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生涯をかけた溺愛は、純度1000%
シグヴァルトの厚い愛がエミールを幸せな結末へと導きました。
序盤はエミールへの惨い待遇に読んでてハラハラ。
エミールの窮地を救いさらっていったシグヴァルト。エミールの心身の傷を取り囲む暖かい人々がゆっくり癒していきます。
作中のエミールが笑顔になる度、本を通して自分も笑顔になる。
シグヴァルトの元に戻ったエミールは正に天使(笑)天使の本領発揮(笑)シグヴァルトの恋愛感情上限知らず(笑)
最後はこれしかないという結末
シグヴァルトの愛に包まれる幸せになったエミールを見届けました。
表紙もまるで宝石絵のよう。
輝きが溢れる本を手元に贈っていただきありがとうございます。
「生涯をかけた溺愛は純度1000%」
溺愛好きな私がこの帯文句に惹かれないハズがない!(๑˃̵ᴗ˂̵)……ということで、純度1000%がどういう意味なのか確かめるために、この物語の世界に飛び込みました。表紙からして期待大。
いやぁ〜……さいっこう…でした。
めちゃくちゃ面白かったです!
純度1000%の謎は分かりましたが、1000%と思うかどうかは個人差があるかも(笑)でも確かに溺愛純度は高かったです。あっまあまー♡
溺愛も独占欲も執着も、その矛先は全部エミール。昔からシグヴァルトが片想いをしていた相手です。
最初が最悪です。
エミールの婚約者の王子が、悪い女に引っかかってエミールを捨てたことから、ストーリーが始まります。それには複雑な理由があるのですが、最初から不憫・不幸なので読むのがツラかった。
死刑囚と同等の扱いを受け投獄されたエミールを死の淵から救ったのが、大国の皇太子・シグヴァルト。そうです、彼が「純度1000パーセント」の看板を背負った溺愛皇子です。
権力を最大限に使ってエミールを救い出した一連の流れは、拍手喝采。エミールの元婚約者をコテンパンにやっつけて、見事な勧善懲悪を果たします。すごくスッキリ!権力ブラボー!
エミールを自分の婚約者として自国に連れ帰ったシグヴァルトは、それはもう徹底的にエミールを甘やかして可愛がって、鼻の下伸びまくりのデレデレです。エミールは投獄生活で肉体的にも精神的にもダメージを受けていたため、療養しているのですが、アレキサンドライト帝国での温もりある生活と、周囲の人たちの温かさ、シグヴァルトの愛をたくさん浴びて元気を取り戻していきます。
この国での生活は幸せそのもので、前半の悲惨な状況を上書きするには充分。どこをどう切り取っても、エミールがたくさんの人たちから愛されているので、読むのが楽しくて楽しくて仕方がありません。曇りなき溺愛にニヤる〜
ただのシグヴァルト溺愛ストーリーじゃないんですよ。エミールが精霊使いとしての才能を発揮し、国が抱える問題解決に導きます。国のために貢献し、関わる人たちや精霊たちに無限に愛されていく姿は天使そのもの。妖精のような美人(表紙見てー!)で、聡明で、志も責任感も強い天然ちゃん。そして人たらし。好かれないハズがない!
婚約者がいるからと、昔エミールにフラれたシグヴァルトが諦められず追いかけた理由も納得です。
エミールは今まで「好き」や「愛してる」の感情が分からなかったけど、初めてその熱っぽい感情を抱いた相手がシグヴァルト。自分の気持ちに気付いたエミールの天然ぶりが、すこぶる可愛かったです(〃ω〃)
最後まであっというまに読んじゃいました。
冒頭の不幸からの幸せラブラブまでの過程が、ドキドキワクワクでいっぱい。サラサラっと流れるようなストーリーが美しくて、この世界にどっぷりです。アレキサンドライト、タンザニア、ダイヤモンドなど…固有名詞に宝石の名前が付いてるのも、おしゃれですね!
