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OH!なんてゴージャスな表紙!
王家の肖像画風なイラストが素敵です。
それもそのはず、主人公2人は王族と貴族。やんごとなき身分の2人が結婚しちゃうよってお話。だけど、その結婚はタイトルにある"偽装結婚"です。
その2人の結婚、「そこに愛はあるんか!?」と聞かれたらば、
「そこに愛はあります!!」と答えましょう。
むしろ愛はありありの大ありです(*´∀`)
めちゃくちゃ好き合ってるのに「好き」の気持ちを隠しながら、見せかけのつがいのふりをしていく王子のリシェルと魔法騎士のクライヴ。
2人の恋愛と結婚生活の行き先と、勘違いが解け心から愛し合うことが出来るまでの2人の恋の軌跡を見守っていく両片思いストーリーです。
少し内容を補足すると…
第三王子であるリシェルはΩに覚醒し、αと結婚しなければならなくなりました。リシェルはその相手を親友のクライヴに選びます。
リシェルは有能なαを産むことが出来る「黄金のオメガ」で国の宝。リシェルの婚姻は国や王家の一大事です。リシェルはどっかのαと結婚させられるくらいならクライヴとしたいと思い、「親友だから」という名目でクライヴに求婚。
クライヴの方はどっかのαにリシェルを取られるくらいなら自分が、の思いで求婚者に名乗りを上げます。
隠された想いは一緒。何の問題もない恋愛結婚なんですけど、2人は共に「他に好きな人がいる」と思い違い。この思い違いが、まーなんとも手強いです。特にリシェル。
クライヴのこと好きじゃないからね!の強調が激しく、私に何度もため息を吐かせました…
この盛大な勘違いとすれ違いの恋の行方が、まるまる一冊にギューです。
すれ違いすぎる描写は私の好みじゃないんですけど、そこまで気にならなかったのはクライヴが密やかにリシェルへの執着と溺愛を見せていたからです。
初夜を形だけに止めようとするリシェルに対し、あらゆる理由と説得で初夜を成功させようと頑張るクライヴを、胴上げしたいくらい褒め讃えたかったです(笑)
リシェルを他の男にとられたくない思いが普段冷静で澄ました彼をここまでさせるのに、その行動が全くリシェルに伝わらないから困ったもんです。
なかなか通い合わない2人の恋模様とは別に、この物語には事件パートがあります。リシェルを狙う事件が起こるのですが、この事件がきっかけでジレモダの恋に終止符を打つことになったのは幸か不幸か…ってな感じ。
この事件の顛末が面白くて、犯人もまさかのあの人が?でした。あっちとこっちが裏で繋がってたんかーいってなった驚きは、リシェルとクライヴには悪いけどワクワクしました^^
(だって恋愛進まないんだもん)
恋愛パートとしては焦ったさにダレちゃうところもあり、盛り上がりが削がれる場面もちらほら。クライヴが頑張っていたから楽しんで読めたようなものです。
そんなこともあり、ついにやってきた告白シーンはクライヴからじゃなくてリシェルからの方が良かったなぁ。リシェルの男気を最後に感じたかったです。
やっと通い合った瞬間のクライヴの嬉しそうな姿は想像以上。リシェルには負担だけど、絶倫も許してやって欲しいです(笑)
そして。最後は嬉しいアフターストーリー♪
可愛い子どもたちと愛し合うつがい2人の姿に、多幸感と満足感を感じずにはいられない読後感良しなハッピーエンドでした。
挿絵買い。
リシェルもクライヴもお互いがお互いのことをずっと好きだったのですが
リシェルはカミール王国の第三王子ということもあって
クライヴに自分の気持ちを伝えることが出来なかったんです。
リシェルがオメガになったことにより、お話は進んでいくのですが
お互いがお互いの気持ちを誤解しているのが
読んでいてとてもつらくて歯がゆかったです。
それぞれの視点で同時期の話が書かれていて
クライヴはこの時こう思ってたんだ。とか、
リシェルはこう思ってたんだ。とかわかるんですけど
見事に気持ちがすれ違ってて、そうじゃないんだよー!って
