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表題作僕は王様おまえは下僕

町屋花南
神奈木の会社の広告塔となる俳優25
神奈木瑛介
オーガニックコスメ会社勤務29

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ねえ瑛介さん。俺の王様になって

会社員の瑛介は、DomなのにSubに尽くしたいという年下の花南に快楽へ落とされて…。


帰国した瑛介は赴任先のフランスで出会ったモデルで俳優の町谷花南と再会する。
自分のSub性を認められず特定のパートナーがいない瑛介は、ニュートラルが相手ならと彼と一夜を過ごすことに。
ところが花南はDomで、瑛介は初めてSubの官能を経験してしまう。
「コマンドは尽くすためですよ――限界まで気持ちよくなってもいいんだって、安心してもらうために」
年下Domからの奉仕志願ともいえる求愛に、甘い葛藤が瑛介を責め立てて…。

Dom/Subユニバース Domが尽くしたい度★★★★★

作品情報

作品名
僕は王様おまえは下僕
著者
葵居ゆゆ 
イラスト
一夜人見 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784576220420
3.5

(20)

(3)

萌々

(9)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
67
評価数
20
平均
3.5 / 5
神率
15%

レビュー投稿数7

序盤と終盤の攻めの落差に。。

先生買いです。葵居ゆゆ先生の現代もの×DomSub。

一夜人見先生の美麗イラストもとっても好みで、読む前から表紙だけでワクワクしました。

…がーーーー!!!!終盤にこんな地雷があったとはーーー!!

序盤〜中盤にかけての攻めへの好感度が一気にダダ下がりしてしまう攻めの行動にもう、がっかり。。どの口で「尽くす」なんて言うんだ!?と思ってしまい、気持ちが萎んでしまいました。この攻め様(のキャラと行動)は賛否両論じゃないかなあ…

攻めの終盤の行動が地雷でなく、えちえちプレイを望む方には満足度が高いかも。イラマにコックリング、手錠など多様なプレイが出てきて確かにえちえちでした。

でもなあ…攻めがなあ…

幼い頃からの両親からの扱いのせいで卑屈になり、自分は平凡で価値がない存在だと思い込んでしまっている受けの瑛介には心が痛み、人気者の従兄弟に嫉妬する様子に共感もしたのですが。。

だからこそ!攻めにはちゃんと受けに尽くすことに徹して欲しかったなあ、、と。

攻めから受けへの告白シーンなんかはとても好きだったのですが、いかんせんラストの攻めの行動が許せず。一応「ごめんなさい」の言葉はあったけど、理解できるとは言い難く好感度ダダ下がり…ということで、迷った末の「萌」評価です。。

0

オトマトペ多め&未来系言葉責め

恋人にしてほしいことが『褒める』なんて可愛いよ。毎日頑張ってるからだよね


葵居ゆゆさんのDom/Sub!電子書籍発売首を長くして待っておりました。
今まで殆ど褒められてこなかったプライド高き受けSubと、受けを探し求めた尽くし系?俳優攻めDomのお話。自身のSub性が嫌な瑛介が、ニュートラルの男女を相手にしてる時泣いちゃうのも、花南とのプレイやセックス中に泣いちゃうのも可愛い…

花南の褒め方が、赤ちゃんに向けたような褒め方なんですよね。うまく◯◯出来ましたねとか。好きなんですけど、現代の欲求への闇を考えさせられたりなかったり…

葵居さんの書く濡れ場好きなのですが、今回も、受けが先を期待してしまうような「実況&未来系言葉責め」が最高でした。
「入れたら、キスしてあげます。お口の中もぐちゅぐちゅかき回して、馬鹿になるまでお腹の中を突いてあげる」
とか、奥ごりごりだとかくにくにとかオトマトペ多めなのも良い。ご褒美をちらつかせたり、ご飯食べて会話してるのにしたくてソワソワしてる描写も夢中で可愛いです。

でも甘めのDom/Sub小説って攻めがDomでスパダリが定石だと勝手に決めつけていたので、この作品のワンコ?ちょい腹黒?具合が個人的には定まり悪かったです。
グレアの使い方が従来と違い、Dom同士の威嚇で使う仕様ではない(Subに降り掛かるDomオーラ的な従いたくなるもの)のですが、花南の使い方が結構自分本位。言葉や触れ方は甘く、自分は瑛介の下僕だと言う割にはプレイも強引さがあって掴み切れませんでした。
瑛介の様子を見て好きそうなのを感じ取ったりもしてるのですが、それでもエッチなパンツとかリングとか(おいしいですけどね)お仕置きも強引さが否めない。あれだけ独占欲強いのに最低男を含めた2P×2提案は無い。
とはいえ褒められ慣れない人間を甘く包み込むだけでは、それはそれでスパイスが足りないかもしれないですね。瑛介の健康が安定して幸せならいいです。

