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愛蜜結び~オメガの王と溺愛騎士の甘い婚姻~

aimitsumusubi~omega no ou to dekiai kishi no amai konninn~

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表題作愛蜜結び~オメガの王と溺愛騎士の甘い婚姻~

クロヴィス・ミュー
近衛騎士を率いる団長・ミュー家の次男、28歳
ノア・アメロンシエ
アメロンシエ国のオメガの王、18歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

オメガの蜜はアルファの好物ですよ

──どうぞ、俺のせいにしてください。
オメガの王・ノアの番候補として、
幼い頃の苦い思い出がある
近衛騎士・クロヴィスが選ばれてきた。
ノアは発情期の、義務的な相手としてだけ
彼を扱おうとするも、クロヴィスに触れられた途端に
初めての発情期を迎え、誘い蜜を溢れさせてしまう。
それからもクロヴィスは善き王であろうとするノアを
献身的に、甘やかすように仕えてきて……。
純情エロティックオメガバース

作品情報

作品名
愛蜜結び~オメガの王と溺愛騎士の甘い婚姻~
著者
葵居ゆゆ 
イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784773063264
4

(60)

(22)

萌々

(27)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
15
得点
239
評価数
60
平均
4 / 5
神率
36.7%

レビュー投稿数15

悶えるほど自分の性癖に突き刺さりました

いや〜〜〜…読書中も読後も萌えすぎて「わーーいい…」「あーー…」などの謎台詞が止まらないまま、レビューを書いています。

本っ当に好き…時間を忘れて読み耽ってしまいました。

葵居ゆゆ先生の作品を読むのは、Dom /Subものの『共鳴するまま、見つめて愛されて』に続き2作品目。
そちらの作品も紳士的な攻めが甘くて甘くて本当〜に良かったんですが。

もう、こちらの作品、大変に大変に大変に…!!超絶私好みのお話でした。
最初から最後まで完全に好き。

オメガの王様受け、という設定がまず好き。アルファの攻めより位が高いの、いい…。
年上溺愛アルファ攻めクロヴィスのキャラも最高に最高でした。優しくて頼りがいがあってノアを敬語でどろっどろに甘やかしてくれる。
オメガの王であることで周囲から蔑まれ(ていると思い込んでいて、実際はそういうわけではない)、ノア自身も自分のことを恥じる気持ちがあり、強くあろうとする…たった1人で戦おうとするノアの心の強さと脆さの両方が見えて、前半部分だけでちょっと涙ぐんじゃいました。

特に大好きなのが、ノアが自分の唇に付いてしまったアイスクリームを拭って、とクロヴィスに頼むシーン。
そっと顔を近づけて、唇で舐めとるクロヴィスの仕草が官能的で甘くて甘くて…!変な声が出そうでした。というか出ました。脳内で悶えた。。

そして、体を重ねることを指す「蜜を結ぶ」って言い方もまた、詩的で素敵…
さらにさらに、結婚式では国花であるアメロンシエの実を口移しして愛を誓うんですよ。。なんだか、全てが私の大好きなおとぎ話の世界線すぎて心の中で狂喜乱舞でした。

ちょっと私、しばらく葵居先生の作品を漁りに漁ってしまいそうです。

2

高貴なオメガ

オメガバースを題材にしたお話です。
今回はオメガなんだけど一国の王、という設定でした。
主人公のノアが自己肯定感が低すぎ。あとは周りのことが信じられないという可哀そうな王さま。いつも自分自身に厳しいんだけど、周囲はノアのことをちゃんと見てくれていて、好意的なんですよね。
ノア視点でストーリーが進むので、ノアがこんなに国民に認められているって、なかなかわからないんですが、もうちょっと素直に生きれたらいいのにな、と思いました。
父にも母にも愛されていたのに、ノアが勘違いばかりするから、父は大好きなノアとあまり過ごさなかったのかと思うと残念です。
もっと早くにクロヴィスと出会えたら良かったのに。

ノアは勉強はできるけど、ちょっと世間知らずな感じでそこが可愛い。クロヴィスからの愛で自己肯定感を高めることが出来、彼本来の良さがのびのびと表に出ることが出来て本当に良かった。

ノアはオメガだけど彼を低くみているのは、ほんの一部の人のみ。アルファのクロヴィスがずっとノアを敬愛しているところが良かったです。
オメガが可哀そうな境遇なのはあまり好きではないので。

