どんな絵柄でどんな作風かも知らぬまま手に取りました。

仕事がらみで再会した、高校時代の同級生。
現在はフリーライターの戸崎と、戸崎が取材した会社に勤める元陸上部・倉田のお話。

戸崎は元々倉田が好きで、再会しても彼の顔にグラリと揺れる。
意地の悪い言葉を連発されながらも、何故だかホテルに誘われ、一緒にお風呂に入り、更にはしっかり欲情されて――と進んでいきます。


あまりツンツンしまくる男は攻めも受けも好みでは有りませんが、何だかこの倉田、最初っから戸崎への興味がダダ漏れしている気がしてなりません。
俺様だし言葉も冷たかったり言う事メチャクチャだったりはするのですが、イライラ感は自覚するに出来ないでいる所から来ていると思うのです。
だから、戸崎のモトカレで仕事を振ってくれる宮田にも敵意剥き出し!
いや、俺様とか言いつつ、可愛い男です。

戸崎も、受ですが女性的という訳でもない性格なので、一途でしっかりしていて見てて応援したくなる子。
見た目もカッコ可愛いし、気持ちも優しい男だから、これが自覚症状ないだけでモテています。

徐々に徐々に二人の距離は詰まって行って、週末になれば会う。
最初は身体の関係しか無かったけれど、ある日をキッカケに、しっかりそれ以外の話もするようになる。
言葉がないだけで、「付き合っている風」ではあるところまで進みます。
もうこれがじれったいんだなぁ!
そのじれったさが、先も述べました、倉田の自覚の無さな訳です(笑)

倉田のモトカレ・宮田はちょいちょい出て来るし、しかも戸崎を口説きたいと真っ向から言いのける吉岡も登場。

高校時代の淡い思い。
それが大人になった今、どう変化していくのか続きが気になります。

2

かゆいところに手が届く。

3巻まで読んで あえて感想を1巻に書いてみました。

「落下速度」が好きな富士山ひょうた氏ですが こちらは
表紙の絵と あらすじを読んで ・・・なんとなく遠ざかっていました。
しかし!
なんと気持ちの良い展開でしょう~!
私は痒い所に手が届く思いでした。感情移入しやすかった!
3巻まとめて是非読んで欲しいです。

なぜ「純情」なのかも わかると思います。

3

不穏なるトキメキ…それが再会

これは…高校時代のホンの一時期だけの初恋を、
数年後の偶然なる再会でホンモノにしちゃった…
偶然の神様の贈り物のようなお話です。
前向きで快活なクラスメイトは、いつの間にか傲慢俺様なイケメンリーマンに!
図書室でひっそりと印象的な…宝石のようなクラスメイト派は、
これまた…つかみどころのない綺麗でナイーヴなゲイになっていた!
あの人がこの人になっちゃったの?
…としみじみ思うのが再会の恋の常でして、
だからこそ始まっちゃったのが、このカップルのパターンです。
ネタばれしちゃえば彼らの場合、
実は高校時代にいったんフェイドアウトしてるんです。
(↑告白もしてないのに失恋…ほら、高校くらいならよくあるかも…)
一度まるごとしっかりs仕切り直されてるから、
知ってるけど知らないクラスメイトに、あっさり恋しちゃうというワケ☆
ノスタルジーと、今さらのストレスと、今だからこそのぶっちゃけトークが、
ちょうどいい具合に混ざると、こういう恋になるのも…まぁアリかなぁ。
で…こういう場合、1番…相手を魅了してしまうのが戸崎(受)タイプです。
(↑割と恋心も自覚したまま…見かけによらなず大人の分別で、
  受け止めようとしてるからです。これは最強ですよ。)
で…こういう場合、以外にも貧乏クジを引くのは倉田(攻)タイプよねぇ~
(↑自覚なく…押しの強さで、進めちゃうタイプ…
  ハートの部分が子供なんです。後で苦労しますよ。)
まぁ…そのあたりの擦り合わせは、次巻に期待するとして(笑)
この二人の出会いが(結晶化された初恋も含めて)
とびきり切ないのだけは確か!
いうなれば…不穏なるトキメキなのか?!?
とびきり切ない出会いを果たした彼らは、これから..
とびきりもどかしく進展していきます(←ざまぁみろ…)
それくらい苦労したって、バチは当たりませんわよねぇ☆
さて…お楽しみのエロですが、ノンケの男性がいきなり男とベッドイン!
(↑しかも凄く良かったですって???)
ありえませんよね? だからBLは都市伝説のように語られるんですよ。

3

再会モノ

高校時代好きだった初恋のクラスメイトとの再会モノ。
高校時代の戸崎の気持ちに気づいていたらしい倉田は、いきなり抱かせろと言ってきて……
そんな無茶な!!?と思いつつ、その後も倉田の自分勝手さとお子様っぷりにちょっとイライラ。
それでノンケってお前どういうことだ。
そして再開後これだけ無茶されといてどうして惚れ直すかな戸崎……と疑問もつきず。
個人的には先輩が好きです。
第三の男登場で一巻終了。

4

ちょっと攻めが

攻めがちょっといけすかないヤツだったけど、天然入ったアホの子受けが、けっこう踏ん張りがきくタイプで好感度大。
先が気になる。
当て馬の先輩は、ちょっとうざい。このウザさがいいのかもしれないが。

