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表題作星を掴まえる

南玲旺
大学生,バーで働くアルバイト
星川依月
29歳,小説家

その他の収録作品

  • 描き下ろし「後日談」
  • あとがき

あらすじ

バーでのバイト中、酔いつぶれた客に声を掛けた玲旺。
帰宅しようとすると今度は店先で座り込んでいるのを見つけ
放っておけずに仕方なく自宅に連れ帰るはめに。
更には酒の抜けない名前も知らないその男に乗っかられ
抵抗する間もなくされるがままに襲われてしまう。

翌日、名前だけ告げてふらりと帰った例の男・星川が
バーに現れ杯を重ねながら「帰りたくない」とつぶやく。
ふにゃりと笑って遠慮がちに甘える姿に何かを感じた玲旺は
星川と二度目の夜を過ごしてしまうことに。

秘密だらけで名前しか知らない星川のことが
自分でも不思議なくらい気になってしまうが、
星川には自分以外にも"そういう相手"がいるようで――。


面倒見がよすぎる大学生×臆病で寂しがりやな小説家
立場も年齢も違うふたりが出会って見つけたかわいくて、やっかいな恋。

作品情報

作品名
星を掴まえる
著者
宇野ユキアキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784801979956
4

(87)

(37)

萌々

(34)

(8)

中立

(3)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
10
得点
348
評価数
87
平均
4 / 5
神率
42.5%

レビュー投稿数10

No Title

初めての先生でしたが、良かったです、とっても!

受けはちょっと面倒くさい大人の星川さん。この面倒くささには過去の恋愛が関係しているんですけど、星川さんが純粋だったからなんですよね。大人って色々あるからな。
そしてこんな面倒くさい大人を愛する攻めが、大学生の玲旺。早いうちからしっかり言動に出して星川さんを愛していきます。こちらもピュアな部分がありつつ、でもしっかりしてます。さすがバイト掛け持ちしているだけあるな、しっかりしてるわ。

特段大きな事件が起きるわけでもない、日常のストーリーですが、2人の心情が丁寧に描かれています。
あと、あとがきが好きです。先生の言うように2人の今後を想像すると「確かに!」と思いました。

1

静かに心に沁みるいい話を読みたい時におすすめな1冊

久しぶりに再読したらものすごくよかったので感想を。

まず今どきキラキラではっきりとした骨格のイケメン!とは違い髪型スタイルにほんのり味わい深さや温かみを感じるような絵柄がすごく好みでした。

世話焼きで健気で一生懸命な大学生✖️掴みどころないアンニュイな小説家のお話。
恋愛に不慣れな感じがする大学生の玲旺がふわふわとしていて浮世離れした感じの星川さんに惹かれるのも、実は寂しがりな星川さんが健気に自分に思いを寄せてくれている玲旺を好きになるのもすごく必然な感じがするのですが、付き合うに至るまでの経緯が感情表現含めすごく丁寧でよかったです。

さらに付き合って終わり、ではなくそこから付き合いたてのいちゃいちゃしたかわいい2人を垣間見ることもでき、だからこそ不安になって自然消滅を選んでしまう星川さんとどうにかもがく玲旺の切ない展開を見ることもできて、さらにさらに奇跡のような運をも味方にしたような再会をするところまで見届けることができて、本当に全部盛りのようあ満足感のある1冊でした。
そして最初から最後まで2人の感情変化も成長もすごく丁寧に描かれ矛盾もなく、全体的にしっとりとしていて激しさはないのに目が離せないような作品です。
静かにじんわりといい話を読みたい時にぜひ読んでほしい1冊です。

2

拗らせ両想い

お互い好きなのに、失うのが怖い受けと
迷惑かけられない病の攻め。
好きすぎてブロックとか、拗らせまくりの
年上受けが面倒くさいと感じるのは、
始まりが顔で、トラウマもありきたりだったからかも知れません。
学生なのにオカンな攻めも、キャラ設定に
今一つ現実味がなくて、拗らせてるところだけリアルに感じました。
かなり厚みのある1冊だったので、
そしてQpaさんなので、
ドラマチックなエロ展開がもう少しあっても良かったかな┅

