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7巻まで完結してからの一気読みですが、
4巻読んだ時点で「この巻が1番好きだろうな」と思い、やはりそうでした。
ここでふたりがやってきたのはブラジル、アルゼンチン、ボリビアの3ヵ国です。
ブラジルで朝日の弟・空斗とその彼女・アリシアに会います。
弟に自分たちの関係を言い出せないあさひはみつきにもらった大切な指輪を失くしてしまうハプニングがあるのですが、指輪自体を失くたというよりもみつきからの「予約の指輪ね、未来のクリスマスも全部オレと過ごして」の言葉を失くしたくなかったんだと思う。
指輪の裏に刻まれた
プロテクト ユー(Protect you)→「あなたを守る」の心が嬉しかったから。
ここでの兄弟愛がもう熱い、熱かった!!
そらとはあさひに言います
「何で、本当の事言ってくれなかったのかなって、それが…嫌だったんだ…兄ちゃんの事が好きだから」って。
嫌われるんじゃないかって怖くて言えなかったとあさひ。
「そんなんで嫌いにとかならねーよ!ていうかどこに嫌いになれって言うんだよ、ずっと自慢の兄ちゃんだよ!」
もう、ジャン◯かよー!
「友情」「努力」「勝利」ではなくここでは
「兄弟愛」「努力」「和解」とさせて。
お互いのこと、少しでもちゃんと間違えないように分かろうと、点と点だった心が交わる描写が秀逸でした。
指輪を失くし、みんなで捜索して出てくる展開からの流れが自然で、あさひとそらと兄弟のふたりの積み重ねた時間からのいまがあること、あさひがそらとには言えて、自分の心への自信にも繋がったこと。
もう、ホントに胸熱でした。
あさひの優しが伝わる描き方がなんとも絶妙でした。
そのあとボリビアではあさひが高原病になり
代わりにみつきが電話に出てあさひの母に連絡先を教える展開に。
みつきの「愛」で少しずつ変わってきたあさひ。
この作品は性的マイノリティについての葛藤が正面から向き合って描かれていて、もっと評価されるべき作品だと思っています。
あさひがこれからの旅で時間をかけて出した答えを受け入れます!
あ〜やっぱり素敵なシリーズだなぁとしみじみ。深月と朝日は安定したカップルで、もちろん別れ話など出ないし、濡れ場もなく、ただ国を変えてずっと旅をしているだけなんです。でも、同性の恋人を持つ自分とどう向き合っていくか、周囲にどう打ち明けていくか、そして、一番大切な恋人と互いをどう理解し合うかの答えを見つけていく過程を、ゆっくりゆっくり、長旅と共に朝日のペースに合わせて描かれている所にソライモネ先生と深月の深い愛情を感じて、毎回とても温かい気持ちになれるんですよね。
今回は朝日の弟・空斗とその彼女・アリシアが登場し、朝日の家族へのカミングアウトが1つの山場となっていました。初めて聞いた時の空斗の反応は現実的で。お兄ちゃんが大好きだからこそ、他の家族に言いにくいことでも自分にだけは言って欲しかったという弟らしい気持ち。取り繕われるよりも、兄弟だからこそ素直な感情を見せてくれる方が私は安心します。自分の感情に正直に向き合い、兄にとった態度を振り返り、また空斗が歩み寄ってくれて良かった。3人それぞれに愛をもって接してくれたアリシアも本当に素敵な女性でした。朝日の指輪を探すことを4人が皆諦めなかった所も感動しました。大切な人の大切なものを、大切に想える人でありたいですね。
前半は、攻めのみつきと受けのあさひが弟の空斗とその彼女アシリアとブラジルで会います。
ビーチでアリシアと指輪のシーンを読んで予感がありますが… 案の定、大事な指輪を無くしますが、みんなで探し合うことで他のカップルのことをよく知っていきます。このようなストーリー運びは自然でよくできていると思います。