3

最初はどうなるかと思ったけど

久々にヤキモキしたお話を読んだ気がしました。

純情というタイトルなんですが、最後の最後まで読んでなるほどーと思うタイトルでした(私はですが)
最後というのは3巻までという意味です。

1巻の内容は、どうすんの?どうなるの?って感じが強くて、倉田は最初そんな気ないのか
な?と思っていたし、戸崎は倉田を好きすぎるからちょっと可哀想で・・・
倉田がひどい事結構してた気がするので、倉田がちょっと憎かったです。
でも、倉田も倉田で戸崎のこと好きなんですよねー!
宮田さんが出てきてから結構可愛く見えて、楽しく読めました。

3

再会

高校の時好きだった男に仕事関係で偶然再会するという話。
思い出は美しいままでと思っていましたが、相手に「俺のこと好きだったんだろ?」と言われ体の関係をもってしまいます。

内気な性格でいつも本を読んでいた戸崎。逆に陸上部でいつも走っていた倉田。戸崎は図書室からいつも倉田を見て密かに恋心を抱いてしまった。
確かに昔は純情ですが再会してすぐエチとはw
でも、2人で同じベッドに寝て朝起きたら2人とも顔赤くして焦ってるのは可愛かったw
戸崎は倉田が好きみたいですが倉田はどうなんだろう(・ω・)
そして吉岡さんはどんな行動にでるのか!次巻に続きます*

描き下ろしでは高校のときの倉田視点での話が。
戸崎が一方的に倉田好きなんだと思ったら倉田も案外戸崎を見てたんですね~
2人とも可愛い!笑

4

純情だけどやりまくり

富士山ひょうた作品の中では、わりとエロ度高めな一作。
タイトルは「純情」なのに。

フリーライターの戸崎圭祐は、初恋の相手である倉田将成と仕事相手として再会する。
当時打ち明けられなかった自らの初恋を大切にしたい戸崎と、その戸崎の視線に気づき説明しがたい感情を抱いていた倉田。
と言うか、ノンケのくせにいきなり戸崎を抱ける倉田がすごいと思った。
よっぽど好きだったのか・・・と思ったのだが、倉田自身はその気持ちを自覚していない(ようにしている?)ものだから始末が悪い。
一方の戸崎は初恋の男に抱かれ、一気に乙女モードに入ってしまう。
そして倉田の気持ちが伴っていないのを感じながらも、逢うのをやめられない。
「好きだった」と言う戸崎に、「好きなら抱かせろ」と言う倉田。
コレよくよく考えると、非常にチグハグな会話なのだ。

何故なら戸崎は「今の倉田が好きだ」と一言も口にしていないから。
告白したのは高校生だった時の自分の恋心だけだ。
それを知ってか知らずか、戸崎に対して何とも言えない敗北感を感じている倉田が初心でカワイイ。
この気持ちは高校生の頃にも味わっている倉田。
転校する事を戸崎だけに打ち明けたときに、アッサリと聞き流されてしまった事に妙にショックを受けたりしている。
だから余計に横柄な態度で戸崎を抱く・・・・・・。
なんだ、やはりすごく戸崎の事を好きなんじゃないか!

途中まで「純情」なのは戸崎だと思っていたのだが、とんでもない間違いだった。
高校生の頃から今の今まで、戸崎にもっともっと好意を示してもらいたかっただけなんじゃないか、倉田。
そう思うと一見大人同士のお話だが、中身は相当子供っぽいことに気づかされる。
それなら戸崎の先輩で元カレで仕事仲間である宮田に対して、激烈に怒りまくるのも納得。
しかし戸崎にしてみれば、そんな倉田の熱い想いなど知るよしもない。
ただ自分が一方的に好きなだけだと思うと、消極的にもなるっつの。
だからチグハグではらはらするのだ、この2人。

1巻はこのような感じで、戸崎と倉田のモタモタ感いっぱいの1冊となる。
また宮田の差し金で、むかし戸崎に惚れていたという吉岡が現れたりと、倉田もぼうっとしていられない展開。
次巻は多少の進展がある・・・のかな?(笑)
まだ甘さのない関係なので、ぜひ次はラブたくさんを期待しつつ。

6

気持ちより身体を先に繋いだ二人

高校時代の初恋の相手と再会し、その夜のうちにベッドインしてしまった戸崎。
身体から始まった二人の関係は、お互いの気持ちを置いてけぼりのまま、
ずるずると深くなって行きます。

ノンケの倉田が何故、自分と寝るのか?戸惑い、悩みつつも、
倉田に惹かれて行く気持ちを止められない戸崎が、切なくて可愛いです。

倉田も倉田で、何故に自分が戸崎に執着するのか。
戸崎への想いをはっきりと自覚していない模様。

お互いの気持ちを持て余し、擦れ違ってしまう様子が、とにかくじれったくて!
ガンガン濡れ場があっても、読後感はなんとなくリリカル。
とにかく先が気になるお話でした。

4

んー

富士山ひょうたさんの作品にしては、珍しくエロ度が高めでした。
焦れったさはいつも通りだったけど。
好きなひょうた作品、さらに「好きだった高校時代のクラスメイトと再会」というシチュエーションも大好きなのに、なんでかな、珍しく萌えなかった作品でした。
攻の性格も受の性格も好きになれなかったことが理由かな。
焦れったいのは好きだけど、主役に共感できないと微妙にツライ。

不満書いてますが、それでも好きです。ひょうたさんの作品は期待値上げちゃってるから辛口になるんだよね。

3

この作品が収納されている本棚

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