登場人物や精霊たちのキャラクター性もすごく良い。特にシグヴァルトのお父さんである皇帝が、エミールのファンなのにはめっちゃ笑いました(´∀`)こういったクスッと笑うシーンが所々にあったお陰で、物語がより楽しめました。
美麗な表紙に、可愛い裏表紙。そして胸がじんわり温かくなる素敵な作品を手に取ることが出来て満足感でいっぱいです。
とても重厚な文体…濃厚なラブラブシーン
まるでハリウッドの映画を最後まで見終わったようでした…。
二人ともどちらもセクシーで
小説なのに目のやり場に困ってしまう体験を始めてしました…。
素敵な心に残る二人でした。胸に焼き付いてます。
これからもきのこさんのBLを応援していきたい。
凄く面白かったです。最近悪役令息とか令嬢ものにハマってたので、好みにドンピシャでした。
どうしてエミールが嵌められたのかとか、酷い目に遭っても耐えていたのかの理由が明らかになるにつけて、なるほどと唸りながら読んでいました。
そして、シグヴァルトが現れてからの展開が最高でした。エミールを貶めた王に有無を言わさず帝国で保護すると述べるまでの流れに凄くワクワクしました。
また、シグヴァルトとエミールが実はひっそりと友人関係を築いていたと知り、そしてその間もシグヴァルトがずっとエミールを想っていた事実にもかなり滾りました。
帝国に戻ってからもエミールを大切に扱う姿はまさに理想の攻めでしたね。エミールに段々と笑顔が戻って行く様子に胸熱でした。
そこで疑問だったのがこの作品の終わり方でした。身内だけの婚姻の儀式が終わって晴れて2人は夫婦となっていました。ここまでエミールがシグヴァルトに救出されてからひと月余りしか経っていません。
エミールの父親が独立宣言して公国の王になってましたが、元々の王国は混乱したままだし王と王太子は幽閉されてました。エミールの婚約者であった第二王子は他国に亡命してるし、何よりシグヴァルトとエミールの対外的な結婚式典はまだ終わってません。そして世継ぎ問題もエミールに説明すると言ったまま、まだだったと思いました。
凄く面白かったんですがとても中途半端なんです。なのでこれって続きますか?続いて欲しいです!出版社さまよろしくお願いします。
エミールはそのままでいればいい。
良かったです。
最初の1/3を乗り越えたらあとは大丈夫!?
祖国での常識や制約が帝国に行くといかに独特で国が変われば意味がないか。
エミールが精霊との交流を縛られ第二王子の婚約者として自分を律し、学院でさらに感情を隠し派閥まであり…。
読み終わると、帝国でのエミールからは信じられません。
嵌められた悪役令息、確かにな!
帝国の殿下がエミールをさらってくれて。
はぁ〜、10年前の初恋からずっとエミールを好きで。こんなんたまらないよ〜。
衰弱し食べられないエミールを甲斐甲斐しく世話をしてくれて。
もう帝国へ行ってからのエミールが、皆んなから大切にされて愛されて、笑えば皆が見惚れ食べられれば喜ばれ、殿下達に守られ祖国での境遇が嘘のように穏やかで。
殿下がな!良い人で。エミールファーストで、見守り支え導いて。
そう、ベッドでも導いてくれました!あんなにそれまで紳士だったのに…。
エミールは精霊に愛されたことで第二王子の婚約者にされ恋も知らず、あげくに裏切られ濡れ衣を着せられ投獄され国と領主の父に翻弄されて辛い目にあって。
それが…良かったねえ!
愛してるかどうかの見分け方、素敵ですね!
第二王子が最後までに何か関わってくるかな?と思ったら…。
あの時殿下が王子に全て言うべきことを言ってくれて、スカッとしたなあ。
ところで殿下の魔眼設定は具体的にどうだったっけ?人の気持ちがわかるのかな?
殿下の溺愛は満足度100%です。
辛かった主人公が攻めに助けられ自分を取り戻し素を出せるようになって良いお話でした。
文章や国の名前や固有名詞がちょっとしっくりこなかったかな。好みの問題でしょうが。