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表題作仕事おわりのランデブー

久慈
葬儀社の若き専務,25歳
吉見圭一
理学療法士,28歳

その他の収録作品

  • ふたりの記念日
  • カバー下漫画①身内の話をしよう
  • カバー下漫画②昔の話をしよう

あらすじ

理学療法士の吉見は東京の病院から地方へと
転勤してきたばかりのある日、白手袋をした男とすれ違う。
幻を見たのかと思うほどの美しさに驚くが、
その男は久慈と言い、実在のイケメンキャラで、
病院のとなりにある葬儀社の若き専務だとか。
女性職員からは黄色い悲鳴が上がるほど、尊ばれている。
その久慈の左足に少しの引きずりがあることが気にかかる吉見は、
リハビリに誘ったりと少しずつ距離を縮めていく。
はじめて夕食を共にした晩、吉見は酔っ払い、
久慈の家で眠り込んでしまう。
同じ布団で目覚めた朝、キスされるのかと思うほど近くに
久慈の顔があったことで、猛烈にドキドキしてしまい…。

作品情報

作品名
仕事おわりのランデブー
著者
草間さかえ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784799762936
4.2

(109)

(63)

萌々

(25)

(14)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
19
得点
461
評価数
109
平均
4.2 / 5
神率
57.8%

レビュー投稿数19

ほんわかお仕事BL

 草間先生の線が好きです。
線に太い細いがあって、なんというか手塚治虫とか昭和の漫画家さんの絵柄のように、線自体が饒舌で。
背景の柱や天井、建物の線も、定規で引いたような直線でなく、よく見ると微妙に曲がった手描きの線。人物の顔も変わったところに影があったりして、画面全体がとても有機的で魅力があります。

 今回は葬儀屋さんと理学療法士さんのお話。それぞれのお仕事あるあるトリビアも盛り込まれていて面白かったです。

 久慈は「女の人としか付き合ったことない」といいながら、見切り発車w的にグイグイくるのが素敵。
二人とも、人との距離の取り方や考え方や発言が普通の人とはちょっとズレていて、会話がほのぼのと楽しかったです。

0

弟のリハビリもぜひもう一度

 出会った初日の吉見が久慈にリハビリの提案した時の久慈の拒絶加減から、大丈夫かこの2人、久慈に何があったんだと思いましたが、たまたまいろいろ重なって気持ちが穏やかではない日だったんですね。2人ともいたって善良なキャラクターでした。葬儀社の専務と理学療法士、お互い仕事で相手にする人が近いから、相手の仕事面を理解してあげられる部分も多く、珍しいけれどいい組み合わせでした。この2人は良き友人のままでも十分素敵な関係を築けそうだったので、体の関係を持つ展開はちょっと性急に感じたかな。脇役の存在感も強めで互いに仕事も忙しく、2人の心情変化をもう少し丁寧に辿りたかったです。ただ脇役も含め、病院や故人の近くにいることを感じさせない作品全体の柔らかで明るい雰囲気は好きでした。

0

表紙と中身と思ったのと全部違ってた

表紙の感じからしてPOPなライトラブコメかな?と思って読み始めました。
まぁ、重くはないんですが、葬儀屋さんと理学療法士のお話でした。
田舎の病院に転職してきた主人公吉見と葬儀屋の若き専務久慈。

病院の真隣が葬儀屋さんだなんて、準備良すぎやろ、いくらなんでも。
先に葬儀屋さんがあって後から病院が立ったらしいけど、なんか縁起悪く感じん?田舎の大らかさから許されることなのか。

お人好しでおせっかいな吉見は、好感が持ててすぐにみんなと仲良しになるのわかるよ。でも、久慈がいまいち掴みきれませんでした。憂のあるイケメンで魅力的ではありますが、何考えてるのかわかんない。思ってる事を口にしない。吉見が人懐っこく絡んでいくからどんどん懐いていって自分の話もするようになっていくんだけども、吉見の発言が霊感あるの?って事をいうのはなんなんだろう。
久慈家の仏壇でお爺ちゃんとの思い出を話してる時。あれは、久慈を思いやるために言った言葉なのか、本当に[感じる]のか。
私の読解力のなさよ。

24時間365日いつでも人は亡くなるから完全に気を抜けず日々を過ごしている久慈。そこまでストイックじゃなくても良くない?個人経営じゃなくて会社形式なんでしょ?背負い込み過ぎる理由がなんかあるの?と思ったけど特に描かれていなくて個人の性格だったんかな?

とにかく人に心をなかなか開かない猫ちゃんが優しいお兄さんに懐いたら離れられなくなっちゃった的なお話でした。

吉見が田舎に転勤してきた時の理由が意味深だったけど、私的にはしょーもない理由(すみません、人によっては深刻かもしれませんが)でした。

ちょっとドラマチックさが物足りなかったのかも。
あと、受け攻めが私の好みとは逆だったのもありました。吉見攻め久慈受けが良かったです。
あぁ、でも吉見性的には能動的ではなかったから難しいかもしれない。

シーモアで購入
物理的に見えないように描かれています。

1

喪服のランデブー

木皿泉のドラマのような角田光代の小説のような、ゆっくりじっくり、恋とご飯と人生を味わえる作品。
食がテーマではないのにとにかくお腹が空くのはなぜだろうか。一つ一つが丁寧で贅沢な作品、読み終わるのが惜しかった。ずっとこの物語を感じていたい。

2

喪服のクジャク

大好き草間先生!草間先生のレビューは大好き草間先生!で始めたくなる。今作も大好きでした。まず絵柄好きだからなぁ。
草間先生らしいものというと、年下攻め、兄弟、ちょっとしたミステリ要素でしょうか。今回珍しく「メガネ」がなかったな。あ、久慈くんが若造対策でかけてた。先生の作品の中では作り込んであるというよりは軽めで若い印象。著者近影でも暗くならなかったって書いてありましたね。

「生まれてからで一番恥ずかしい」に喜んで興奮する年下攻めっていいよね。

Twitterで後日談漫画など読めるので是非。

3

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