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表題作罪な告白

高梨良平(警視庁捜査一課)
田宮五郎(商社勤務)

その他の収録作品

  • 温泉に行こう
  • 温泉に行こう~漫画編~作画・陸裕千景子
  • あとがき
  • 愛惜

あらすじ

ある事件をきっかけに、警視庁捜査一課のエリート警視・高梨良平と付き合い始めた田宮吾郎は二年経った今も甘い毎日を送っている。
ある日、高梨が担当することになった殺人事件の容疑者は元同僚で友人の雪下だった。
多忙を極める高梨に田宮は!?表題作ほか「温泉に行こう!」「愛惜」そして描き下ろし漫画24Pを収録したスペシャルエディション。

作品情報

作品名
罪な告白
著者
愁堂れな 
イラスト
陸裕千景子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
罪なくちづけ
発売日
ISBN
9784344810495
3.4

(9)

(1)

萌々

(5)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
29
評価数
9
平均
3.4 / 5
神率
11.1%

レビュー投稿数3

この二人は大好き

罪なシリーズを最初から読んでいます。
あ、最初というか発売順ではなく、シリーズ順?
幻冬舎で後から再発行されたものを先に読んでます。幻冬舎での発売はコレが最初のはず。だから豪華版なんですかね。

事件解決ものですが、最初の事件で知り合った事件容疑者(後に疑いは晴れます)の田宮吾郎、通称「ごろちゃん」と、キャリアで警視の高梨良平。関西弁(少々胡散臭いけど)を操る良平はごろちゃんにべた惚れ。
何故か高梨の周辺は寛容で、ごろちゃんは新妻扱い!刑事さんたちも実家の面々も割合ノリ?で受け入れてます。

田宮に横恋慕している富岡も当初は本気で横取りしようと考えてたっぽいですが、高梨を心から大切に思ってる田宮を見ていて、最近は冷やかしたり冗談で横槍入れてますが、認めつつある様子。

収録されている「温泉に行こう」のコミックス部分が笑えて。。。サメがカワイイ。彼はこの後幸せがやってくるんでしょうか???
また、良平の家族に会いに行くストーリーも収録されており、コレが読めるのはありがたいです。

今でも続くシリーズ、読み続けたいです!


0

時系列気にしてほしかった・・・

罪シリーズ第6弾、ルチルへ移った巻です。
今回はルチルへ移ったからでしょうか、良平×ごろちゃんは非常にテンプレでした。
高梨良平警視(攻)が推理力と刑事の勘と人たらし能力で普通は仲の悪い所轄を落としつつ捜査を進め、捜査の合間にごろちゃんに癒される。
忙しい警視様ですので3日ぶりに自宅に帰ったらごろちゃん襲って癒してもらって・・・(笑)ま、いつまでも新婚ですね・・・。

今回は比較的短めなサスペンスと、温泉ショートストーリー、陸裕先生による24ページにものぼる漫画。そして最後にしんみりしたお話が入ってます。
しかし!しかし最後のしんみりをなんで温泉ショートの前に持ってこなかったんですか担当さん!温泉ショートで良平の家族がごろちゃんと既に顔見知り???いつ??ってなってたら最後のしんみりなお話が時系列では先で、もう出会ってました、とかなにそれー。
比較的短めシリアスサスペンス→しんみり話→温泉→温泉漫画が妥当だと思うんですけどーーーー!!!!!(力説)
しんみり話がサイトの再録、他は書き下ろしとはいえ、お話のテンションと時系列は大切にしましょうよーーー!!!(力説)

本筋サスペンスのお話は、
殺人事件に警視庁・新宿署(ここの関係は友好)で対応しようと思ったら神奈川県警の事件のからみだからとうまく捜査させてもらえない。(管轄が違うとメンツとかで普通仲悪い)
昔の同僚雪下が容疑者になっても黙秘するし、神奈川県警副部長は所轄にいた頃の直属の上司だし・・・と壁にぶち当たる良平。

温泉ショートストーリーは良平もごろちゃんも仕事で嫌なことがあったりいいことがあったりしてテンションが合わないこともあるんだよってのと、良平の家族が出てきます。初めて読んだとき、びっくり!頭にはてなマーク飛びまくりましたよ。・・・なぜここの掲載順を時系列無視したんだよー!サイト見てない読者のために再録してくれるのはすっごい嬉しいんだからもう少し、もう少しなんとかならなかったものか・・・。

あ、いや、サスペンスとしんみりストーリーはとっても面白かったです。
温泉ショートもただのラブラブ話で終わらなくて面白かったし、漫画はもう!本当に陸裕先生の愛を感じました!!!だから萌×2です。
でも掲載順だけは解せない。

2

豪華な特別版!

シリアスあり…ラブラブあり…おまけに小説なのに漫画まであり!!
とてんこ盛りで豪華な一冊でした。

前半は表題作、あとがきにある通り2時間サスペンス風の中編。
温泉に行こう!は小説から漫画へとバトンタッチしているリレー風で凄くニヤニヤして読みました。
陸裕先生の絵はあたたかみ感じて心穏やかにさせてもらい大好きなのですが、漫画もその魅力そのままで頼むからもっと読ませてくれ~~~って気持ちでいっぱいになりました。
特にごろちゃんの男気あふれる脱衣最高!!!

ラストの『愛惜』は良平の家庭環境をよく知れる話だったのですが、病気の父親を見舞うための帰省だったので、賑やかな姉たちの空気とどうにもならない現実の板挟み状態で心が苦しかったです。
締め括りも予想通りだったので尚更…温泉でのニコニコが吹っ飛びましたが(苦笑)どんな時でも痛みを共有してくれる大切な人が隣にいて良かったなって思いました。

0

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