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表題作みちあふれるような

黒江将伍,IT会社勤務,28歳
白崎唯貴,内科開業医,45歳

その他の収録作品

  • みちあふれる疑問
  • あとがき

あらすじ

妻を亡くした開業医の白崎(45歳)は、患者の黒江(超爽やかなイケメン青年・28歳)に一目惚れされてしまう。
「あまりに好み過ぎる天使」と黒江から見つめられ容赦なく距離を縮められ、戸惑う白崎だったが!?
大人の恋は、穏やかに、静かに、温かく進む。約20歳差の‟超年の差ラブ"の行方は…♥

作品情報

作品名
みちあふれるような
著者
富士山ひょうた 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
ISBN
9784799758632
3.7

(10)

(2)

萌々

(3)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
37
評価数
10
平均
3.7 / 5
神率
20%

レビュー投稿数3

このあふれる想いに名を付けるなら

白崎に一目惚れし淡々とアタックしているゲイの黒江(28歳・攻め)と7年前に妻を亡くし、黒江を診察した開業医の白崎(45歳・受け)の、二人の想いがみちあふれた、正にラブストーリーでした。青年×おじさんの年の差BLです。

周回するごとに、色んな想いに気づかされました。

登場人物はほぼ黒江と白崎のみ。二人の会話、モノローグと表情で、気持ちの変化や葛藤が如実に伝わってきました。黒江のおだやかだけど積極的にグイグイ行くアプローチに、白崎が着々と絆されていって、己と向き合い、気づいて、決意して前へ進む様子がいいなぁと思いました。

亡き妻への想い、黒江への想い、黒江からの想い

ハラハラドキドキな展開はないですが、「相手を想うこと」についてじっくり描かれた素敵な作品でした。

2

題名通りの恋愛模様。

同郷の作家さんもあって、ずっと応援しています。恋に堕ちて行く過程をじっくり描かれる、その心理描写が好きなので、新刊が発売されるとあらすじも読まずに購入してますね。

今回は奥様を失くした45歳内科医の白崎さんに、28歳の爽やかイケメン黒江さんが一目惚れして始まります。ノンケに違和感を感じながら過ごしていた白崎さんに、偶然の再会という助けもあって、黒江さんがグイグイいくのです。

当て馬が登場したり、無理やり体から…というのもなく、生活の中で少しずつ少しずつ想いが育っていきます。それこそ、題名のように…。

それが人によっては、物足りなく感じるかもしれません。ですが、静かに温かく進むストーリーが好きなので、幸せな気持ちを味わいながら読み終わりました。

1

上品な色気を感じさせる作品

富士山ひょうた先生の新作は、年の差もの。
いわゆる「おじさん受け」ですが、このおじさんは小綺麗で年寄り臭さなんかありませんよ。

主人公は開業医の白崎。妻とは死別し息子は独立の一人暮らし。
発熱で診療所内で倒れた患者の黒江は、目覚めるや否や白崎に「俺の好み」とのたまい。
その後も近所の居酒屋で偶然会ったりして、次第に一緒に食事をする仲になっていく…

…という冒頭は良いとして。
初めからゲイである事を明かしている黒江はグイグイ距離を縮めてきます。
白崎は戸惑いながらも強い拒否感はなく、かなりあっさりと黒江の欲求を受け入れる印象。
一応白崎にも淡い理由があるけれど、正直くっつくのが簡単に思えてちょっとビックリ。
深い悩みとか言い合いのようなシーンは全く無いので、穏やかで優しくて静かに恋愛が始まっていく感覚が強いです。
黒江が白崎を好きになったきっかけが単に「好み」というのはストーリーとして浅めかなぁとも感じるし、2人がこれから付き合いますよ、というところで終わるのでラブラブなイチャイチャみたいなシーンも足りない…
これからどんどんお互いに溺れていく2人が見てみたいけど、白崎さんはやっぱり大人だから節度あるお付き合いになるのかな?
読後感は一言で言うと「上品」。
どぎつい系が苦手な方にもおすすめです。総合「萌」で。

0

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