• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作お清め上等!

黒崎猛(クロ)、高校生、千明を守る四ツ耳一族
宮村千明、高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし 『発情期上等!』

あらすじ

このキスに“お清め”以上の意味なんてなかったはずなのに 霊が視える高校生・千明の先祖は、代々「四ツ耳」と呼ばれる一族を家来として従えていたという言い伝えがあった。 そんなものは迷信だろうと思っていた千明だったが、ある日力の強い色情霊に襲われ身体を良いように触られてしまう。 絶体絶命のその時、助けに現れたのは自分を“四ツ耳“だと名乗る隣のクラスの強面ヤンキー・黒崎だった。 さらに穢れを祓うためにはキスが必要だと言い出し…?

作品情報

作品名
お清め上等!
著者
KINACO 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784864424707
3.4

(21)

(6)

萌々

(4)

(5)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
66
評価数
21
平均
3.4 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数4

霊感高校生と狼耳の主従ラブ

クロ×千明


霊が出るけれど、
ホラーまでではない程度。
ほんのちょっぴり心温まる
高校生の不思議な主従ラブ!


千明は、
霊が見える強気なヤンキー擬態の高校生。
彼の先祖はお化け退治のプロで、
四つ耳と呼ばれる動物憑きに一族に従えられていた。
千明もその霊感をしっかりと受け継いでいる。

ある日、エッチな色情霊に襲われる千明に、
助けに現れるのは隣のクラスのヤンキー黒崎。

なんと、その黒崎は千明を守る四つ耳の狼耳族!

黒崎は狼の姿にもなれるから、
千明が黒崎に「クロ」という名前をつけることに。

千明が色情霊に触れるのを防ぐためには、
クロとの間で「お清め」という儀式を行う必要がある。
そして、その「お清め」の方法はーーキスなんだ。

ただの「お清め」としてのキスから始まる
2人の関係が進展していく中で、

高校生らしい学園祭での
色情霊の意地悪、
千明の嫉妬、
2人きりのロマンチックな場面がドキドキが止まらなくて、

それに、もう1人のイケメン四つ耳・銀の登場もときめきまくり!

千明をずっと見守っていたクロが
千明の身も心も支え続けている。
そんなクロの忠誠な健気な姿の尊が最高すぎる!

無自覚にクロに気持ちが傾いていく千明にも目が離せない!

絶妙な切なさのラストから
2人のラブラブが爆発して、
甘〜いエッチな展開に突入して、最高の萌え上がり!

KINACO先生の絵柄がすごくて、
強気な千明が超可愛くて、
クロのケモ耳と、
ムッツリでの過保護っぷりがカッコよすぎて、
2人の主従関係がめっちゃキュート!
キスやエッチの迫力は満点だし、
ハラハラと笑い、
キュンキュンのバランスも抜群で、
飽きることなく一気に読めました!

3

エッチな除霊BLだと期待しちゃいました……

オカルトBL大好きなので購入!
拳で除霊! ディープキスでお清め!!その上、学ラン・ケモ耳・主従関係!と、好きな要素てんこ盛りで期待してたのですが、逆に盛り込みすぎて中途半端な印象になっていました……

イタコの家系に生まれ、先祖が受けた〝色情霊〟の呪いを生まれつき持つ受け様と、そんな受け様をひた向きに陰ながらお守りしてきた〝四ツ耳〟と呼ばれる守護者な攻め様の、喧嘩上等!悪霊退散!!!な、オカルトBLです。

あらすじ的に、2人で悪霊退治する〝バディ感〟を期待してたんですが、余りバディ感は無く、ケモ耳のクロさんが1人で頑張ってましたね……
で、〝ディープキスでお清め〟なので、正直エッチなお清めを期待したんですが、コチラも終盤までエッチな展開は無く……うーん。
残念ながら、自分の期待した展開ではありませんでした。

主人公の家系や、〝四ツ耳〟の設定など少年漫画の様で魅力的でしたが、説明にページ数を取られてしまい、肝心の恋愛面がサラッとしていて萌える前に終わりました。

除霊完了で記憶を失う設定は切なくて良かったんですが、もう少し2人のイチャイチャでキュンとしたかったなぁ…

▶︎Renta!/刻み海苔修正 ※描き下ろし…7P

0

もう1人の四つ耳は要らなかったかな

初読み作家さまでした。設定と試し読みで惹かれて電子で購入しました。

お話の進み具合にスピード感があったので、クロが千明の穢れを祓った後に2人で組んで悪霊退治でもするのかと楽しみにしていました。

ですがそんな事はなくてクロはあくまでも千明の穢れを祓う要員ってだけで、終われば銀という四つ耳にバトンタッチをして姿を消してしまうんです。

そんなクロを取り戻す為に千明が…という内容でした。凄く全てにおいて中途半端でした。銀の存在が邪魔でしたし、銀のモテエピソードやクロに告白する千明のクラスメイトのエピとか要らなかったです。

もっと千明に力を与えてクロと悪霊退治を生業にした、ホラー的要素を多く取り入れたお話にして欲しかったです。

2

守られているだけでいいのか

先祖の呪いの痣をもつ千明は子供の頃から霊が見え怖い思いをしていた。
祖父からきいたところでは、先祖は降霊術を使い、よつみみという動物憑きの一族を従えて、悪霊退治をしていたという。
高校生になり祖父が亡くなって一人暮らしを始めた千明は、弱い霊くらいは睨みを利かせて散らせるようになっていたが、運悪く強い霊に遭遇し金縛りにあってしまう。そこへ、狼のよつみみの一族である黒崎が現れ、千明を救う。
というところから始まるお話。

テンポがよくてすいすい読め、でも読みながら、疑問が拭えないままでした。
よつみみの黒崎は、危険なところに現れて救ってくれたり、人知れず悪霊から千明を守って傷だらけになったり自分を犠牲にしていたり、かっこいいのですが、果たして千明はそれに相応しい人間なのか、ということが気になってしまいました。
千明のお祖父さんによれば、ご先祖様はよつみみを使って悪霊退治をしていたのです。
でも千明は弱い霊を散らせるくらいで自身では退治できないし、それどころか霊が見えるといっても、黒崎が代わりに千明の周辺で潰している霊を見えていない。千明を襲う霊も見えていない。
黒崎は、千明を襲う霊を退治しているのであって、千明自身が能動的に何かをさせているわけではない。
この、ただ庇護されるだけという立ち位置が、しかも庇護されるに足るのかどうかが不明瞭な点がどうにも気になって仕方なかったです。
最後まで読んでも解消されませんでした。
言い伝えどおり、黒崎は役目でやっているという設定なのだから、と言われればもうそれまでなのですが。
そんなことは考えず、黒と銀という二人のよつみみを愛でることにシフトすれば、違った見方ができるかもです。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP