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ライブハウスでバイトしている中城は、あるとき突然「彼女と別れて部屋を追い出され寝るところがない」というお客の木内を家に泊めることになった。というところから始まる同居する二人のお話。
二人の関係性は当初ほぼ無くて、友達というわけでもなく、バイトとその店の客というだけ。それでも一緒に暮らすうちに馴染んでいきますし、おおよそ他人には言えないことも言えてしまったり、逆に他人だから話せてしまったり、という微妙な関係が描かれています。
下の名前は教えないと言っていた中城でしたが上巻でばれますし、木内だって敢えて言いたくもなかった過去の自分が何者だったかも共有されますし、少しずつ繋がりが深くなっていきます。
元の相性もよいのでしょうが、木内のさりげない気遣いが他人と生活を共にすることに慣れているようで、中城が日常の土台となる部分を乱されていないことが伝わってきますし、いまのところ恋愛感情は見えないので(少なくとも中城側は)下巻でどうなるのか楽しみです。
面白いなと思ったのは、周囲のおじさんたちは、二人の歳が近いだろう、というし、木内も年齢が近いようなニュアンスで語るけれど、中城的には納得がいっていない。中城25歳で木内30歳くらい。ただの5歳差ですが、年下の人からみた5歳差と、年上の人から見た5歳差はだいぶ違う。ましてや何十歳も離れた人からは25も30も同い年くらいに思うのかも。こういうところ上手いなと思いました。
メロンの味
メロンソーダとか、かき氷とか、あの緑色のシロップはメロンの成分なんてひとつも入ってなくて偽物だと誰しもが分かっているのに、誰が味わってもメロンの味だと認識されている
難しいテーマでしたね
木内さん、最初の頃から何かあるのでは…と読みながら進めていました
下巻でそれがわかるのかな、このまますぐに読みたいと思います
ナカジョーくん、と漢字を知ることもなく呼び続けるのも表現がうまいな、とおもっていました
お互いに何も知らない同士で暮らしているから心地よい、これがこの先どう転んでくるのか、下巻楽しみです
絵津鼓先生の作品の中ではしっとり大人っぽい雰囲気のこちら。表紙も上下合わせて最高に素敵です。
紙書籍はマット紙でめちゃくちゃシック。
最初のイメージで、重いのかなと思っていたのですが違いました。
ぜひネタバレなしで。
落ち着きたい時に定期的に読み返す作品です。
読み返す度に寄り添ってもらえる気もちになります。
たまたまの縁が、かけがえのないものになっていく過程が丁寧に描かれています。
静かで、やわらかで、あたたかい。
励ましではない、寄り添いの気持ち。
読み終わった後、自分も救済されたようなそんな気持ちになる作品でした。
こちらの作家さんは昔から知ってましたが、あまり好みではありませんでした。
しかし、この作品だけ色が違いますね。とても好きです。空気感が好きです。
下北沢あたりで生活してる雰囲気ですね。
あと店長が、いる!こんなおじさん!って感じで上手いなぁと感じさせる描き方です。
たんたんと進むので一歩間違えるとつまらなくなりそうな進み方なのに…読ませます。
あとやたらエロシーンがある作品が多いなか、ほぼナシなのがイイです。
最後のあとがきの雰囲気で思いましたが、先生自身が抗うつを発症されていたのかな?と感じました。
