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表題作我が恋はしのぶれど 下

黒風(滝の神),宿屋の住込み
良夜(化け狐),宿屋居候

同時収録作品吾心を食む紅

幽玄(兄),鬼の大将
紅丸(弟),鬼の若頭

その他の収録作品

  • 袖振り合うも他生の縁(描き下ろし)

あらすじ

護られてばかりじゃなくて、俺も貴方を幸せにしたいんだよ──。

想いが通じ合った龍の青年・黒風と狐の良夜。
神として守っていた滝を失い、傷ついた黒風は良夜と過ごす満たされた時間で徐々に癒され、本来の力を取り戻していく。
水の流れが変わってしまい、滝はもう元には戻らないけれど、いつも助けられている自分が今度は黒風のために何かしたい!
良夜が思いついた方法とは──?
一方、黒風の力が戻りつつあることを察知した鬼の兄弟・幽厳と紅丸は再戦の時を密かに窺っていた──…。


愛しさと優しさ溢れる和風ファンタジーBL堂々完結!!


収録作品
・我が恋はしのぶれど 第六話~第九話
・吾心を食む紅
・袖振り合うも他生の縁(描き下ろし)

作品情報

作品名
我が恋はしのぶれど 下
著者
五月女えむ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784801979833
4.7

(78)

(63)

萌々

(12)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
370
評価数
78
平均
4.7 / 5
神率
80.8%

レビュー投稿数9

読後の心が清らかなになる素敵な素敵な作品(ღ˘͈︶˘͈ღ)とてもおススメです

何てレビューで残したらこの作品の良さを余す事無く伝えられるのだろう…?
きっとそんな芸当は私には出来ない(ノД`)シクシク
私が唯一確実に出来る事は【この作品を読んで欲しい‼】とここで叫ぶ事

上巻でも書きましたがド級でど真ん中のファンタジーです
私はそんなにファンタジー耐性ないのですが、それでも素敵だな♡って思える作品にも出会えております
そんな私の多くはないファンタジー作品の中でもこの「我が恋はしのぶれど」の世界観、そしてお話しは群を抜いて『気持ちが清らかになる』素敵な作品です

下巻はBLらしい閨の描写もあるのですがエロさよりも尊さや愛らしさが溢れていて、絡みと言うよりも睦み合いを愛でる面持ちです

その心情に至るだけの黒風と良夜の心の重なり合いは心が穏やかにも切なくもなりながら見守っていられた丁寧な過程が素晴らしかったです

そして最後の描き下ろし「袖振り合うも他生の縁」へのお話しの運び方と結びが素晴らし過ぎました!

そして触れずにはおけぬ鬼の義兄弟の黒風と良夜とは対をなすかのようなリビドー…!その情念の深さに目が眩みます
また、彼等の母を通したそれぞれの父親への情動を知る事で鬼の本質を知りこの欲深さを潜めている兄弟の愛にゾクっとしながらも刹那を想わずにいられなかったです

この上下巻は本当に凄かった…!
ストーリー軸がとても深く、そして面白かったです

五月女先生の画で描かれていたからこそ!というのが多分にある、先生の作品だからこそ得られた清らかさだと感じる作品でした

カワウソが可愛すぎて可愛すぎて泣けてきました。゚(゚´Д`゚)゚。


私の様に普段どっぷりのファンタジーはチョット…と思っている方にも読んで欲しい!!
とてもとてもおススメです(ღ˘͈︶˘͈ღ)

2

鬼が主役になっていた

龍×狐は最高に読みたい組み合わせだと思い手に取ったのですが、脇役の解像度が高すぎました。
上巻の兄弟でのシーンは、あまりにインパクトが強くて、そこに全てが持っていかれてしまいます。
完全に主役の2人を喰ってかかっている......

もちろんちゃんと龍×狐の要素もあったのですが、あまりに脇の主張が強すぎて霞んでしまいました。

個人的にすきなエピソードは、受けが狐姿のまま、攻めの布団に潜り込むシーン。
夢を見始めると人間の姿になって、攻めを悶々と悩ますところが可愛くてお気に入りです。

もふもふの受けは可愛くて、それに絆されてご飯を作る攻めの構図も、楽しく読ませてもらいました。

1

鬼がメインの物語に期待

前回の「ひとまず百年 一緒に待ってやるよ」ってセリフ、
あそこから始まる百年越しの切なすぎる片思いを期待してたんですけど―

…あれ?

冒頭10ページぐらいで想いが通じ合った。

アッサリ恋仲になってんじゃねぇよw

それで二人が恋人になったとたん、私の興味がガクンと落ちちゃって。
んん~ なんだろうなぁ。いい話なんだけど…
もっと深く苦しんで欲しかった (^^;)

「萌2」評価の理由は鬼ブラザーズです。
個人的にあっちのストーリーとキャラの方が面白かった。
二人のダークな一冊が読みたいです!

0

切なさと心温まる優しさが絶妙

五月女えむ先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作は上巻併せて作家買いさせて頂きました。

想いが通じ合った龍の青年の黒風と狐の良夜。黒風の力が戻る様にと密かに龍の絵を練習する良夜。それが功を奏したのか、黒風は本来の力を取り戻しつつあった。しかしそれには鬼の紅丸が画策していた。
個人的、各項目5段階で
妖・獣 4
優しさ 3
切なさ 2
エロ 2
な感じだと思います。

上巻で惹かれ合いながらも想いがすれ違っていた黒風と良夜だったが、そのまますれ違いが続くのかと思いきや、個人的には意外と早く想いが通じ合ってくれたので良かったです。最後までの絡みは序盤ではまだ描かれなかったが、イチャイチャした甘い絡みが可愛くもエロいです。

黒風と良夜の切なさはこれで解決ですが、次にカワウソ達の健気さが辛かった。カワウソ達が集まるだけで可愛いのに、その姿で滝を元に戻そうとして、黒風に告げられた時のカワウソ達には涙が溢れました。そしてみんなの優しさに胸を打たれます。

優しい出来事だけではなく、上巻で良い味を出していた鬼の兄弟、幽厳と紅丸がまた危険な暗躍をしていて、敵や悪役っぽくもやはり個人的には嫌いにはなれないです。むしろ好きです。想い合った関係が歪っぽいが人間ではないからこその思想と言動なので、ちゃんと純愛なんだと思うと堪らないです。
黒風との勝負の時に、約束を守り自分の命なんて二の次な結末が好きです。

描き下ろしも良かった。言わずもがな感動して泣きました。上下巻合わせて切なさと不穏な妖しさ、そして心温まる様々な想いと優しさに癒されて感動して心が満たされます。是非とも読んでほしいです。

5

上下巻もの

黒風が、龍神として鬼神に立ち向かうところは勇ましく、その癒しとして狐の良夜に触れている様はとても美しいです。
黒風と良夜のえちシーンがあんまりなかったのは残念ですが、幽厳と紅丸のえちシーンは目を見張るものがあった。
エロさというよりは艶かしい感じです。
寵愛のような食事のような、鬼神と人間は違うのだなあとヒシと感じました。
鬼神の二人が闇だとすれば、龍神と狐は光のようなイメージとしてとらえました。
愛し合うやさしいえちと、強さを求め獰猛なえちの二種類が堪能できる。

1

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