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ワールズエンドブルーバード 1

world's end blue bird

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表題作ワールズエンドブルーバード 1

レイ,「たそがれ街」で便利屋を営む青年
グアン・ダイ・カ・那・拉,那家の当主で魔法使い

あらすじ

たとえ世界を滅ぼしても、お前に「愛している」と伝えよう――近未来、魔法使いが支配する街「トーキョー」。その中でも最底辺の貧民窟「たそがれ街」で、金になるなら何でも引き受ける便利屋を営むレイはある日、ゾッとするほど美しい男・グアンと出会う。全身タトゥーまみれ、高貴で不遜で妙な色気を放つグアンと、行きずりで一夜をともにするが…?硬派な色男便利屋×美しすぎる支配者、運命を超えた愛。1、2巻同時発売!

作品情報

作品名
ワールズエンドブルーバード 1
著者
星名あんじ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
シリーズ
ワールズエンドブルーバード
発売日
電子発売日
ISBN
9784866695204
4.1

(68)

(38)

萌々

(9)

(18)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
282
評価数
68
平均
4.1 / 5
神率
55.9%

レビュー投稿数10

1巻の段階で「最高」としか言いようがない

作家買い。
星名さんはドシリアスなものからコミカルなもの、そしてドエロなものまで幅広く描かれる引き出しの多い作家さまですが、今作品はどちらかというとシリアス系、切ない系のお話。が、シリアス一辺倒ではなく、星名さんらしいコミカルさも孕んだバランスの良い作品です。

で、見てください。この表紙の美しさを!
まるで写真かと見紛う美しさですが、この圧倒的な画力で紡がれていく素晴らしさよ。画力の高さ、ストーリーの面白さに、読み始めてすぐに、一気に、ある意味強制的に、ストーリーの中に引きずり込まれます。

あ、あとレビューを書く前にもう一点だけ。
今作品は1、2巻が同日発売になりましたが、2巻完結ではありません。まだ続きがあります。ということで、完結してから読む派の腐姐さまは注意されてください。





魔法使いが統べる国・トーキョー。
かつて国の存亡の危機に魔法使いが国を救ってくれたのだという。それ以来、魔法使いは崇める存在となった。が、今の魔法使いは悪徳で、貧富の差は激しくなるばかり。

そして、そのトーキョーの最底辺「たそがれ街」で便利屋を営む青年・レイが主人公のお話です。

レイは仕事で出かけた娼館で一人の見目麗しい男を見かける。
が、もう会うことはないだろうと思っていたその男を、レイはバイクで轢いてしまう。どう見ても上級階級の彼を死なせてしまったとしたら、自分も死刑になる…?
そう思い焦ったレイは彼を自宅へと連れ帰り手当てをするが、そこでレイは目覚めたその男に「自分を抱いたらチャラにしてやる」と言われー?

というお話。

序盤、レイとその男(グアンと名乗るが)が何かしらの因縁があるのかな?と思わせる描写で始まっていて、そして設定がファンタジー寄り。魔法使いが登場し、また、「トーキョー」が舞台ではありますが、「トーキョー」と「東京」はノットイコールなので、ンン?どゆこと?と思いつつ読み始めました。

読者には早々にグアンの正体は提示される形でストーリーは進みますが、レイはグアンがいったい何者なのかは分からないので、彼らの関係がいったいどう進むのかも気になりつつページをめくる手が止められない。

グアンという青年もですが、レイについても奥深い。
彼は両親はなく、スハという男性がレイを育ててくれたという過去が描かれています。清廉で優しく、常にレイを慈しみ育ててくれたスハ。学ぶことの重要性、世界の広さ。彼の教えが、レイの基盤になっていることが。

貧しく教育も医療もまともに受けることができない、たそがれ街。
自分が生きていくだけで精一杯の貧しい地で、レイが悪に染まっていかないのはひとえにスハの教えあってこそ。

とはいえ、レイは自分の夢をかなえるためにかなりの守銭奴。
かたやグアンと言えば素性は分からずとも良いところのボンボンだということは分かる。この二人の掛け合いがコミカルで笑いを誘います。

出会った時から身体の相性で、あるいは金銭の授受ありきの関係の二人ですが、グアンの髪色がスハと同じだからなのか、レイはグアンを放っておくことができない。お互いの利益のためだけにともにいたはずの二人の関係や如何に?