言いたくなる場面が何回もありました。
タイトル通り、最初は『偽装結婚』なのですが
ちゃんと最終的にはハッピーエンドでよかったです。
ちゃんとたっぷりと甘々な部分が読めて幸せな気持ちになりました(*´∀`*)
ゆりの先生なのでマストバイ。ゆりの先生の通常運転でさらっと読んだので、萌にしました。長い片想いが好きな方だったらもっと嬉しいのでは。本編240Pほど+あとがき。
王立アカデミーで6年一緒に過ごしたクライブと、「王の閣議」に出席できるように認められよう!と約束しあった第三王子のリシェル。オメガに覚醒したので、誰かアルファをパートナーに定めなければならないのですが・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
オリヴィア(受けの元・妃候補)、オーウェン(近衛騎士、リシェルのパートナー候補)、セイン、レザック(第一、第二王子)、シャンドリアン(セインのパートナー候補)等。セインとレザックがもっと活躍いただいても楽しかったんじゃないかと個人的願望。
++攻め受けについて
攻めは受け一筋、何が何でもどんな形ででも側にいる絶対!と頑張る方。忠犬黒わんこ的要素も感じます。変態要素はなし。魔法使えるんですよ、万能では?!すごく受けのことを想っているんですが、どうにも受けとうまく心を通わせることが出来ず、忍耐の日々。がんばってます。
受けはthe大切に育てられたまっすぐなキラキラ王子様。20歳を過ぎてオメガとして覚醒したので、超優秀なアルファを産むこと間違いなし、産んだ子は王太子確定!なとても貴重なオメガとして扱われて、めでたく大好きなクライブと一緒にはなれたものの、クライブに負担になってはいけないと、恋心を封印しちゃう方。ああまどろっこしい。好きな人と「好き」って心を通わせるのって、ほんと難しいですねえ・・
そんな二人のすったもんだを楽しめる方でしたら、とても嬉しいお話ではと思った一冊でした。
華やかな表紙に口絵の結婚式が美しいこちら。
アカデミーで共に過ごし親友同士の2人、言動に恋情が滲み出てるのに互いに気付かない。タイミングも悪いんだけど焦れったかった。
オメガに覚醒したリシェルはつがいを得る事に。クライブの事情を考慮し自分の想いを隠して結婚を申し込むのは勇気が必要だったと思う。
クライブも了承してくれて無事に結婚できた時はホッとした。そして『つがいの儀式』=初夜。リシェルなりに考えたんだろうけど、それを上回るクライブの熱い想い!リシェル大好きなのが伝わって笑ってしまった。リシェルも想いを隠しきれないし、何でこれで伝わらないのか(˙-˙ )
だけど、ここからが問題。新婚旅行に出かけるもリシェルが狙われる自体に。犯人を捕まえるも根本は解決せず、舞台は王宮の舞踏会へ。
犯人の願いは理解てきるけど狂ってると思った。けど、雨降って地固まる。
リシェルとクライブ、想いを素直に伝えられて良かった。このままだと絶対に悔いが残ってたから。
その後は甘々ラブラブ、思いの丈をぶつけあえて本当に良かったです。幸せなその後も読めて嬉しかったです。
2人が好きなのは勿論、リシェルの兄様方が良いキャラで楽しい!この2人の話も読んでみたい!
幸せな気持ちになれる作品でした♡(❁´◡`❁)
オメガバースで魔法のあるファンタジーな物語です。
あらすじと帯で両片想いとわかっちゃいるけど、切なかった〜。
切ないすれ違いが苦手でなかなか読むのが進まず。半分くらいになってもあんまり大きな進展がなくて、どうなるの?と思っていたら…。
うーん。色々あったんですが…。
拍子抜けと言うか…。
リシェルの危機や黒幕の言い分もなんか拍子抜けだし。え?そんなこと?短絡的すぎる。
長年両片想いで偽装結婚してまでクライヴを番にした切ない切ないリシェルの思い込みも、あっさり覆ると言うか。
女友達や親友という枷も無理があるんじゃ?
二人はお互いをこんなに愛してるのに、傷つけて傷ついて。
想いがやっと通じ合うところもそこまで盛り上がらず拍子抜け。
お互いこれからも百万回惚れ直すね!