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表題作この手を離さないで

一条晴斗
α,高校生
北原雅
Ω,高校生

その他の収録作品

  • day after(描き下ろし)
  • 二人の朝の過ごし方(カバー下)

あらすじ

つなぎとめたい
恋に出逢った。

《持てる者×持たざる者》が互いを求め合う
極上のジュブナイル・オメガバース。

とある問題を起こし、
αのエリート校から一般校へ転校してきた晴斗。
季節はずれの転校生に色めき立つ教室で
1人だけなぜか当たりが強い、生徒会長の雅と出会う。

まるで正反対な性格と境遇の2人は、
反発しながらも強く惹かれあい
次第にお互いの心の奥へと踏み込んでいく。

しかし、晴斗のフェロモンにあらがえない雅の身体は、
やがてコントロールがきかなくなっていき――。

未熟で、痛くて、壊れそうなーー美しき青春の日々。

作品情報

作品名
この手を離さないで
著者
咲本﨑 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
シリーズ
この手を離さないで
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526133
4.3

(694)

(451)

萌々

(124)

(63)

中立

(27)

趣味じゃない

(29)

レビュー数
78
得点
2967
評価数
694
平均
4.3 / 5
神率
65%

レビュー投稿数78

最初から最後まで胸を揺さぶられ続ける

完結したので一気再読してのレビューです。

それぞれ事情があって、固い殻をかぶってつんけんしているアルファとオメガが、問題を抱えた転入生と優等生という関係で出会い、お互いに好意を持っているわけではないのに、関係が深まっていく・・・

すごく不自然で、でも、すごく自然な関係に見えました。
この絶妙なアンバランスさ、展開が素晴らしいです。
初コミックスでこの世界観、すごい先生だと思います。
物語の登場人物が、すっごく嫌な人たちと、すっごくいい人たちがいます。
胸糞悪くなったと思ったら、感動させられて、読んでいて情緒があっちこっち揺さぶられて胸が苦しくなります。

オメガバースもので、反目しあってたアルファとオメガが一緒にしたら、即エッチという展開、よくありますが、そうではありません。
それぞれ考えて、考えて、いろんなものに抗って、挑戦していく様子が素晴らしく、胸をうたれます。

台詞が一切なく、2人のいろんな場面、抑制剤の瓶が描かれているページがあります。
2人の関係の変化を、情緒豊かに説明台詞なく、わずか1ページで描いているところもすごいです。

高校という狭い世界で、性別、成績、いろんなことで序列がついて、嫉妬したり腹を立てたりする男子生徒によって引き起こされた事件。
直接的に、心理的に、社会的に、2人とも大きな傷を負います。

自分の気持ち、相手の気持ち、相手への気持ち、自分はどうしたいか、考えて、迷って、少しづつ進んでいく関係が、とてもきれいです。
ゆっくり大切に育みあった関係が番という形でさらに強まるラストに感動しました。


0

心に刺さった

絵柄は好みではなかったが、読んでいく度に心に刺さった!!今では好きな作品の1つ。

0

絵が綺麗

完全にカバー買い。
絵とカラーの塗り方が好みで、手を伸ばしていました。続編も出ていたので、気がついたらそちらも購入していました。
電子版で出会いましたが、紙も要購入検討です。

まずは、高校生編
晴斗君の謙信さ、良いです。雅君、前世は猫ですか?
何となく関係が変わってきても言葉足らずの若者感があって、ツボです。2人で幸せになってください。雅君のバックグラウンドに何や問題?課題?がありそうですが、、、最後はハッピーエンドを迎えると信じています。


1

暗い水の中に沈んでいるΩを救済するお話

温かい人であり、優しい圧倒的光属性の世話焼きα晴斗と自分のバース性を疎ましく思いながら虚勢を張ってる寂しがりΩ雅のお話。

爽やかなDKの話とは対極だけれどオメガバース性故の切なさにどんどん引き込まれ最後は涙しました。

水の中とか暗い闇の中に沈んでる雅の手を優しく握りながら晴斗が明るい方へ引っ張ってあげて、息ができるようにしてあげたような。そんなお話でした。
伸ばされた手を、Ωの自分なんかが掴んではいけないと無意識なのか予防線を張ってる雅がいるんだけど、温かい手を離したくないと思っている雅も確かに存在している。
雅の過去と現状がとにかく見ていて辛い。早くこの子を救ってあげて欲しいと思いながら最後まで読みました。

辛い描写はあるものの、ハピエンで最後はほっとしました。
続編もあるという事でずっと見守りたい二人でした。

絵がとても緻密に描き込まれていて素晴らしいです。

0

高校生BLならではの萌え

それぞれに事情を抱えた高校生2人のオメガバース作品です。受けの不健康さや生活環境が気になって、世話を焼いちゃう攻め。行動を起こしてはみるけれど、うまくいかず親に「料理教えて」なんて頼み込む可愛い一面も。アルファだけど、決して完璧ではない未熟さが良かったです。

対する受けは、最初は貼り付けたような笑顔で、オメガであることを隠していました。攻めと過ごす中で、表情や反応のバリエーションが増えていきます。作者さんの画力がすさまじいので、少ないセリフの中でも2人の関係性が変わっていくのがすごくよくわかりました。

一番萌えたのは、ヒートを迎えた受けが攻めをお誘いするシーン。セリフはありません。が、表情や仕草からキャラクターの熱や感情が伝わってくるようでした。

高校生特有の不安定で複雑な感情を堪能できますが、攻めが「あ〜何やってんだ俺!」からのじっとはしていられないタイプなので、もどかしさにイライラすることがありません(笑)苦しい場面もありますが、最後は心が温かくなる大好きなお話です!

0

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