指輪を見つけて、自分の大切なもの・人への想いを実感したあさひはとうとう弟へカミングアウトしますが、空斗の態度に傷つき落ち込みます。そこもよかったです。簡単に受け入れられないことだろうし、驚くことだから。
ホントにあさひは旅行中成長していると感じました。いろいろな経験ができる旅行っていいですね。
でも、この旅行では空斗にもアリシアがいてあさひにはみつきがいたから、兄弟は勇気を出すこともできたし分かり合えたとも言えます。きっと日本で兄弟だけだったら、互いに傷ついて終わっていた気がします。
守られて教えられて自分を受け入れてくれるパートナーって素敵です。あさひと空斗は似たような恋人を選んでいるのを見ると、兄弟なんだって思いますね。
後半は、みつきとあさひだけでアルゼンチン経由でボリビアへ行きます。
ふたりが「一緒にいたい」と言葉で言い合えたアルゼンチンでの墓地のシーンはジーンとしました。
そして、ボリビアへ行くと、あさひが高山病で寝込んでいる時にあさひの母親とみつきが電話で話します。4巻はあさひの家族との絡みがふたりの関係が変わっていくきっかけになっているようです。
互いがいなくちゃ意味がない、互いがいれば大丈夫って思えるふたりは、きっと幸せになれるはずです。
今回もどの話も心温まる素敵なお話でした。
BLとしてのラブラブエッチはなくても十分に楽しめる作品ですので、おススメです。
いつ読んでも細かい絵柄で丁寧にその国の事を伝えてくれる作品なので、旅行ができないこのご時世、とても楽しく読んでいます。
表紙も素敵で、発売時に深月が撮った写真をネップリしてくれるソライモネ先生の優しさも嬉しいです。
5巻のふたりの旅も楽しみにしています。
表紙はこの作中で言った塩高原ですね。
毎回、最高だと思う作品ですが、今回も最高だった。
今回もあさひが成長してる。
弟にカミングアウトするなんて思いませんでしたね。でも、みんなの温かい気持ち、優しいみつきの気持ち、指輪の自分の中での重さを気付いた時に、言わずにいられなかった。すごく良いシーンでした。
弟の彼女さんもすごくいい人。ハーフと言われ続けた過去があるからか、思いやりのある人で、さすがあさひの弟が選んだ人だなと思いました。
そして弟が兄ちゃん大好きな所も良かった。
あさひは自己評価が低いので、こうやってあさひの良さをアピールしてくれる人が出演してくれるのは良いですね。
高山病で苦しむ回も印象的です。
一人で食事に行くみつきですが、きっと美味しくなかったんじゃないかな。みつきは特にあさひと一緒じゃなきゃ、何も楽しめないのかも。
お母さんに連絡先を伝えましたが、徐々に二人の関係が表になりつつあるのかな?
あさひもみつきも成長している。
旅行が終われば、本当に二人は幸せな結婚をできそう。
今回も素敵な表現で世界の楽しさを伝えてくださってありがとうございます。
私もいつか世界旅行したいです。
南米編でした。
地球の裏側であるブラジルです。
あさひの弟、空斗とその彼女と合流しブラジル観光するという展開でした。
海で指輪を無くすっていう経験は私もやったことある事なんですけど、全く見つからない。気配すらない。
あんな広い海でちっさいちっさい指輪を見つけようなんてのがまず無謀なのよね。
とにかく見つかって良かった。バッグの中からっていうのがリアルで良かった。
身近な人に、同性の恋人を紹介するっていう勇気、覚悟を持てたのは、本当にあさひがこれからみつきと生きて行きたいと思ってる証拠なんだろうなぁ。
あさひの両親はなかなか手強そうだけど、空斗とアリシアもいるしきっと大丈夫だよね⁉︎
2人は反対されても大丈夫だと思うけど、あまり傷ついて欲しくないなぁって思います。
長期旅行って本当にいい事も、悪い事もおきるし、長くなれば長くなるほど一緒にいる人の本音とか内面が見えてきますよね。
結婚前に世界一周って、突飛なことのようで結構的を得てるなぁって思いました。
お互いを気遣いながら、日々絆を深めてる2人が無事に世界一周できますように!
