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吉池マスコ短編集(1)はつこい

yoshiike masuko tanpensyu hatsukoi

  • 電子専門
  • 電子書籍【PR】

表題作吉池マスコ短編集(1)はつこい

六郎太、怪我で療養している元忍び
鵙(もず)、忍び

同時収録作品泣き虫わんこの永久就職

獅子丸、尋佐の世話係
尋佐、負傷した忍び

同時収録作品殺し屋せっちゃん

四々郎、忍び一族所属
せつな、殺し屋一族の末裔

その他の収録作品

  • しのび道〜幼少編2〜

あらすじ

忍び一族にまつわる者たちのどこか物悲しい生き様を、吉池マスコ流にクスッとおかしくエロティックにまとめあげた短編集。『泣き虫わんこの永久就職』で相方を失ったご主人さまと、『はつこい』では働けなくなった相方と、『殺し屋せっちゃん』で復讐を誓った敵と生々しく交じり合う!
《当コンテンツは商業コミックスに未収録の作品を一冊にまとめた同人誌の電子書籍版です》

97ページ

作品情報

作品名
吉池マスコ短編集(1)はつこい
著者
吉池マスコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コンパス
レーベル
コンパスコミックス
電子発売日
4.3

(8)

(3)

萌々

(5)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
35
評価数
8
平均
4.3 / 5
神率
37.5%

レビュー投稿数2

ありがたい

『彼と任務とセックスと。』がものすごーく好きなので、電子刊行はすごく嬉しい。

作家様のユーモアが端々に漏れてしまっているとはいえ、本編の暗さ重さエロさとのバランスをとってくださる作品群はほんと、なんて素晴らしい文化なの同人って!って感謝しかないです。(追記:作家様Twitterによりますと、初出は商業誌だそうです。すみません…)

タイトルにあるとおり、初恋がテーマ。(としてわたしは読みました)

しかし、ホモソーシャルな "忍者@現代" なんてあからさまなフィクション設定で描かれる「エロでは充足しえない大きな感情を、エロで埋め尽くす」矛盾に、人間の哀切を感じて愛おしくなります…。

重過ぎてなかなか目を向けられない、辛過ぎて気づかないふりをしている激情を、どうにかなだめすかしてやり過ごすには…そんな状況に思い当たる節があるのならば、作中においてエロがどれだけ破壊力があるのか、なんとなく刺さるものがあるのではと。あ、これはあくまで、フィクション上のハナシですよ?

わたしの場合は本編が想像力でもってカタルシスを得られてしまうという地味に怖い作品だったので、六郎太が鵙とラブいその後を過ごしているのを知ってホッとしました。それと、二人が出会った時から桔梗の立ち位置がずっと変わらないのも笑えたというか。

なにはともあれ、『彼と任務とセックスと。』を読んでいて、なおかつ好きでないと意味をなさない短編作品集なのでは、、と思います。

0

情愛、エロス、純情、仕置き…?

来ました、「吉池マスコ短編集」!
内容は、「エロ忍者 桃尻忍法帳」と「彼と任務とセックスと」という2大傑作とリンクしています。
つまり、「忍び」モノ!
切ないんだよ、これが…
でも笑っちゃうんだよ…
つまり、最高なんだよ…

「泣き虫わんこの永久就職」
長い勤めの後、いとまをもらった忍び・尋佐(じんざ)。自身も負傷し、相方は殉じた。
一人世話役を連れて行って良いと言われ、選んだのがもっさり重量級・獅子丸。(←エロ忍者に出てくる)
獅子丸は尋佐にどんな変態プレイをされるのかと(勝手に)覚悟してるんだけど、当の尋佐は相方・吹雪の死の場面を夢で見てうなされて、抱いて寝てほしいと獅子丸に頼むのだった…
え〜話や〜。
えー話なんだけども。そりゃエロもあるのよ。
尋佐の優しさにホロリの獅子丸。ついアソコもムックリしちゃって、尋佐さまはいいよと言ってくれる。もうこれからおらは尋佐さまを一生かけてお守りするだよ!
しみじみとしました。

「はつこい」
「彼と任務と〜」の鵙(もず)のお話。
鵙ちゃん、六郎太とまだ続いていたのね。
六郎太はほぼ再起不能。でも、鵙は献身してる。
さて、六郎太の世話係は町蔵の忘れ形見の幸子です。
はつこいっていうのは、幸子の鵙への初恋。
エロは勿論、六郎太と鵙です。
心底好きな相手に抱かれて、相手を自分の躰に受け入れて揺さぶられる時、何が魂を動かすのか。そこがエロなんじゃないのか?
だから鵙の姿は超絶にエロいのである。

「殺し屋せっちゃん」
せつなは殺し屋一族の末裔。
仇の忍び一族に天誅を下してやる、と忍びの親方さまを狙うが逆に捕らえられ。
せつなは忍び一族で普段は会社員の四々郎の家で縛られてしまった。
それは特殊な緊縛法で…
一晩、縄と魔改造電マと極太バイブとイラマチオで快楽責め。トドメにバリカンで頭を坊主にされて。
四々郎はフツーの地味おじさんです。だから余計エグい。

やっぱり「彼と任務とセックスと」は一緒に読んだ方がいいかな…
とにかく切なさと情とエロと笑い、ひとつまみの哀しみも。最高ですマスコ先生!

6

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