素直なノアは本当に魅力的。これから、2人で良い国を守っていってほしいです。

2

二回目に読むと受けの可愛さが増した。

他の世継ぎが出来ず仕方なく王座についたΩの王ノアと、その夫候補となるべく騎士になったαのクロヴィスのお話。
Ωのノアはむやみに発情する事を怖れて、人との交流が極端に制限されて育った事と、オメガだからと馬鹿にされたくない、立派な王として振る舞わなければならないという気持ちに囚われています。それゆえ、言葉がトゲトゲしかったり、ツンツンした態度を取ったりと。読んでいる最初の頃は、子供っぽい考えや言動が目立ちました。
婚約者候補になったクロヴィスに対しても、冷たくて、、子種をもらう為の道具扱い。しかし、クロヴィスはどんな言葉を投げかけられても、怒る事なく、ノアに対しての忠誠心が変わらないで(二人の年齢差は10歳位の設定ですが)常に余裕でノアの辛辣な態度にも優しく対応します。更にはノアの気持ちに寄り添おうとしているのが、クロヴィスは大人だなぁと、、気持ちに余裕がある大人って凄い!って感じでした。
特に、発情してしまったノアを鎮める為に、初めてする時、ノアの手をあえて縛って失礼な態度で事に及んで、、クロヴィスはノアを大切に可愛がりたい気持ちが強いのに、もし、夫候補としてノアが自分を気に入らないなら、今後ノアが自分を断りやすい理由を与えてあげるという、そんな気配りまでしていたのは、なかなか出来ないんじゃない?って思いました。まあ、それでもクロヴィスはノアから断られないという自信みたいな物はあったんだと思いますが…

誇り高くあろうと、他者の言いなりになりたくないノアですが、そんなノアにクロヴィスが惹かれたのには理由があります。ここは読んで確認して欲しいです。ノアの良いところを認めて、更には、ノアがクロヴィスと行動を共にする様になると、人間的にも、善き王としても心の成長が見られます。
一回目に読んだ時はノアのツンツンした性格が気になって彼をあまり可愛いとは思えなかったですが、ノアの性格やクロヴィスの徹底した溺愛ぶり(絶対に怒ったり喧嘩したりしない安心感)を知ってから二回目に読み返してみたら、ノアがツンツンしてるのも可愛いくて、クロヴィスはこんな気持ちでノアを可愛いんだろうなぁ、なんて感じる事ができたし、それに対してふんわり優しく受け止めてくれるクロヴィスの対応に萌えが増しました。クロヴィスの溺愛も本当に凄いです。


3

クロヴィスが素晴らしい

作家様買いです。

最初表紙だけを眺めてた時、表紙右のノアが攻めだと思っていました。
でも裏の帯を見てノアが受けだと知り購入。


オメガ王のノアは、最初はアルファのクロヴィスのことを
過去のクロヴィスとの思い出もあり嫌がっていたのですが、
段々とクロヴィスにほだされ、好きになっていくというお話なのですが、
クロヴィスがほんとに素晴らしい男性でした。

ノアもすごく良く頑張る王様なんです。
でも、オメガだからって周りの人間には
世継ぎだけ産めばいいと思われていて
それがすごく痛々しくて悲しくなりました。

孤独なノアにクロヴィスが居てくれてよかったと心から思いました。
そして、最後はノアとお母さんも和解ではないけど
少しはわかり合うことができて良かったです。
これもクロヴィスと出会ったことが関係あるので
ほんとにクロヴィスと出会って良かったなぁ…。

生まれてくる子供との生活も見たいなぁと思いました。

0

愛蜜結びとかタイトル一言一言が!

オメガの王、オメガバースは作品によって微妙な設定の違いがありますが、こちらの作品はオメガに差別的な風潮が残った国のお話。
途中とても切なく苦しかった。
ノアが小さい頃から好奇の目に晒されてたが故ですが、頑なすぎる・・
繊細でツンデレなノア王がとても可愛かった。
タイトルにはないけど、再会BLや執着攻め要素もあって良かった~♪
溺愛してる事は間違いない!し、甘い婚姻でした。
ミュー伯1番善い人。
鯨亭の人々とがノアが王だと気付いた後の交流も見てみたいな~。

0

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