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その眼差しに、唇に、吐息に、心に、──貴方にふれたい。
大学で重音研究部に入った灰賀は、飲み会でロシアン寿司をすることになり、当たりのわさび入りを引きます。
ご褒美(と言われているけど罰ゲームでは?)にその日の呑み代をあげるから新宿二丁目裏にある箱ヘルに行って感想を聞かせてくれと言われ、ちょうど自分のセクシュアリティに悩んでいたので、いい機会だと体験しに行きます。
本番なしの店がいいなと選んだのはローションプレイ専門店で、緊張してよく分からないまま中性的な人がいいとボーイに希望を伝え、勧められたNo.2のキャスト“リョウ”を指名します。
呼ばれて入った部屋で待っていたのは、美人でギターが超絶上手い憧れの金江先輩で───?!
金江が箱ヘルで働いている理由がかなり意外でした。
思い切りがいいな?!と思ったけど、簡単に体の関係を求められるよりも適していると言われて、なるほど...?彼にとってはそうなのかと。
私にはない感性でしたが、目的にかなった上で楽しんでいるのなら一石二鳥ですもんね。(まだ恋人は見つけられていないから二鳥じゃないけど。)
プロなのに処女...!というのが面白い設定だなぁと思いました。
あと、音楽モノでもあり風俗モノでもあって、普通はどちらか1つで作品作りされそうな要素が2つ入っているのも珍しいなと思います。
音楽モノ大好きなので扱ってもらえて嬉しいんですが、音楽モノと思って読むと物足りないかもしれません。
どちらかと言うと音楽<風俗なので。
金江先輩、その下着は店支給なのか自前なのかどっちですか?!
どの下着も似合ってるし、プレイ中も、何もしてない時でさえも、色気がすごいよ金江先輩。
金江も素敵なんだけど、灰賀も色んな層から愛されるモテ男くんで、愛嬌があって優しくて気遣いができて料理まで出来る子です。
金江のような派手さはなくて爽やかで素朴なんだけど、高身長でルックスもいいしファッションもオシャレ。
男らしさが足りないとのことでしたが、確かに雄味は足りないんですけど、灰賀のよさが見えてくるごとにこれはモテるわ!と納得させられ、頼れる面も見えてきます。
押しが弱くてちょっとヘタレな優しい攻めですが、尽くし好きなご奉仕攻めの気質ありです。
寝癖がスタイリングしたみたいに決まってしまうのも羨ましすぎるし、あのふわふわヘア可愛かったなぁ。
憧れと好きの違いを真面目に考えるのがフレッシュでいいですね。
2人に芽生えた嫉妬心や独占欲や気持ちの自覚ににやにやしてしまいました。
私はゴムをちゃんとつけてくれる作品が好みなんですが、指コンドームまで出てきてテンションが上がりました。
職業柄なんでしょうけど、貴重ですよね指ゴム。
アニメイトブックストア→白抜き
しっけ先生のピンクハートジャムは、大学生独特の雰囲気とキャラクターの感情が繊細に描かれた、じんわり心に残るBLでした。
灰賀と金江先輩、それぞれの不器用さや思いのすれ違いが自然な感じで良かったです。ストーリーの完成度はとても高く、読み終えた後も余韻が残りました。
ただ、個人的に感じたのは エロ描写が控えめなことです。
しっけ先生の作品は、心理描写と絡みの濃さが合わさってこそ破壊力があると思っているので、もう少し濃厚なシーンがあればさらに満足度が上がったと思います。
それでもやっぱり、キャラ同士の関係性の積み重ねと大学生独特の雰囲気が最高でした!エロよりもストーリー重視の作品として十分に楽しめました!
絵柄もキャラクターも物語も癖になり、何度も読み返しています。
先輩で見た目もちょっと怖めでぶっきらぼうな金江が、恋人探しのためのハコヘルバイトをしている、という設定がまずおもしろいです。
新入生で同じクラブに入った灰賀優希が、クラブの飲み会で先輩からハコヘルへ行くようにうながされたことで、憧れの先輩の秘密を知ってしまい、性欲に翻弄されつつも、憧れの先輩とゆっくり話したい、とアルバイトをしまくって資金を貯めて先輩を指名して通いつめていきます。
こうして抜き出して書くと、とても突拍子もないように思えるのですが、不思議な説得力があり、なにより魅力があって引きこまれていきます。
ハコヘル、という性欲むき出しの場所を介しての2人のやりとりも、エロさばかりにならないところも魅力です。
大学とプライベートと完全に分けている金江凉と、混ざっている灰賀優希の、接点とつながり、関係の変化が興味深くおもしろいです。
1ページ目の絵からは考えられないくらいハートフルなお話でした。
大学のサークル飲み会の罰ゲームで夜のお店に行くことになった灰賀。
たまたま金江さんが箱ヘルで働いているところに遭遇して、
自分のセクシュアリティについて金江さんとお話しします。
その後、サークル合宿でどんどん中を深めていく2人。
灰賀の鈍感さ、金江さんの灰賀に対する嫉妬が可愛いです。
店でも合宿でも金江さんのテクにやられてしまう灰賀の
弱弱しいところが大学1年生だなという感じがしました。
えち展開:4回(本番行為なし)
上下巻合冊版の感想です。
上巻がすごくいい感じだったのもあり、
どうやってくっつけるのかを期待しすぎたのもありますが、
どこが男前受けなのか問い質したいくらい女々しくてうーん…
ビジュアルがすごく好みなだけに肩透かしでした。