という、BLとしての部分を軸に、二人の抱える謎や彼らを狙う人物たちの攻防も絡めながら紡がれていくお話でめちゃめちゃ面白い。

1巻はグアンとレイの繋がりが分かり、そして金銭のために、レイがしたことは―。

という良いところまで。

巻数が多い作品だからなのか?それとも星名作品だからなのか?
とにかく緻密に紡がれていくストーリーに圧倒されます。まだ1巻ですが、もう素晴らしいとしか言いようがない。神評価しか付けられない。

これから買われる方は2巻まで買われることをお勧めします。1巻まで読んで、はよ続きを…!と思うこと請け合いです。

8

SFファンタジー好きな方必見です

表紙絵に惹かれて購入しました。
本格的なSFファンタジー物語で、とても楽しく読めました。アニメのAKIRAの様な退廃した近未来のトーキョーを描いています。絵の雰囲気だけでも世界に入り込めます。

地殻変動の影響で生きる場所が限られてしまった世界。そこでの統治者である魔法使い。その力を引き継いだグアン。しかし、その後継者争いで不満を持つ身内から命を狙われています。たまたま出会った便利屋のレイに貧民窟(スラム)での護衛や案内を依頼します。

細かい事は実際読んで世界に浸って欲しいです。

一見、いきずりの関係で始まった2人の交流ですが、2人とも、同じ様な本を読んで育ってきた事が分かります。特に貧民窟に暮らすレイに本は手に入らない高級品。これは偶然か?運命か?

そういう影響でお互いの良いところを表現する時には、古の漢詩や和歌などの表現が使われています。近未来の世界でその表現は本当にカッコよくて、星名あんじ先生のセンスを感じます。

一巻では特に、グアンを産んだ人が誰だったのか?彼自身が気づくシーンは痺れました。
レイも自分では銭ゲバと言ってるけど、彼の本来の性根は人に尽くす人だとグアンが見極める所も良かったです。レイの便利屋という設定もとても納得出来ました。
あと、絵が本当に綺麗に書き込まれていて、亜熱帯化した気候の為に描かれているエキゾチックな植物の書き込みが特に丁寧で美しいと思いました。ぜひ直接見て確認して欲しいです。
絵、設定、世界観、ストーリー展開どれを取ってもワクワクしっぱなしでした。2巻で、一旦は話が一段落しています。でも、ストーリー自体は続きがあるそうです。2巻まで続けて読みたくなりますよ。

3

現実世界とも通じる話の重厚さと二人に見る光の引力

独特でありながら現実的、ファンタジーのようでありながらサスペンス的、という世界観に一気に引き込まれます。
その中で、グアンとレイ、二人が心を通わせる様子に感動します。心が震えます。お互いの背景や過去まで絡み合い、複雑ですが、美しい。
グアンとレイ。それぞれの名が示すように、お互いがお互いの光となり、懸命に生きる姿は感動せずにはいられません。

