電子限定特典付き
吉田ゆうこ先生の上下巻の長編。
いつもの純で健気なタイプの人物登場。
主人公は文芸からファッション誌に異動した編集者の葉。
撮影に立ち会った時に、人気モデルの臼井からいきなり「あなたのこと、知ってます」と言われて驚き…
…と始まります。
なんで知っていたか。
それは数年前、公衆の面前で大泣きしていた葉を見ていたから。
なんで葉は泣いていたか。
彼氏に振られたから。
そんな葉に、大切にすると言って抱く臼井。ところがそれは場当たり的な、その場かぎりの、ヤるためだけの、口先の。
というとんでもない不誠実な行為だった。
ここで私の臼井への印象はコナゴナ。
こんな無神経なヤリチンと、年齢は大人だけど純朴すぎる葉に一体どんな紆余曲折があるのだろう?という疑問を持ちながら読むことになります。
臼井ってホントに…
クズだな、と思うと同時に、自分の行動で嫌われて臼井も傷ついてきたのかもなぁとも思った。
あの光のない眼。表情を消した顔。
上巻ラスト、臼井に彼女をNTRれたモデル仲間が現れて、波乱の気配。
臼井もせっかく良い感じだったのにまた独りよがりが出てあ〜あ……
下巻へgo。
なんて魅力的な2人!!最高です!!何度も何度も読み返しました!!
攻めの臼井くんは、人の気持ちに鈍感、自分勝手、性欲強めのヤリチン、外見かっこいいモデルの17歳(!!)。とにかくクールで執着がないように見えますが、**受けの葉さん(29歳)**にだけはド執着。そしてその執着に自分では気づいていない、というお話です。
まず、この臼井くんの執着が本当に素晴らしい!みんな大好き執着攻めですが、本人に自覚が薄いというのが最高のツボ!序盤から葉さんにベタ惚れしているのに、無自覚であるがゆえにどこか淡白に映るところがまた良いんです。
そして葉さん。最初は地味な人かなと思いましたが、読み進めると本当にいいキャラ!健気で、一途で、清廉で、とにかく「いい子」。文学好きという設定も彼らしくて素敵です。
私が特に葉さんに惹かれたのは、電子特典の葉さん!!なんなの?!葉さんの雰囲気、行動、そして言葉のチョイス! これは惚れます!全員惚れて夢中になるでしょう。感情がグッとこみ上げてきました。臼井くん、お目が高い!!
2人の魅力にグイグイ引き込まれて、不器用なやり取りに胸が苦しくなったところで…なんと下巻に続く!!!
上下セットでの購入がマストです!
吉田先生の作品を久々に読みましたが、やっぱりこの独特の静謐な空気感、時折文学的・哲学的とさえ感じる台詞、愛について考えさせられてしまうところが改めて好きだなぁと思いました。17歳でモデルの臼井と、29歳で雑誌編集者の葉。一回りも年の差があるけれど、臼井の方はこの若さで悟りきっているような貫禄があります。一方の葉は自分を曖昧に振った相手を数年一途に想い続けるような純真さがあって。でも、最初の2人の印象はページを進めるごとに徐々に変わっていく。
葉は傷心につけこまれて臼井に簡単に絆されてしまいそうなのに、意外と芯があってはっきりものを言う時もあるし、29年生きてきた彼なりの人生経験をちゃんと感じさせてくれます。孤独を埋めるために臼井を許しているわけではなく、彼は最初から臼井は臼井として接していました。自分を傷付けた言葉に対してはきちんと自分の気持ちも表明する。大人ぶって己のキャパを超えて無理に相手を受け入れることはしない人。その無意識の正直さが、嘘と本当が混沌とした世界で生きている17歳の臼井には心地よかったのかなと。ヤりたい時に相手を乗せるために言うことは嘘じゃない、という臼井の潔い台詞もまあ分かります。嘘じゃないけれど、儚い刹那の本当よね。17歳でこんな風に悟りきってほしくはありません。正直者同士で実はとても相性のいい2人だと思うので、長く、永遠とも思えるような本当の愛に触れて、お互いこれからの人生が彩り豊かにになることを願います。
本当に大好きで、何度も何度も読み返しているシリーズです。
(以下、下巻の内容に触れています。ご注意ください↓)
年下モデル攻め × 雑誌の編集者。ちょうど一回り年齢が違う恋!!(これだけで萌える)
先日のJ庭で同人誌をゲットして読んだんですが、本編をどうしてもまた読みたくなって読み返しました。
いつだったか、ちるちるさんの記事でも紹介されていたと思うんですが、本当に上巻と下巻での攻めの変貌がエグい…。
クズ攻めから溺愛スパダリ(になりつつある)攻めへ。
上巻では人の心がわからない最低野郎なのに、下巻で”葉(攻)のために変わる!”と決心をした攻めの健気さといったら…!
上巻は最低な行為によって葉に見放される攻め、というショッキングな場面で終わっているのですが;下巻!下巻で攻め、頑張るから…挽回するから…!
ということで、ぜひぜひ上下巻一気に読まれることをおすすめします◎
表情のない男の子がまた、わるーい感じで見た目の良さも相まって魅力的に映るから怖いですよね。
絶対に手を出しちゃだめな子だってやつです。
口説き文句がまぁまた凄い。なんでこんなセリフがスラスラと出てくるんだろって感じでしたし、したあとの態度とその場限りで出たセリフってところが凄い。こんな17歳怖いわ。
17歳でこんな子がいるのかは知りませんが、こんな大人はいるなぁと思いしたから説得力が自分の中でありました笑
そんなヤリチンくんが、緩やかに変わってく様が見ていてドキドキさせられました。
お互いに好きになった瞬間なんてものはなかったのかもしれないような、穏やかな二人の時間が確実にお互いの気持ちを変えていっていだたようで。
最後のパーティでの口説き文句もとてもじゃないけど17のそれとは思えずロマンチックでドキドキさせられました。
そこから、嫉妬からくる感情をコントロールできずに自分の慣れているフィールドにもっていこうとして傷つけて泣かすあたりは若くもあり恋愛初心者でもあり。
二人の山場シーンですが、嫉妬をぶつけるほど好きになれたんだなぁとこちらは感動してしまいました。
下巻も大好きなシーンがあります。
おすすめです。
