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表題作黒い獣に幸せのキス

クライヴ・ベネット 軍人 幼馴染
ライナス・ヘイヴァーズ 下級文官 23歳 幼馴染

あらすじ

獣に変身してしまう軍人×下級文官の、もふもふ変身ファンタジー!

港町で文官として働くライナスは、ある事がきっかけで職場に居づらくなった上、過労で倒れてしまい休職することに。そんなライナスのもとに、幼馴染で有望な軍人であるクライヴが帰ってきた。クライヴは戦功を立てた結果、「獣軍人」になる誉を得たという。「獣軍人」は獣の力を宿し、一騎当千の力を発揮するが、力が馴染むまでの間、完全に獣の姿になってしまうため、ライナスに面倒を見てほしいそうだ。ふさふさの尻尾に三角形のお耳、そしてライナスに撫でられるのを好む姿は、犬そのもの。犬クライヴの世話を焼きながら、二人の生活が始まるが…?

作品情報

作品名
黒い獣に幸せのキス
著者
伊達きよ 
イラスト
hagi 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
Ruby collection
発売日
電子発売日
ISBN
9784041125212
3.6

(58)

(18)

萌々

(22)

(5)

中立

(7)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
8
得点
200
評価数
58
平均
3.6 / 5
神率
31%

レビュー投稿数8

獣が可愛い

人間から獣に変身してしまうクライヴと幼馴染でもある下級文官のライナスのお話です。

獣軍人になると言いつつ、多くを語らないクライヴに不安が募る展開でした。
もしかしてクライヴはずっと獣のままなのかとハラハラさせられましたが、しっかりハッピーエンドだったので一安心です。
電子書籍特典の描き下ろしでは生きることに前向きなクライヴが見れてホッとしました。

しかし、ライナスが休職に追い込まれた理由が可哀想でした。
同性愛者だからと仕事を押し付けられて過労で倒れたというのに、その原因になったトノイやイザベラなど職場の同僚が罰らしい罰を受けていないのが腹立たしいです。

0

相手の幸せを願い合う2人に幸あれ

人間から獣軍人になることが決まり帰省した人気者のクライヴ×身も心も疲弊してしまったライナスのお話。

物語の前半は田舎町でアウティングされ周囲の人から哀れまれたり疎まれたりして疲弊してしまったライナスが、クライヴの世話を焼くことで徐々に元気を取り戻したりクライヴとの距離感に悩まされたりするお話で、後半は頼もしく明るいクライヴにずっとあった陰の部分に言及して2人の関係性が変化していくお話でした。

物語を通してクライヴがどんな姿でもずっとライナスに対して大好き、そばにいたい、幸せになってほしいという想いが全面に出ていてすごく好きでした。獣軍人になってからは前よりも犬っぽさも増し増しで、ライナス大好き〜が止まらないのが可愛すぎる。
一方ライナスも想いが通じてからもちょっとツンケンしながらもクライヴへの好きがちゃんと見えるのがすごく可愛かったです。何よりクライヴが隠そうとしてしまう本音をちゃんと分析して寄り添おうとする姿、泣けました。

途中涙なしには読めない2人の相手への愛情が無事ハッピーエンドへと結びついて良かったです!ライナス好き好きの超わんこ系攻めのクライヴとライナスの日常をもっと読みたい〜!!

0

幸せの場所

作家様買いです。

タイトルだけではどういうお話かわからなく、
あえてあらすじを読まずに買いましたがすごく良かったです…!!!!

もふもふファンタジーです。
文官で働いているライナスと、軍人であるクライヴのお話。
ライナスは過労で倒れ休職することに。
そんなある日一緒に兄弟のように育ったクライヴが帰ってきてー…。

ライナスが倒れたのは、過労だけではなく心労もあるのですが、
その理由にとてつもなく腹が立ちました。

モヤモヤする気持ちで読み進めていくと
心労の原因のトノイとライナスに告白した女性が出てきます。
地団駄踏みそうなくらい腹立たしいのですが
その後のクライヴの対応ですっきりしました。
でもやっぱり、誠実に対応したライナスにこの仕打ちはひどいなぁって思いましたけどね…。
でも、ライナスの辛い気持ちをクライヴが救ってくれるんですよ。


お話の中で結構辛い部分が多くて、
クライヴの過去のお話とかも辛かったです。
クライヴにとってライナスだけが光だったんだなぁって…。

ちゃんとハッピーエンドになるのかハラハラしたし、
途中は涙が止まらなくてティッシュ必須だったのですが、
辛かった分幸せがやってきてよかったです…!!!


