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緊縛ハイスクール純愛★お縄ちょうだいロマンス参上!!
中編・短編集です。あじあさんの中では初期の作品だと思います。
タイトルのお話は中編で、半分くらいこのカップル。縛られないと感じない大柄な攻めさんと、王様な美人の二人のお話です。
あじあさんは、この大型ワンコ攻めと小柄美人受けのカップルが多いきがしますね。
それが作者さんの萌えカプなのかも。
他に、箱庭ユウギ:かわいい孫と、そのおばあちゃんが家を貸しているものかきのおじさんのカップルのお話がありました。
個人的にはこのカプが一番よかった。かわいい子におじさんが我慢しつつも萌え萌えする感じがよい。
君は白馬の王子様
飛行機整備士と、その仕事現場で行き倒れていた漫画家のカップル。この漫画家が、一目惚れした受けさんを○○監禁してしまう結構ひどいやつなのですが、本人はただただ受けさんを好きで崇拝すらしているという設定です。
青い嵐
お互い好きで空の関係があるのに素直になれない二人。
半ば暴力的に関係を結びながらも、なんとか本心を暴こうとする痛々しい関係。
でも最後はハッピーエンドでした。
ギャグだと思って読むと◎
タイトル通りのSMテイストなお話ですが、なぜか縛られているのは攻め。攻め!?
一応それには、ありきたりなトラウマがあるのですが……ってトラウマに「ありきたり」って表現をするのはシリアス系を読む人には目くじら立てられちゃいそうだけど、そういうくらいの軽いテイストでポンって書かれちゃうノリの本です、という説明が一番、しっくりくる感じです。
トラウマを持った高校生が、めろめろの相手の浮気を疑って、結局何もなくハッピーエンドな本です。
何でもあり、SMも「SM!?」ってなっちゃう感じなので、ある程度こちらもなんでもアリな心構えをしておくか、「ふふっ」って笑い飛ばせなきゃ、面白くはないかな……という本でした。
つまり、ツボに入らなければおもしろくないけど、こういうの好きそうな人って一定層いそうですよね。
ちるちるのBLニュースの『腐女子の履歴書 case.1 』でKTCのMさんがこの作品について熱く語っているのを読んだ時に、確かに衝撃的だったなぁと思いだしたコミックス。
・『ロープマン』『フィストマン』『ラブマン』
子供の頃に変質者に悪戯されて以来、縛らないとSEX出来ない変態になってしまったきーちゃんと、きーちゃんを守れなかったことをずっと後悔してきーちゃんのためならなんでもしたいシロ。深い供依存の関係なんですが、縛られる方がデカくて丈夫なシロの方で、小さなきーちゃんが女王様受けなので、痛々しさがありません!
フィストファックもやられる方がきーちゃんだったら、多分見ていられないと思うんですが、シロがやられる分にはまぁいいかと(笑)そのうちリバりそうな二人ですが、そこまでは描かれていませんでした。残念^^;
・『箱庭ユウギ』
出会ってすぐに「大人っぽくて男前でときめいちゃう」「お前かわいいなー」「よしやろうぜ!」ってな感じですぐにSEXしちゃうという【あじあの辞書に貞操なんて言葉は無い】というあじあワールドなストーリーなんですが、小説家の大さんがとっても素敵なので萌えちゃった(//∇//)
・『君は白馬の王子様』
行き倒れの漫画家の矢田が、助けてくれた整備士の昇太郎に一方的に運命を感じて拉致監禁するお話。変人の矢田は顔も体もGOODな童貞で、昇太郎はおもわず誘い受け。悲壮感は一切無しの監禁ものです。尿瓶への放尿を即すなどちょっぴり変態要素ありです。
・『 青い嵐』
幼馴染の仲良しだったのにいじめる側といじめられる側になった愛と未芳。中2になってから5年間、未芳を散々犯して捨てたけれど…。
強面の愛が全然高校生に見えませんが、未芳を捨てた理由が切なかった(>_<) それだけにとっても美味しい下剋上でした!
拉致に監禁、緊縛にフィスト…プレイ内容を見たら卒倒しそうな過激さですが、誰も入り込めないほどの愛とコミカルな語り口で【あじあ流】にシュガーコーティング。流石です!
緊縛あり~な変態プレイたっぷりのカップルのお話と、違うカップルの短編が収録されています。表題作は、幼い頃のトラウマから縛らないとエッチできないきーちゃんのお話です。ピアスだから本当にエロエロで、おまけに高校生とは思えない色気ムンムンです(笑)
シロはきーちゃんが大好きです。普通のカップルらしくデートしたいのに、きーちゃんには縄時間(エッチ)が減るからイヤダと言われます。やっぱり自分の体だけが目当てなのかと落ち込むシロ。だけど、自分のために縄を煮るきーちゃんを見て、愛されてると自信を持ちます。
このシロの馬鹿っぽいところが、おかしくて可愛くて好きです。友達の前でも自分のことを愛してるか、きーちゃんに聞いたり。授業中なのに、腕とバイブの大きさを比べたり。世界がきーちゃんで回ってる様子に萌えます。
対して、きーちゃんは、シロと離れたらストレスで倒れたりするのに、シロに腕を入れたがったり尿道を開発したがったりで、ギャップに萌えます。
愛のある変態プレイをする二人に、読みながらニヤニヤしちゃいます。
他の短編も、監禁あり、下剋上ありで面白いです。
お話として楽しめました。もちろん、エチ重視な作品なんですけれども。
表題作の作品はギャグ、コミカルな作品としても笑える作品。
とっても美人なんだけれど、超男前、俺様な性格で子気味いい。受けの子が(笑)。
あまりに俺様で攻めが可愛そうになってくるんだけど、それが面白い(って、ごめんなさい)。
メガネ美人な変質者攻めも、今まであまり読んだことがないタイプでした。
一途なところが可愛かった。
あと気に入ったのは「青い嵐」。
とても男らしいお話だったと思います。見事な下克上。
どちらもカッコよかった。