BLコミック&BL小説、業界最大級の品揃え!
2006/01の古い、初期の作品。
いけないことと思いながら、やっぱり好きでまとわりついてしまうカスミさん。
ゲームが無いから、など色々な理由をつけて「腹減った」と好きな人の家に居ついている。
こういう大好き好きムンムンのアプローチを受けても、なんだかんだと嫌がらない、義章はかなり鈍い人。義章は料理や家事全般が上手い。
文句言いながらも、カスミが仕事でいないと「ちゃんと食ってんのか?」と心配したり、カスミが要望した「デザート用のスプーン」を買って用意してしまう。
いないと寂しい存在だと気づいた義章。
そして想いが通じてハッピーエンドです。
暴力や流血が無い物語なので、安心して楽しめます。
表紙を見ると、マフィアと情婦?そんな浮世離れした雰囲気の超エリートリーマンと、中性的な美形のCP。
静かで優雅、そう、正に閑雅なライフスタイルを送っている義章だが、なぜか高校時代の腐れ縁、ド派手で気まぐれなカスミが入り浸り、腹へっただの、デザートにはパフェ用のスプーンじゃねえと、だの…
でも、カスミがいないと義章だって落ち着かない。
そんなカスミは実はスタイリスト。知人のパフォーマンスの手伝いで露出多めのコスチュームを着て色気を振りまくカスミにヤキモチの義章は、会場のトイレで激しくカスミを抱くのです!
ここはさすがの池玲文先生!美しくもエロい立ちバック…
カスミは義章にベタ惚れ。だけどリーマンの義章と自分は世界が違うと思って色々と諦めてる。でも本当は夢で見ちゃうくらい「結婚」したいって思ってるんです。
一見チャラいカスミは高校時代からずっと義章一筋の健気マン。今の長い髪も、その時代に義章が長い髪が好きだって言ったから。そんなところも可愛げがあるんだなぁ。
今一緒に住んでても、昔の彼女にもらったらしいパスケースを見つけてジェラったり。でも本当は…
この2人、ずっと初々しさがあってイイ感じです。
そうして遂に義章がカスミにプロポーズ!
なのにカスミが素直になれない。行き違って、すれ違って…
でもお互いが無くてはならない相手と気付きます。主にカスミが胃袋の欲求によってですけど!
そして結婚式での麗しいカスミのウェディングドレス姿!義章のご両親も笑顔笑顔です。
でも2人はあくまで男と男。着替えたカスミの白いスーツも素敵です。
新装版の「オマケマンガ」は、カスミのぶっ飛んだママ登場。そしてカスミの100%笑顔。
「アップアップ UPSIDE DOWN!」
超短編。デビュー後1作めということで絵柄が違います。
アマネは可愛らしい後輩の昇が大好き。で、酔ってフ○ラして忘れて…
短編ですから色々無茶な終わり方ですけど、可愛いお話です。
【閑雅】
1 しとやかで優雅なこと。また、そのさま
2 景色などがもの静かで趣深いさま
閑雅な生活を愛する超エリートサラリーマン義章の元に、学生時代からの腐れ縁カスミが転がり込んできて自由奔放なカスミのせいで閑雅な生活はどこへやら…。
ものすごく感動した!とか、ものすごく面白い!というわけではないんだけど、なんかとても好きです。
タイプの異なる容姿端麗ないい男二人が基本は甘々な同棲生活を送りながら、お互いに執着しあったりヤキモチ焼いたり、喧嘩したり、時折かわいい事言っちゃったりしていて、着実に愛を深めていっている様子が描かれています。
擦れ違いも胸が痛くなりすぎずハラハラさせすぎず、全体としてストーリーのバランスがいいので、終始萌えキュンしながら読める安心感があります。
この「タイプの異なるいい男二人」ってところが特にいいんだと思う。やっぱり綺麗なもの見て心癒されたい、そういう願望を叶えてくれるところが。
自由奔放に見えるカスミが実は高校時代から義章に惚れてて、健気だったというがこれまたいい。