グアンがレイのことを理解者かもしれない、と感じたタワーの場面は印象的でした。ここでの二人の会話がとても興味深い。この世界について、自身が生きていく目的について、ロマンの話や過去の話。
世界のすべてのものが二対で存在することを「不思議」と表現しながら異議を唱えたがっているようなグアンに対し、その考えを「妙なこと」と評したレイがまるで簡単で当たり前のことのように「二つきりじゃない」と断言したこと。次々に挙げられていく具体例や考え方は、グアン自身や私たち現実世界に生きる様々な立場の人々をも解放していくようなもので、胸が熱くなりました。「純粋過ぎて不純になる」は重要な視点で、だからこそ「中道」というものは難しい。
そんなレイとの会話で視界が開け、前へ進む道に確かな足場を感じられたような矢先、転落してしまう二人。しかし、そのような状況でもやはり、レイはグアンの進む道を護る騎士でした。
その転落事故後、窮地に陥ってしまうのですが、マフィアに身を差し出すため、堂々と歩くグアンの背中は大きく、背筋が伸びていて、美しい。しかもそれは、レイのために。
レイのことを「偽悪者」と呼ぶグアンも、グアンのことをこんな奴が魔法使いなわけがないと思うレイも、互いの中に高貴さ、高潔な魂があることを認識していて、強烈な眩さを感じているという繋がりに、こちらが目が眩みそうです。献身の心が宿っているにもかかわらず、自分は優しくないと嘯くレイを「偽悪者」と呼ぶグアンの言葉に慈しみが込められているように感じられました。
マフィアに引き渡される直前、本当のかあさまととうさまを知るグアン。ずっと、愛されて生まれてきたのかを不安に感じ、本当のかあさまがどこかにいるのでは、と愛を求め探していたグアンにとって、とても大切な真実だったのだと思います。「僕は愛されて生まれてきた」という自己肯定感。その過去の真実はレイとの会話から辿り着いたもので、二人の間にある引力を感じさせるものでした。

たそがれ街とパライソという格差のある社会。それを作り出す政治の腐敗。現実世界にも通じる問題とともに、魔法使いやそれに関する謎というファンタジーを組み込み描くことで、おもしろさが何倍にも増幅されています。何度読んでも、話の重厚さを感じます。
話の重厚さに引けを取らない画力にも魅せられます。グアンの魔法使いの刻印や様々なデザインも凝っていて、惚れ惚れします。西洋風でもあり、中華風でもあり。混沌とした世界でありながら、堅苦しさも感じる世界観を表しているように感じられました。

電子単話でずっと追いかけている作品なのでコミックス化が待ち遠しかったのですが、まさか2巻同時発売してくれるとは。
コミックスの表紙が美麗で見惚れます。電子単話の表紙が口絵になってて、そちらも美麗……。気に入っていたので、口絵に収録されて嬉しい!

自らが仕えるべき王だと認識したグアンを自らマフィアの手へと渡してしまったレイの後悔で終わる1巻。それが「これは愛だ」と気付く瞬間というのがもう……!
コミックス派の方も、すぐに続きをチェックできます!

1

未来版SFのロミオとジュリエット風

シリーズ未完。1-2巻を続けて読了。面白かった。
美麗な描写。背景の書き込みも丁寧。
でももし、表紙絵のタッチで全部が描写されて居たら、電子版読了後に紙版も購入したと思う。
残念だけど中身ややや簡略化された描写だった。

近未来?の東京。
廃墟化した東京は 上層部と下層部に別れている。
環境調整は「魔法使い」が行う
美貌の魔法使いグアン。
魔法使いには遺伝する秘密がある。

グアンは、後継争いで何度も義母に毒を盛られている。
グアンの片親は、下層部に居たレイの養父。

・・未来版SFのロミオとジュリエット風。

タイトルが素敵 「この世の果ての青い鳥」

0

複雑に張り巡らされている情報

表紙に惹かれて購入しました。
初めての作家様でしたが、すごく不思議なお話だなぁと思いました。

魔法使いのグアンと、便利屋のレイのお話で
1巻ではまだ謎がたくさんありすぎて
私の頭では何がなんだか…となってしまいました。
お互いの背景が複雑なんですよね。

今後読み勧めていくと、今散らばってる点の情報が
線で繋がるかと思うので
繋がったあとにまた読み返したいなぁと思います。

1巻の最後がすごく気になるところで終わったので
早く2巻も読もうと思います。

0

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