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伊達きよさんのお話は、その後の二人の人生は続くって感じで終わりますよね。
余韻を残してくれるのはとても嬉しいのですが…。
まさかあらすじからこんなお話だとは思いませんでした。
発売日のレビューなので詳しく書くのは控えますが、クレイグの覚悟や、姿や態度の変化やその意味を知ると…。
再会後一ヶ月も何も告げずにのんびり二人で過ごすのも必要でしたし、そのおかげでライナスも回復できたのでしょうが…。
クレイグのことをもっと早くわかってれば!言ってくれてたら!
最後の数十ページはこちらも本当に胸が苦しくて。でももし幸せならそれでいいかも、でもやっぱり!って。
後から後から小出しにされる事実に(勝手に)翻弄されました。普段ならこのやり方は好みじゃないのですが、このお話は効果的にいかされてたのかな?えーそうだったの?が多かったです。
相手の幸せを願い続けて無事を祈り続けて。
作家買いです。毎回楽しませてくださる伊達先生今回も間違いなかったです!
『幼馴染の軍人がもふもふワンコになって帰ってきた⁉︎』帯の煽りに可愛い話かな?と読み始めたのですが、受けちゃんの風に飛ばされて消えてしまいたい風な状況に心を掴まれ、攻めとの再会と彼の事情と変化したモフモフワンコの姿とのギャップと彼との生活と不穏な空気を感じドキドキしながら読み進めるうちに訪れる暗転。
もう先生の物語の進行のうまさ、読者の感情を揺さぶる一人称表現のうまさ、波瀾の持ってくるポイントと二人の関係の変化をうまくシンクロさせる所など読んでる時はどっぷりと浸かれて気付かないくらい夢中にさせられるうまさに今回も唸らせられました。
今回は変化がテーマだったとのことですが、どんなに変化しても変わらない思いが素敵でした。
攻めの強いひたむきな愛に心が揺さぶられ、見上げる瞳にキュンキュンし、無骨な、でも大きく見守る優しさと一点突破しそうな熱量を併せ持つ愛情に萌え萌えし、訪れた試練に死ぬかと思いました。うっかり涙が滲んでしまいました。
どんな姿になっても何をするにも受への愛だけで細胞が動いている攻、素晴らしい意外の言葉はないです!
しかも溺愛と執着の境界線に立っている!つまりどちらもできる色んな意味でデュアルタスクな男!
大きすぎる愛ゆえに切ないなんてこんな切なさは凄く好きです!
最後に二人が呼び合う名称が好きすぎます!
続編希望!
人間から獣軍人になることが決まり帰省した人気者のクライヴ×身も心も疲弊してしまったライナスのお話。
物語の前半は田舎町でアウティングされ周囲の人から哀れまれたり疎まれたりして疲弊してしまったライナスが、クライヴの世話を焼くことで徐々に元気を取り戻したりクライヴとの距離感に悩まされたりするお話で、後半は頼もしく明るいクライヴにずっとあった陰の部分に言及して2人の関係性が変化していくお話でした。
物語を通してクライヴがどんな姿でもずっとライナスに対して大好き、そばにいたい、幸せになってほしいという想いが全面に出ていてすごく好きでした。獣軍人になってからは前よりも犬っぽさも増し増しで、ライナス大好き〜が止まらないのが可愛すぎる。
一方ライナスも想いが通じてからもちょっとツンケンしながらもクライヴへの好きがちゃんと見えるのがすごく可愛かったです。何よりクライヴが隠そうとしてしまう本音をちゃんと分析して寄り添おうとする姿、泣けました。
途中涙なしには読めない2人の相手への愛情が無事ハッピーエンドへと結びついて良かったです!ライナス好き好きの超わんこ系攻めのクライヴとライナスの日常をもっと読みたい〜!!
先生買い。良かった!圧倒的な何かがあった訳じゃないので萌2にしましたけど、良かった!先生、ついていきます!という気持ちです。犬好きな方でしたらめちゃおすすめしたい本編200P+後日談14P+あとがき。伊達先生のお話、読みやすいですので小説初めて!って方でもおすすめです!
職場で上手くいかなくなってお休み中のライナス。両親もすでに亡く、ちょっと自堕落になってしまう時も出てきたある日の真夜中、双子のように育てられたクライブが久しぶりに帰ってきて・・・と続きます。
攻め受け以外に登場人物は
ミヒャエル(軍医)、トノイ(元部下)、元同僚(♀)、同じ町に住む方々ぐらいかな。
++好きなところ
攻めが「適性ある」ということで獣軍人になろうとするんです。そのために受け入れた「核」が黒わんこ。黒わんこで過ごしたり、人間になったりと最初は不安定なので、安定するまで一緒にいさせて、と帰ってきたのが事の始まり。
その黒わんこが猛烈に可愛いんですよねえ・・・・犬好きには堪らん。「首の後ろあたりを撫でてほしい」だの、膝に頭をのっけてくつろいだりだの、お座りして後ろ足で耳の後ろあたりを掻いたりだの、ああ犬のいる生活じゃん・・大好き。先生、犬飼っておられたんですかね?犬好きのツボ突く描写が多い印象です。
犬は可愛いうえにお話がこれまたきゅうきゅう来るものがありまして、良かったのです。受けは最初メンタルダウンしてて?でしたが、幼馴染のわんこと共にいるうちに元気になって包容力ある様子になりましたしねえ。黒わんこは甘えまくっていて良いのです。
お話全体がきゅうきゅうせつなめモードなんだけど、わんこ要素でふわっと丸められるところもあり、もちろんハピエンだし、伊達先生のお話好きだわーと改めて思った一冊でした。今まで読んだことないという方にも、ぜひ先生のお話、読んでいただきたいです!
間違いなく読ませてくれます。流石としか言いようがありませんでした。
でも大好きな「ゲテモノゲゲと呪いの魔法」ほどには萌えられなかったので、萌2にさせて頂きました。
ライナスが職場に居づらくなった理由が本当に腹が立って仕方がないんです。でも兄弟同然の幼馴染みのクライヴが同居して、世話をするうちにライナスの心が健康になって行く過程はとても癒されました。
読者はクライヴの気持ちは早々に気が付くと思いますが、読み進めて行くと同時に「獣軍人」に関する不穏な秘密を知ることになって、ハラハラして胃がキュウっと痛むのです。
思わずちるちるさんのレビューを読んで確認してしまいました。
終盤は切なくて切なくて涙と心臓の動悸が止まりませんでした。
最後にライナスが自分の望みを伝えられるようになった事に感動しました。これもクライヴと一緒に過ごす期間があったからだと思いました。
ライナスが職場に居づらくなった原因にはそれ相応の罰が下ったし、ライナスが元の自分を取り戻して幸せそうな様子にこちらまで幸せな気持ちになれる作品でした。
後半の盛り上げ方は流石だとしか思えませんでした。ただ心臓には悪いです。www