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表題作レンタルタマちゃん

矢澤 啓介
役場職員
タマ(珠井 青)
レンタルネコ

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:イラスト/おまけ漫画

あらすじ

朽ちる町。変化はやってくる。

日々寄せられる住民の不満に疲弊する町役場の役人・矢澤は、
癒やしを求めて「ねこレンタル」を利用することにした。
サービスに来たのは猫耳しっぽをつけた人間の“タマ”だった。
人間とわかっているのに、タマと過ごす時間は
矢澤にとってかけがえのないものになっていく。
なぜ傷だらけの身体で、なぜこの仕事をしているのか?
本当のタマのことは何も知らなくて……

愛しいと、最期に思える存在。あなたにはありますか?

作品情報

作品名
レンタルタマちゃん
著者
らくたしょうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033462
4.2

(373)

(235)

萌々

(64)

(25)

中立

(24)

趣味じゃない

(25)

レビュー数
44
得点
1530
評価数
373
平均
4.2 / 5
神率
63%

レビュー投稿数44

No Title

某Youtuber様のショート動画から知り、今回買いました。
なんていうんでしょうか。言葉にできない感情を感じました。悲しいとはまた別の気もします。万人ウケする話ではないとは思いますし、光属性100%の人にはお勧めはあまりしません。ただ感動系を求めているのなら是非といったところです。




「タマが最終的に死んでしまう」というのはショート動画を通してなんとなく察してはいました。でも読んでみて、タマ(青くん)にされていた暴力シーンをみて、「ああ、どうして青くんが幸せになれないんだろう。」とすごく心が締め付けられるような思いになりました。

最後のシーンのネコ、あれが本当にタマ(青くん)の生まれ変わりなら、人間の時に分からなかった「幸せ」をたくさん矢澤さんのもとで感じてほしいなと思います。

0

うう…

闇系BLの話をしている時に腐友からおすすめされたこちら。
暴力あり、死あり、エッチ無し(他にヤられている描写あり)で字面だけだとかなりハードモードなんですが、読み終わった今なんだか救われた気持ちになっているから不思議。
矢澤の心からの笑顔が見られてよかったよ。
青眼のネコちゃんは生まれ変わりだと信じたい。
無意識にタマの本名を付けたのも良かった。
これからの人生、好きなだけ青、って呼べるね。
繰り返し読むであろう名作。

0

受けいれるのがしんどい泣

らくたしょうこ先生のちょっと笑えて楽しくて緩くて切なくてえちぃお話が大好きです!その流れでこの作品を手に取ってしまったのがそもそもそもよくなかったのかもしれません。頭の中で絶対ハッピーエンドにしてくれる!という勝手な思い込みを持ちながら読み続けてしまったために、ラストの展開がどうしても受け入れる事が辛くて『無理だ…』となってしまいました。

途中までは先生らしいコミカルなシーンもあって楽しく温かい気持ちになる部分もあります!でも、お話が描かれている時勢だったり、タマの置かれている状況だったり……不穏に感じる部分の方が大きく印象に残ってしまって。

タ ヒ ネタはむしろ大好物なんですけどねぇ。この作品に関しては矢澤が癒されてタマもハッピーになって……で終わって欲しかったというのが本音です泣
1回読んだきり悲しすぎて読めていません。

0

本人たちが幸せならそれでOKです

猫になりきって矢澤と遊ぶタマがすっごい可愛かったです。
二人が一緒にいるときだけはどちらも安心したような顔をしていて
すごく平和で、ずっとこのままでいてほしいなと思っていたんですけどそうはなりませんでした(泣)
まじで絶望を感じました。もう落ちるところまで落ちました。

タマの本名を知ることなくタマが死んでしまった場面の矢澤の気持ちを
考えると胸が張り裂けそうなくらい悲しくなりました。

最後にタマが猫転生して出てきたときはえっ!?ってなったんですけど(笑)
そのおかげで矢澤は前を向くことができて安心しました。

最後に、運命的な感じでタマの本名が矢澤に伝わって?本当に良かったです!

しばらく放心状態になる可能性があるので時間がたくさんあるときに
納得するまで何回も読むのがおすすめです。

1

交わした会話は少なくても、たくさん伝わっている

 もう少し長編で読みたかったなぁと思うのと同時に、1巻という短さだからこそより印象に残る作品でもあったのかなとも思います。タイトルから受けの境遇がある程度想像できますが、そういう行為のシーンは匂わされる程度で、メインである矢澤とタマは最後まで健全な関係。そこに頼らずタマの今までの人生の暗さや、矢澤との間に生まれた光の大きさを描ききっているところが素晴らしかったです。

 タマとの出会いが非現実的な分、役所の職員である矢澤の働きぶりがリアルに描かれていたのも良かったですね。時には無意味なんじゃないかとつい思ってしまう、けれど、彼は地域の人との交流をけっして諦めません。タマと一緒にいてくれるのにこんなに安心できる人はいないなと思えるし、タマが心底懐くのもとても自然な流れに感じました。別れはいつでも突然やってくるけれど、私は最後の瞬間を共に過ごせるのはこれ以上ない幸運だと思っているし、そこでお互いに感謝や幸福さを伝え合えることはさらに恵まれた別れ方だと思います。とても温かい結末でした。青がタマでも、そうじゃなくても、タマの人生に矢澤の穏やかで優しい愛が降り注いだことは確かなことでしょう。

2

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