0

こんな年下攻めみんな好き

と、どでかい主語で思ってしまったほど
こ、こ、これは…好きだ〜〜!!となってしまった1冊。
なんといっても絵柄がとっても素敵。
ラフなタッチだけれど無駄な線がない絵の上手さと、衣食住の表現、登場人物たちのころころと変わる表情が本当に魅力的。読んでいて終始わくわくとしました。
宇野先生、とんでもなく漫画を描くのが上手い。すごく好きです。

しっかりとした世話焼き系の年下×なんだか放っておけないタイプの年上のお兄さんという組み合わせも、酒に酔った一晩の身体の関係から始まる…
いわゆるセフレ状態からの2人というのも、当て馬や過去のあれこれ等、決して珍しくはないというか、大変失礼ながら個人的にはBL設定の中でもかなりの王道的ストーリーだと思うのです。
そんな中、300P近くもあるうれしい分厚さでそれを描き、なおかつ読中も読後も「上手く言葉が出ないけれど、この2人すごく良いな…」でいっぱいにさせてしまう宇野先生マジック。
心地の良い甘さと可愛らしさとシリアスになりすぎないスパイス。お見事でした。

大学生の玲旺と謎めいた星川さん。
2人が繰り広げる会話のやり取りや間合い、テンポが読んでいて気持ちが良いんですよね。
しっかりと濡れ場もありつつ、玲旺と星川さんがお互いに少しずつ少しずつ惹かれ合い、恋をしていく過程が自然に見える。これがまたすごくかわいいのです。
それは、攻めの玲旺が非常に良いキャラクターだったからなのかもしれません。
受けの星川さんもちょっぴり拗らせた小悪魔的なかわいらしさがある人ではありましたが、今作は玲旺がいなければこちらの評価にはならなかったかも。
好きな人には尽くしたい世話焼きタイプでありながら、わんこ系すぎず、柔らかい包容力があるけれど年相応さもある良い攻めでした…!
子供すぎず大人すぎないさじ加減が本当に絶妙。

一夜の過ち系から始まるお話ではあまり読んだことがないような穏やかさと緩やかでピュアな雰囲気も素敵で、ラストにかけての流れまでじっくりと1冊まるっと楽しめましたし、読み終える頃にはすっかり2人のことが大好きになってしまいました。
年相応の年下攻めと猫のような受けがお好きな方はぜひ。
(その後の2人が気になる方はアニメイト限定小冊子もぜひ)

2

受けも攻めも可愛かった

攻めが、バイト掛け持ち(カフェとバー)してる大学生。受けは、少し筆が止まってしまった小説家。


受けには、既婚者と知らずに付き合っていた人に振られてしまったという過去があり、人を好きになっても不安が拭えないといった感情が不安定な状態です。
そんな中、遊び半分で一夜を共にした、バーの店員の攻めに惹かれていく毎日。

最初こそ、付き合うとやはり別れがよぎるのか、なかなか攻めの告白を受け入れられずにいました。

そこから、受けの他のセフレが登場し、一悶着あります。
しかし、それも無事に解決し、付き合うことになるのですが....

ここの時点で、残り100pくらいあって、不穏な空気しか感じず、絶対なんかあるじゃん〜〜ってなかなか読み進められなかったです(切なくて泣きそうだから)。

ラストは本当にハッピーエンドでよかった〜〜〜と、嬉しかったのですが、もう少し落ちる所まで落とされてたら、神作品に投票してましたね(好みの問題ですが)。

個人的に受けのメンヘラ具合がちゃんと生身の人間ぽくて可愛くてめちゃくちゃ好きだったので、萌2にしました。

2

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