結婚してからのクライヴの独占欲の強さにニヤニヤしました(*´ω`*)
辛い部分が多かった分、ここで糖分を摂取させてくれるきよ先生…さすがです!(*´ω`*)
素敵なお話を読めてよかったです♪

0

誰よりも貴方の幸せを願う

今回は獣軍人となる栄誉を受けた軍人と
港町の役所で働く下級文官のお話です。 

受様が攻様の世話をする日々で新しい道を選ぶまでと
結婚後の短編後日談を収録。

受様は王都から遠く離れた港町で文官をしています。

受様は教師だった両親の教えで責任感が強く、
上司の仕事の依頼や部下の仕事を手伝いも断らず
朝から晩までに働き尽くめです。

その上、受様に関する噂で職場での風当たりが強く、
嫌がらせのように仕事を押し付けられてもいました。

ある日受様はいきなり倒れるのですが
王都の役人が視察にきた式典の最中だったため
失態は受様のせいだと長期休職を言い渡されるのです。

受様は昨年両親を相次いで亡くして以来
家でもゆっくりする事もなく動き回っていのに
今の受様は惰性で生きているようになります。

そんな受様の日々を変えたのは
突然王都から戻ってきた攻様でした。

攻様は7才の時に両親が引き取った戦争孤児で
2人は本当の兄弟のように、一番の友達のように
近しい存在として育ちます。

攻様は15才で軍人になると王都に向かい、
3年前の戦で大活躍して若くして中佐となった
立身出世の人なのです。

攻様は「『獣軍人』になることになった」から
「ここでお前に面倒を見てもらってもいいかな?」
と言ってきて!?

獣軍人になるために戻ってきた攻様と
休職している地方文官の受様の
もふもふファンタジーになります。

『獣軍人』とは獣の力をその身に宿して
一騎当千の力を得る戦士であり、国の誉とされます。

獣軍人は将校級で大軍を率いて戦場を駆け巡る
人知を超えた生き物ですが
一般人には実態を知る術は有りません。

受様には攻様が獣軍人になる事と
その間受様が面倒を見ることが繋がりませんが

攻様は完全に獣軍人になるまでは
獣の核が不安定なため不定期に獣の姿になると
獣姿になりますが、見た目は黒犬です (ӦvӦ。)

受様に撫でられて鼻を鳴らしたり
尻尾をふさふさする姿はまさに犬になのですが
獣軍人化の方法は国家秘密だそうで
軍が認めた身内以外には口外できないような
魔法まで掛けられていたのです。

受様は攻様の面倒を見る事を了解しますので
ほのぼの系のコミカルな展開かなと思っていたら

ここから受様が不調をきたしていた訳や
攻様が獣軍人になろうと決意した理由が語られ
想像していた展開とは全く違う様相を呈してきまして

攻様が軍人を目指して王都に出た理由
受様が職場内で辛くあたられるようになった訳
獣軍人になれなかった軍人たちの存在が知れるにつれ
どんどんシリアス味が増してきて

攻様の未来が陰っていくようでハラハラ
ハピエンの最後は信じてましたがドキドキ続きで
大団円までとっても楽しく読ませて頂きました。

誰かを大切に想う事が自分の幸せに繋がらなくても
自分に出来る事を信じて進む、進もうとする姿に
胸が絞めつけられました ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

ワンコ化した攻様にもツボを押されまくりでした♡

4

流石の伊達きよ先生でした

間違いなく読ませてくれます。流石としか言いようがありませんでした。
でも大好きな「ゲテモノゲゲと呪いの魔法」ほどには萌えられなかったので、萌2にさせて頂きました。

ライナスが職場に居づらくなった理由が本当に腹が立って仕方がないんです。でも兄弟同然の幼馴染みのクライヴが同居して、世話をするうちにライナスの心が健康になって行く過程はとても癒されました。

読者はクライヴの気持ちは早々に気が付くと思いますが、読み進めて行くと同時に「獣軍人」に関する不穏な秘密を知ることになって、ハラハラして胃がキュウっと痛むのです。
思わずちるちるさんのレビューを読んで確認してしまいました。

終盤は切なくて切なくて涙と心臓の動悸が止まりませんでした。

最後にライナスが自分の望みを伝えられるようになった事に感動しました。これもクライヴと一緒に過ごす期間があったからだと思いました。

ライナスが職場に居づらくなった原因にはそれ相応の罰が下ったし、ライナスが元の自分を取り戻して幸せそうな様子にこちらまで幸せな気持ちになれる作品でした。

後半の盛り上げ方は流石だとしか思えませんでした。ただ心臓には悪いです。www

5

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