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飲み会の帰りにいきなり、酔っ払って正体を無くし?強姦されちゃう秦野。
強姦した方は結婚式帰りで、新郎は元カレ!しかも同じ会社だって〜。上司の娘と結婚して、出世コースに乗っかる元カレ井川。
本来は真面目で優しい真芝。
そんな強姦から始まった関係で、なぜかこれまた優しいというか達観している秦野は体だけの関係を受け入れる。。。
そんな関係にも二人はただのセフレ以外の気持ちを持ち出します。さらに秦野の前には井川が元カレと言いながらマウントを取りにきます。秦野は弱っちくはないので、しっかり論理的にあしらいます。井川は勝手に結婚して真芝を振ったのに、諦めきれないとか。都合良すぎ!ま、典型的な敵キャラでした。
紆余曲折の末、二人は実はお互いに好きだと認め合い、ラブラブに。そこで終わってしまうのです。。。是非、続巻のsuggestionを読んで頂きたい。
こちらはその後の二人を描いていますが、すれ違う真芝は秦野に同棲を持ちかけますが、中々うんと言ってもらえない!
それは事故で亡くなった元嫁の事を考えるから。
それを乗り越え、井川の狂気じみた行動にも立ち向かい、めでたく同棲スタート!後はもう、ニマニマしながら読めます。是非とも二冊とも読んで頂きたいです〜
久々に慈英×臣シリーズを読み返していたら崎谷作品に再熱しまして。今更ながら未読だったこちらを読んでみました!
エリートサラリーマンの真芝(25)×保育士の秦野さん(32)という歳の差CP。
序盤は攻めの真芝が本っ当に最低野郎で。失恋のショックと酒の勢いから、初対面だった秦野さんを犯した挙げ句、その後も強引に身体だけの関係を求めてきます。拒むことなく真芝を受け入れる秦野さんには、実は悲しい過去があって…というお話。
強姦から始まる恋愛って、個人的にあまり好きではなくて…(汗)
BLでよくある「受けへの想いが高ぶりすぎて無理矢理…」っていうシチュならともかく、ガチの強姦ですからね。愛情なしの一方的な暴力から、果たして受け側に恋心が芽生えるだろうか?と違和感を感じてしまって…。(ただし二回目以降からは秦野さんも気持ちよくなっちゃってる 苦笑)
というわけで真芝と、彼をひたすら受け止める秦野さんにもイマイチ感情移入出来なかったんですが…。
両想いになった途端の真芝の豹変振りはズルい!!最低野郎から年下ヘタレわんこに見事にジョブチェンジ(笑)
表紙絵ではスパダリみたいな顔してるくせにこんな可愛いヤツだったなんて…!子供好きな秦野さんがほだされるわけだ、と納得してしまった(笑)二人が幸せならもうそれでいいです続編も読みます。
ちなみに本編に加えて短編とSSも収録されているので、今読むならこちらのルチル文庫版がオススメ。
内容は二人がくっついた翌日のお話(ほぼベッドシーン!)と、イチャイチャ休日デートのお話。
本編執筆が99年という事でかなり初期の作品なんですが、文章もやまねあやの先生のイラストもあまり古さを感じさせないのが凄い!今読んでも充分楽しめる作品でした。
…いろんな意味で。
性格的に素敵なのに、性的にも非常に素敵です!
トータルとてもかわいい。
秦野が真柴と同じ会社にいたっていうのは、上司に秦野の過去を語らせるだけでなく、初対面なのに無防備に攻めを家にあげてしまったにもかかってるのかな。
井川が保育士をバカにしてきたが実は…みたいな感じで書かれていますけど。
秦野がかわいいよー。
かわいさがハイスペックだよ。
面白かったーーーーー!!!
プロットしっかり作られた物語で読み応えばっちりです。
決して万人向けではないけれど、少しでも感じるものがあると掴んで離さないような、そんな作風でした。
キャラ一人一人が作品に生かされているのではなく、自分の人生をちゃんと生きている感が伝わってきます。
BL小説的には、後半あいつが何かやらかすのかな~?と勘繰ったりもしましたが(笑)
やはり受けの精神が攻めより成熟している物語はいいものだなぁと、再認識させてくれた作品でした。
他の作品をレビューしようとした時に、古い作品も読んでみようと思い立って購入した作品の一つでした。ノベルズ版のあとがきで、BLというジャンルにおいて、ストーリー自体やキャラクターの魅力もさることながら、大人の読者に向けてはポルノグラフィとして成立するのもまた一興である、と「エロ」をとても大事にしていらっしゃって、この作品が作家さまの方向性を決めたといった内容を読み、そのBL愛の深さというか気概に惚れてしまいました。読みやすくエンタメ色の強いエロも良いですけど、この時代のBL小説の雰囲気がとても好きです。登場人物の心の機微をきちんと掬い上げて、言動の動機づけがしっかりと描かれていている。メインの二人に絡んでくる脇キャラも存在感があって、ストーリーの進行に厚みを出しており、読み応えがありました。それでいて描き込みすぎずに重くないんですよね。
新宿の雑踏。保育士の秦野は同窓会の三次会から四次会へ向かう途中、泥酔した真芝とすれ違い様にぶつかり、真芝は転倒。介抱するつもりが二人で飲むことに。真芝は有名商社のエリート社員で、同僚の結婚披露宴からの帰りだった。
身体の関係から始まるツボな設定で、メロドラマ展開ではあるものの、人間臭さを感じさせるストーリーに掴まれました。秦野はなんでも受け入れてしまう鷹揚そうな人物に見えながら、実は薄幸な男。ツンツンキャラで五つ年下の真芝は、秦野と逢瀬を重ねるうちに彼の人間らしさに触れ、気持ちが解されて徐々に変わっていくんです。後半、真芝の変貌ぶりが一つの萌えポイントかもしれませんが、相手のバックグラウンドや本意を知った後に身体を繋げる濃さはたまりませんねぇ。
続編に『SUGGESTION』があり、こちらは致すシーン多目です。けれど、エロのためのエロなんじゃなくて、セックスが二人のコミュニケーションとして描かれているのがしっかりと伝わって、よりエロ〜く感じちゃいました。。
またまた読みたい本が増えていくじゃないかー!…と、沼の広さと深さを思い知らされるわけですが、他にもたっくさん出ている先生の作品をお酒と?ともにちびちび読むのが楽しみです。