服装は正直年代を感じさせるものがありますが、それでも二人の器量がシュッとしているお陰でこの時代のとってもイケてる男二人として読めるので、うわーこの服装ないわーとドン引きすることはありませんでした。
そしてカスミのウェディング姿にドン引きしている義章を見て「度量の小さい子ねェ…」と言ってるお母様がステキ!(笑)
私がトピ立てした「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#IndexNews
で教えていただいたのが、こちらの作品です。
教えてくださった方も「よく読み返しているコミック」とのことでしたが、確かに時折読み返す作品になりそうです。
教えてくださり本当にありがとうございました。
デビューコミックス(恋病アーカイブ)があまりに暴走してて声にならない衝撃を受けたのですが、2冊目(本作)は、あの1冊目は夢か幻か…と思うくらいに、現在の池作品にも通ずる部分が多い甘キュンの王道BLでした。
洗練された生活空間で閑雅に生きたいエリートサラリーマン〔義章〕と、そんな義章の生活を悪気なくぶち壊しまくる〔カスミ〕が、喧嘩したり仲直りしたり喧嘩したり仲直りしたりしてるお話。
スペック的にはスーパー攻様の義章が、カスミに振り回されて全然イイ男っぷりを保ててないのが萌えます(*´艸`*)
嫉妬したりされたり、イニシアティブを取ったり取られたり、些細なことですぐケンカになっちゃう2人だけど、ラブラブで甘々で、最後はとびきりのハッピーエンドでした♡
同時収録の短編は表題シリーズより少しだけ前の作品なのですが、絵柄が全然違います。
ストーリーも「恋病アーカイブ」に入ってた方が合いそうな、若干暴走気味のラブコメでした。
かなり前の池先生の作品。最近の作品とちょっと絵柄は違いますが、やっぱりお上手だしとても綺麗です!この頃の唇の描き方がとても好きです。ぷにゅっとしてて、美味しそうです。
エリートサラリーマンの義章はもちろん、中性的なカスミも、見た目も中身も男らしく描かれていてるのがとてもいいです。居ついたり急にいなくなったり、猫みたいなカスミに振り回されてるかと思えば、カスミは高校の頃から義章しか見ていない。別の男にキスされるカスミを見て、待ち伏せした義章が思わずカスミにキスする高校時代のエピソードも、もどかしくてとてもいい。義章が振った彼女の7コマ漫画でオチがわかるのも楽しいです。
カスミが職業柄、服が派手で華やかなので目の保養になります。こういう衣装デザインは池先生の腕の見せ所ですね。古い作品なので、なんじゃこりゃ?って服もあるのですが、カスミにはとても似合っています。特にすごかったのは個展のショーモデルの衣装。あれは説明できない(笑)乳首丸出しでいやらしい衣装です!そんな服を着て、他の男に口説かれるカスミに嫉妬して、トイレでHしちゃうんですが、すごい着衣エロを見せてもらいました(//∇//)
散らかし放題なカスミが転がり込んできて、閑雅な生活は先送りという義章ですが、二人の存在が充分に閑雅です。副社長と売れっ子スタイリストという漫画にありがちなハイソな設定だけど、何気ないストーリーや、けんかや嫉妬、ラブのバランスがよくて、読んでいてとても幸せな気持ちになれました。
プロポーズを意識してから結婚式に至るまでのプロセスも、ドラマティック過ぎなくて、そこが余計にキュンときてしまいます!
・『アップアップ UPSIDE DOWN!』
デビュー1作目の作品だそうです!絵が違うー!こんな絵を描いていたんだと感慨深い。絵柄は違うけどすばらしいデッサン力はこの頃からお持ちだったのですね。
おまけマンガも、最後の1ページマンガも面白いので、新装版がお勧めです。