最後に舌を出したのもうーん…でした。

0

葵居先生の書くDom/Sub

どちらが王様でどちらが下僕なのか気になったけど当たってた。瑛介は親やSubである事によって自己肯定感低めで人付き合いも消極的、今までが少ないせいか愛を求める姿が辛かった。花南がずっと好きだったと愛を伝えても、信じきれないのも仕方ないと思う。花南も愛は伝えてるけど、空回りというか。花南を大事なんだろうけど、自分の事情に踏み込ませないのは誤解を生むと思う。1度別れて、取り戻す為の手段も正直な〜瑛介だから受け入れられたんじゃないかな。でも、瑛介がやっと愛を得ることができて良かった。瑛介が幸せになれて嬉しかった。
一夜先生のイラストは綺麗で眼福でした✧*。

0

攻め君は決してハイスペ君では無いと思う

葵居先生の新刊はdomsubでした

自己肯定が低いというか、よすべすらない年上subと執着溺愛だけど恐ろしい意志で執着強欲っぷりを隠している年下攻domの組み合わせでした。

内容に触れますのでご注意ください。




なかなかに良き執着攻君だと思って読み進めましたが、順調すぎるのでさてどこに地雷が来るかなと思っていたら、地雷は受けちゃんがなかなか自分の気持ちを受け入れず、攻め君の愛も信じられない事でした。

受けちゃんを取り戻すために攻め君が選んだのは、受けちゃんに焼き餅を焼かせて自分を好きだという気持ちを自覚してもらおう作戦。
けどこれは相手が悪かった。
相手が受けちゃんのトラウマの元凶の従兄弟くん。
これは受けちゃんは受け止められません。却って殻に閉じこもって別の男を探し出してしまいます。

しかも従兄弟と自分の付き合いを祝うという捨て身の状態の受けちゃんに、攻め君が選んだ次の作戦は、別のdomを紹介して自分の目の前でエチをさせ、同時に自分も従兄弟くんとエチをすると見せかけて見張り受けちゃんが受け止め切れなくなったら救い出そうというもの。(だと思う)

読んでて攻めに「お前何やってんだ?」とツッコミまくりました。大事にするんじゃなかったんかい!と。

あてがわれた相手への嫌悪感もさることながら、従兄弟の同席も嫌だったんじゃないのかなと思うんですがサラッと流されちゃってそこは消化不良です。


色んな意味で受けちゃんが不憫すぎるシュチュエーションなんですが、この受けちゃんがいいなと思うのは生理的に流す涙以外は涙を見せなかった事です。

自己肯定感低くて壊れてるけどどこか芯がある。でもその頑なな芯がいびつでも強情っ張りで、いいなと私は思いました。
だからこそdomの攻め君が受けちゃんに跪くのが当たり前なんだと思えました。

ただ他の方も仰っていますが、せっかくの業界にいる二人なのに仕事の話がほぼなくて残念でした。

物語の大半がエチで、受けちゃん自身もそれが違和感を抱いていくのである意味狙っていらしたのかなとは思うんですが、攻め君の素材が良さげだったのでもう少し仕事をする二人が見たかったです。

コマンドが全部日本語というのは真綿で締め付ける様な感じがして私は好きでした。

1

凄く楽しみにしていたのですが…

葵居ゆゆ先生のDom/Subユニバースで、しかも一夜人見先生のイラストということでとても楽しみにしてました。

ところがタイトルとあらすじから勝手に期待してた内容とはかなり違ったのと、延々と続くセックスシーンに途中で気が遠くなりかけて挫折しそうになりました。

花南と瑛介の関係性を読者に伝えるためには確かに必要だったと思います。でも、なんていうかもっとギュッと絞ってあった方が、間延びした印象がなかったと感じてしまいました。
その分もっと花南と瑛介との仕事現場の様子を書いて欲しかったです。

卑屈で頑固な瑛介の性格もあまり好きになれなかったし、花南が期待してた人物像と違ったのも残念でした。特に終盤の花南が取った行動は賛否両論あると思いました。あれがなければ歳下の可愛いDomで終わってたと思うと残念でした。

日本語のコマンドは新鮮でしたが、それがDom/Subユニバースらしくなかったのも確かだったと思います。Subに尽くしてるかと聞かれたら、うーんと悩んでしまいました。

4

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