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表題作ハレルヤベイビー 3

呉都,高校生,冬夏の用心棒
桜咲冬夏,高校生,桜咲組の息子

その他の収録作品

  • 描きおろし
  • カバー下:イラスト、あとがき

あらすじ

遠まわりで不器用なのは優しさが歪なだけ 16歳の生誕の儀で晴れ姿を見せた冬夏。見惚れて顔を綻ばせる都が一転、護衛役としての顔つきに。寂しさを募らせる冬夏への追い打ちをかけるように、重から都の秘密を聞いてしまった冬夏は…?

作品情報

作品名
ハレルヤベイビー 3
著者
仔縞楽々 
媒体
漫画(コミック)
出版社
集英社
レーベル
集英社ガールズコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784088551883
4.4

(101)

(64)

萌々

(22)

(10)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
13
得点
441
評価数
101
平均
4.4 / 5
神率
63.4%

レビュー投稿数13

とーかくんの属性とは。

3巻まで読んでいてレビューを覗こうという方は登場人物の関係性や、物語の方向性など見えている部分は同じかと思いますが、結構なネタバレを書いているのでご注意ください。





私は本を読む時、「どういう風に終わるんだろう?(続くんだろう?)」と最後を見てしまうことが多いのですが、今回もそうしてなかなか衝撃を受けました。
そしてカバー下のあとがきを読み、やっぱり恐らく都が(或いは両方かもしれない)死ぬルートがあったんだな、と。前々から不穏な空気感があってずっと不安だった部分でもあります。
とりあえず、「回避」と書かれていたので今後はどんなに辛く苦しい現実に直面しても、最後は幸せになれるんだろうという気持ちで見守っていけると思います。

今回、全てではないにしろ都の抱える問題が冬夏くんに対しても公になり、一区切り。
体を繋げてどれだけ一緒にいてもいつも不安そうで、目の前の幸せをいつ終わるか知れないものとして、愛しているのにどこか諦めているようだった都ですが、これからはきっと大丈夫!
とーかくんとーかくんとーかくん…とひたすらに矢印を向け続けていた都が、これからは自分が向けていたのと同じくらい大きくて重い愛を向けられてどんな風になっていくのか楽しみです。

桜咲組と都の関係も明らかになってきましたね。お母さん同士のこととか。
都はきっと、都自身を守るために桜咲組に引き取られた。自分が思うよりずっと周りから愛され、大事にされているということにもっと気づいて、愛する人との未来を歩んでいって欲しい。

読んだ後にちるちるインタビューを読みましたが、冬夏くんの紹介の「都のメンタルを全力で抱く」というのに納得。
いつも「俺が幸せにしてやるからな」とか小さくてかわいいのにかっこいい冬夏くん。
真っ暗闇な都の道標になってくれるに違いない存在。
真っ暗だからこそ光の存在は際立つもの。この先都は光り輝く冬夏くんによってあたたかい場所へと行けるはず。

でもそんな冬夏くんのとにかく前向き!も若さ故というところもあるのでしょう。
彼らが生きるヤクザの世界で、冬夏くんのまっすぐさがどこまで通じるのか。今はまだ暴力は嫌だと目を背けることもできるけど、果たしてこの先は?
2人でもがきつつ成長しながら幸せへと辿り着いて欲しいなー。

そして実はスパダリだという冬夏くん。高収入高身長な古き良きスパダリとは違いますが、本質的にそうなのだろうなと理解できます。
さらに20代とか30代とかになれば名実ともに。でも小さくてかわいい冬夏くん流スパダリであって欲しいですねー。

10

美と闇の対比

都の過去が暴かれていく回でしたね。
なぜ桜咲組にきたのか、最初の方から伏線で張られていた中国語を話しながら血だらけでいた幼き日の都、 、、。柔らかい先生の線に対して話の内容は中々ハード、その対比が本当に美しい。
まだ3巻の時点で都の過去全てが分かった訳ではないですが、今後続いていく中でかなり重要になる巻になるだろうなと思うほどのストーリーでした。それに比例するように冬夏と都の絆も深まっています。
 
愛されることを知らない都、ただただ冬夏に愛されて心も成長できるといいなと願うばかりです。

『憧れや愛を超えてしまうきもちってうまく言葉であらわせないや』

都が冬夏を想うこの台詞、めちゃくちゃグッときました。

5

ストーリーに重きが置かれた3巻!

↓ネタバレ(前巻含めた)あります!

ハレルヤベイビー3巻です。今巻も表紙から中の絵までとても綺麗でした…!初エッチをしてイチャ甘めだった2巻に対し3巻は都の過去に焦点があたっていてストーリー重視な印象でした。
前巻のラストがちょっと不穏な感じで終わっていたのでどうなるかな〜?と思っていた所への過去編でした。思ってた以上に過去が重そうな都、冬夏くんとの未来を選べて良かったです…都頑張った!まだ都の過去が全て明らかになったわけではないため今後もまたどこかで苦しい展開があるかもしれませんが、冬夏くんがついている都ならきっと大丈夫。今後明らかになる過去も楽しみです。冬夏くんは素晴らしき男前さでした、お互いにクソデカ感情なのいいです…。組の人たちも都のことも大切に思っていることを知れて良かったです。描き下ろしの2人が可愛かったですがクリスマス1泊2日のホテル宿泊のイチャイチャも見たかったぁ…!エッチなサンタ冬夏くんは都だけが見ることを許されたということかもですがいつか番外編とかで見れたらいいな…!
カバー下のあとがきでプロットは最初2つあったと作者様が言っていて光ルートを選んでくれて良かった!!と思いました、私も2人には幸せになってもらいたいです(でも闇ルートのプロットも少し気になる)。続刊も楽しみにしてます!

5

冬夏くんのスパダリぶりに何かが溢れる

待望の3巻、発売です。
今回は都の過去も関係する、冬夏の誕生日の儀篇。
今までの可愛さぶっ超えて、ヤクザらしい展開になってきました。
でも先生いわく「光ルート」だそうなので、どうぞ安心してお読み下さい。私だったら絶対闇ルートにしてたと思うので、都の展開にびっくり(笑)けど、それでこそ『ハレルヤベイビー』なのでしょうね。

力は強いけど優しくて脆い都(攻)と、暴力は嫌いだけど芯の通った強さがあるスパダリ冬夏(受)

この2人らしい未来への進み方でした。

でも、まだまだ2人は子ども。今回は16歳の誕生日篇だったのに、次巻は17歳になってるそうで。どんな未来が2人に待ってるのか、今から楽しみです。

2

シリアス展開

冬夏くんの誕生日からお話が始まります。

今まで色んな謎がありつつ進んできたハレルヤベイビーですが
この巻でいくつかの謎がとけました。

都が抱えて生きているものが
切なくて辛くて胸が苦しくなりました。
でも、そんな都を救ってくれるのが冬夏くんなんですよね。
1.2巻を読んでいざというとき冬夏くんはすごく男らしいと思ってたけど、
今回はさらに上回った男らしさが出ていました。
お父さん(頭)に啖呵を切る冬夏くんはかっこよくてしびれました。
守るもの、守る人がいると人は強くなるんだなぁ…。
都が冬夏くんを守るように、冬夏くんも都を守るんです。
その後の都に向けて冬夏くんが言った言葉で
今の都、これからの都が救われるんだろうなぁ。

3巻はシリアスな部分が多く泣きながら読んだのですが、
後半はいつも通りほのぼのとしていました。

3巻まで読んで祈ることは
ただただ二人には幸せなって欲しいということだけです。

0

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