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2007年の作品です。
あれれ?いつもと違う。矢印も腰ひねりもギャグもない。
お話は少女漫画風です。
病弱で女の子として育てられたさくら16歳。親が勝手に縁談を受けてしまって。
あんまり可愛いからさくらが男の子だって忘れてたよ(笑)って父も兄たちもハハハって笑ってて…。
家族は当てにならないので、相手の鷹司家にお断りに向かうと、お義母様にあれよあれよと着せ替えさせられまるで話を聞いてもらえず。なぜかその日から花嫁修業で住み込むことに?!
しかもその夜婚約者の龍一郎に夜這いに来られ、あっさりいただかれてしまい…。
男の方が都合がいいと言われ。
うーん、王道っぽいお話で、あれ?どこかで読んだ?さくらが男でも女でもあんまり問題じゃなさそうで。
というか、2日連続で夜這いに来られただけで、その後ほとんど顔を合わせてないのになんで龍一郎のことを好きになっちゃうの?
龍一郎は全然現れないし、龍一郎の弟はまとわりつくし、この二人はいったいどこがお互いそんなに良かったの?と不思議で。
最後の短編?がとっても面白かったです!
小作りに励んで具合が悪くなりとうとうオメデタ?ヤッタ~!となるさくら。自分が男の子なことを忘れてる?
具合が悪いのは龍一郎が絶倫なせいでした。
表紙からも分かりますが、受け様が女の子として育てられたということもあって、普段は女の子にしか見えない格好をしています。
性格も育ちのせいかちょっと乙女っぽい所があります。印象としてはボーイッシュな女の子という感じ。
受け様の瞳が少女漫画みたいに大きいのが印象的。可愛い服も沢山着てます。
攻め様は大人で、あまり口数は多くないけど男前な性格。
いつもの新也さんのおバカなノリは少なめでしたが、このお話は切ない展開が続くので、コメディ度はこの位で丁度いいかなと思いました。
2人を取り巻く家族のキャラ設定はやっぱり新也さんらしいなと感じられる、安心して読める作品でした。
大正もので身分差で子爵でなんて素敵な設定!と思い購入しました。
素敵な設定を生かしきれてなくて、勿体ない感じがします。
一冊丸々このお話なのですが、その割に内容が薄いなと思いました。
主人公が男の子ですが、女の子として育てられてきた設定で、初めから女の子の設定でも問題なさそうです。この主人公が基本的に受け身で事件も起こるのですが泣いてるだけでなんだかなー
BLなのに、主人公が女の子過ぎて期待を裏切られました。
女はいつもミステリー。
新也美樹作品です。
ギャク漫画 女装男子です。
見た目が完璧女の子なので 苦手な人も多いかな。
男なのに嫁に行きます。新也作品いつものパターン。
登場人物すべてが 嫁が男という事に一切疑問を感じていません。
話自体は本当に面白いです。
ちゃんと事件もあるし ライバルの女も出てくるし。
男だけど シンデレラストーリー。
個人的に 有名少女漫画「ガラス●仮面」に絵柄が似てると思った。
顔に縦線。
ライバルの女は 亜弓さんにそっくりだし。
最後の妊娠騒動 ありえないから!!!
作家買いをし始めた時、新也先生が非ギャグ漫画も描いていることを
知らない時に古本で購入して、『最強 親分』の収録作品『つめたい唇』を
読んだ次に読みました。
今回の作品は、どちらかというと非ギャグ寄りの漫画でした。
『萌えろ!いい男』や『最強 親分』などの作品に比べると
極端に数は減るものの、それでもバランス良く適度に
新也先生のツッコミが散りばめられていて、ギャグ要素も
要所に描かれていて、その割合とタイミングが絶妙でした。
シリアス過ぎず、笑いすぎず、見事なバランスで描かれている
と思いました。
何も意識しないで読んでいると、受けの さくらちゃんは女の子だと
何度も思ってしまいそうになるのに、何故か非BL作品を読んでいる
という錯覚には陥らないので、何だか不思議な感じがしました。
特に龍一郎さんと さくらちゃんの顔の表情、手の動きなどが
わずかな部分まで とても良く描かれていて、
ストーリーがスムーズに流れていくようなコマ割りも良かったです。
登場人物の設定も全て良かったです。
特にお義母さんは、真実を知っても全く態度や気持ちを変えることなく
さくらちゃんと接していて、とても寛大な人だと思いました。
また、時代設定も良かったです。
BLや非BLに関係なく、大正時代と袴は私にとって萌えるツボです。
今回の評価は「神」と「萌×2」で少し迷いました。
ストーリーの面白さや登場人物の心理描写、顔や体の細かな動きなどの表現、
ギャグの度合いや割合など、個別に見ても総合的に見ても、
他の作家さんと比較してみても、とてもバランスが取れているので、
最終的に「神」評価にしました。