電子限定おまけ付き
音海ちさ先生のお話は、ハード目なSMを可愛いタッチの絵と明るめなキャラで、抵抗なく読ませてくれるので良く手に取っています。
こちらの本は表題作「エロサイトが死んでしまった!」3話と「恋をお返しいたします」2話の2本立てでした。
表題作「エロサイトが死んでしまった!」は、特殊性癖の上司と部下が、愛用していたエロサイトが死んでしまったので、動画の再現をして自家発電のオカズにするという話です。
1話1プレイで、部下が上司に少し無理矢理ハードSM&撮影して、オカズにするんですが、道具は安全な物なのと上司は抵抗するものの、そのうちノリノリになってしまって、撮影された動画の出来にも満足しているので、悲壮感などはなく楽しく読めます。
ちなみに表紙は2話で使われていた道具を用いていて、表紙を剥がすと撮影の裏話になっていて、表紙は2話の1シーンだったのか!と気が付きました。
3話になると道具が過激すぎて、うわあ有刺鉄線(柔らかい)作画大変そう…とか関係ない心配をしてしまいました。
描き下ろしでも1プレイですが、まだ恋人になるとは認めない上司の、抵抗理由が可愛くて、確かにってなりました。
後半「恋をお返しいたします」はSM要素無しです。
鬼と山に捨てられた人間の話で、山に捨てられた人間の子供小太郎が、鬼に助けられて人里に帰った後、大人になって鬼の元に戻ってくる話でした。
ショタ小太郎の可愛さと大人になった後のギャップと、想像以上におバカに育ってしまって、どうしてもギャグ寄りになってしまう所を楽しみました。
大手エロサイトが突然の大量削除。
それにより恋人(エロサイト)を失った文具メーカー商品企画部主任の昇(のぼる)は喪失感に苛まれる日々の中、部下の直(すなお)が同じエロサイトを利用していたことを知り、意気投合。
マニアックなプレイ動画が趣味の2人ですが、直はマニアックなプレイがしたく酔った勢いで昇(受け)を拘束します。昇は半ば脅されお気に入り動画の再現をすることに。
拘束からの玩具による快楽責め。
大したことないとたかを括っていた昇。
想像以上の気持ちよさですぐにぐずぐずになるも直はやめてくれず過ぎた快楽に堕ちてしまいます。
エロがとにかくエロく、玩具の幅やプレイ内容がとにかくマニアックです!!
感じすぎて泣いちゃう受けの表情はたまりません!!ほんとにえっちです!
自分の動画なのに無駄に再現度が高くて、見て「好き」って言っちゃう主任のちょろさも愛嬌があって好きです。
キャラクターの個性が所々に散りばめられてて読んでて楽しかったですし、よくキャラクターのことがわかりほっこりしたり、クスっとしたり。
ページの所々に描かれるミニキャラも可愛いです!!特に攻めミニキャラの効果音が「パッパラパー」や「クゥン」のところがお気に入りです。ぜひ探してみてください。
同時収録の「恋をお返しいたします」も最高です。
はじめ登場時、小太郎(こたろう)はまだ幼児で山に捨てられていました。そんな小太郎をうっかり拾ってしまった燎(かがり)は実は鬼と呼ばれる長命種。とっても可愛くて目が離せない小太郎に毎日が楽しかったが、種族の違いに人間は人間の元にと小太郎を返す燎。やがて時がたち、2人は再開するも…。
小太郎(攻め)がおっきくなって燎を迎えに来るのですが、どうしてそうなったの怒涛の連続。
笑いあり、シリアスあり、でも最後はハッピーで終わります。短いながらもボリュームがあり、エロあり、大満足です。
マニアックなプレイ好きな部下による主任の調教。
人間×鬼の種族を超えたあほエロラブコメディ。
どちらもサクサク読めます!
あほエロや、調教BL大好きな方、
しっかりしたストーリーのものが読みたい方にぜひ、おすすめです!
SM好きには堪らない1冊でした。
表題作は話も明るくてとても読みやすく、登場人物の関係性なども可愛くて終始ニヤニヤしながら読んでしまいました՞っ ̫ ⊂՞
プレイ内容も特別特殊ではないのでSM系が好きな人には絶対読んでもらいたいなと思いました。
もうひとつの作品の「恋をお返しいたします」はSMシーンはなく、比較的セックスの描写も少なめで読みやすい作品でした。
大正を舞台とした優しいストーリーがとても刺さりました。ストーリー重視で作品を好む人におすすめしたいです。
絵もとても可愛らしくて綺麗ですごくすごく良かったです(語彙力)!
面白かったです。
タイトルの通りの出来事から始まった意外な共通点。お気に入りポルノ動画が配信サイトから軒並み削除されてしまって意気消沈。
ショック受けまくりの主人公 羽生、何度も未練がましくサイトを開いてはひょっとして復活してないかなとチェック。
そのスマホ画面をうっかり部下の江久に見られて詰んだ…と思いきや、どうやら同士だったようで同じ動画をお気に入りブクマしてたとわかり意気投合。急速に仲良くなっちゃって、ないなら自分らで撮っちゃえばいいやん!とばかりに撮影大会繰り広げちゃうんですわ。
数年前に某動画サイトの動画削除ありましたね。それをうまいこと漫画に取り入れておられる。この2人の性癖を刺激するジャンルっていうのが、拷問系なんですって。めちゃくちゃ物騒じゃないか!ハードになってしまって殺人に至ってしまわないの???なんて思っちゃうけど、そこは大丈夫みたい。R18指定で話題の拷問シーンのある映画を2人で観に行ったらエロシーンでのR18ではなく、残酷シーン(殺人)での成人指定だったんですって。
そこは興奮材料じゃないらしく、映画見終わったふたりはゲンナリしてた。
拷問っていうか、凌辱シーンに興奮するって事ね、理解。
普通のSMよりも拷問器具寄りな初めて見るプレイが満載。
拷問具[スカベンジャーの娘][苦悩の梨]なんて初めて聞きました。圧縮プレイとかマニアック〜。
自分達のお気に入りだった動画を再現していくのですが、上司の羽生がチョロ可愛いです。
快楽堕ちしちゃうし、動画なんて撮るなー!と言いつつ完成動画転送されたら出来栄えに大満足で自分の動画をオカズにしちゃうわ、次はどんな動画撮ろうかと無意識に妄想したりして。
好きな性癖は変態的だけど、部下の江久くんは世渡り上手で甘え上手。上司の羽生を上手い事転がしてたりしてるけど、根がいい子だから執着やじっとりねっとりした陰湿感が全くない。
不思議とおバカラブコメ。
同時収録の鬼と人間のお話も一見シリアスなのかと思いきやこちらも超絶ハッピー。
境遇はシビア。鬼の子だから迫害されて1人でひっそり山奥で暮らしてた主人公。
人減らしで山奥に捨てられていた全盲の男の子。
なんだかほっとけなくて拾って帰って育てる事になって愛着が湧いちゃったけど…ってな話。
こちらもちびっ子時代がかわゆくてほっこりしました。
どちらのお話ももっとドロッと描ける設定なのに、とっても明るくて光属性な作品に仕上がっていて不思議。他にはないものを感じました。
きっと作者さんのお人柄なんだろうな。
未読の方試してみて欲しいです。
シーモアで購入
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