電子限定おまけ付き
「秘密の関係」と「身分差」のストーリーが本当に大好きで、特に受けが上位者という設定がたまらないんです!年下の攻めが、どこか劣等感を抱いてながらも一途に想いを寄せる姿…すごく愛おしい!
それに、人前では無関係を装わなければならないというのも、すごくワクワクでいいんですよね!(笑)
二人の少年時代のエピソードもすごく良かった。すごくほっこりするのに、幼なじみでありながら身分の違いで隔てられている感じて…この切なさもたまらなく好きです!
そして何より驚いたのは、二人のお母さんたちの関係です!!まさかあのお母様に、あんな切ない情があっただなんて…衝撃と感動でいっぱいです!
野白さん著作は「くりかえしあいのおと」がもぉどちゃくそ良くて、でも「それは春の終わりに」と「月はみちかけケモノの恋」がびっくりするほど個人的に合わなかったので本作も読むのをためらいましたが、評判がめちゃくちゃ良かったので発売の4か月後に読破。
ちょうどXmas直前だったので、激エモでした…。
幼馴染同士で「受け家族に引き取られた寡黙な会計担当x御曹司」。
ファンタジー色はそこまで強くなくて、錬金術師というか「手で物質をちょちょいっと錬成できちゃう」ってとこ以外はちょっと昔の欧米における現実世界って感じです。
1話を読んだ印象では「あら?なーんだもう付き合ってる系かぁ(しょんもり」と思ったんですけど、早合点してスマンかった!
そんな単純な話じゃなかったです。あぁせつない!
彼ら同衾はしょっちゅうしてますが、まだ○○してないんです!
すんーーーーごく良かった。泣きました。
問題の種だったあの人も…厳しいだけじゃなかった。
そこには見えなかっただけで、いろんな人の愛があふれていました。
いろんなサイトでは「隠すほどのことでもなくない?」という旨のレビューも散見されましたが、そこはそれ、ファンタジーの設定なので物語の中はそういう社会なのです。
私はこの作品のすべてが素晴らしいと思いました。
それに、いやぁ~いいですねぇ~、ぬこも出てきます。
あとBLでモブ女性が出しゃばる描写って嫌がる方は多いですけど、ご安心ください。
エリちゃんは我々の目の代わりを担ってくれていて、いろいろと目撃しちゃうだけです。
絵も相変わらず全ページ美しい!とにかく作画にブレがないのでスラッスラ読めます。
すんーーーごいオススメ。
Pi○ivコミックでは1話が無料&番外編ショートが読めます。
長らく積んでしまっていたのですが、もっと早く読めば良かったと後悔しています泣
それぐらい好きな要素が詰まりすぎていて読んでいるとドキドキしてキュゥゥンと可愛く思えてハラハラして……最高でした!
身分差、幼少期からの秘密の関係、二人で会っている時だけは甘々…まるであのミカドの同僚のエリになったみたいな気分で読ませて頂きました。見てはいけない男の子達の秘密の戯れを目撃した気分がずーっと続いて、いいのか?いいのかぁぁ??とお祭り騒ぎでした。
さらにどひゃー!となったのが二人とも精通が始まった頃から夜に気持ちよくなる事…をしてるのに最後までは致していないっていうのが、、、ミカドのアロイに対する大切に甘えさせたいという気持ちが伝わってきて、ぴゅあすぎる二人が眩しかったです!!
アロイのお母さんが二人の関係を聞いた時は流石にヒヤリとしましたが…自分達には貫けなかった思いを息子に託せる親で、拗れなくてほっとしています。
ミカドとアロイ、離れ離れになった期間はあるもののそれを取り戻すかのように作品全体が甘い雰囲気で読んでいて幸せな気持ちになれました♡
魔術がある世界観。
主計局のミカドと術部隊長のアロイ
表面上はお互い素っ気ない態度をとりつつ、実は親密な関係の二人。
ファンタジー世界だけど、物語自体はシンプルで、ファンタジーならではのエピソードも特にないので「別世界のお話なんだな」くらいの認識でよさそう。
(二人の肩書きに馴染みがなくて「ミカドは経理部、アロイは営業部エースで重役の息子みたいな感じ?」と置き換えながら読んだけど、これで結構いけた)
幼い頃から周りの期待に当然のように応えねばならなかったアロイが、唯一素を出して甘えられるのがミカドであるという関係性に萌えた。
品行方正な堅物に見えるミカドが実は元孤児だったり、お兄ちゃんぽいのにアロイより年下だったり、ギャップも美味しかった。
親密な関係であることを秘密にしている理由は、身分差があり引き離されるのを恐れていると同時に、相手の恋する姿を自分だけが知っていたい独占欲もあって、切ないながらも微笑ましかった。
最終的に、のっぴきならない状況で関係性を暴露する二人だけど、恐れていたほどゴタゴタすることもなく収束するので低ストレスで読めた。
ここは、アロイの母マキトが肝かなと思う。彼女にも秘密があるから、息子たちの秘密もあっさりと受け入れられるというのは納得感がある。
母たちの恋は悲恋には違いないけれど、どんな関係性だったのかなと思いを馳せるのもいいなぁと感じた。
ファンタジーの凝った設定とか、低い身分の者への理不尽な扱いとかもなくて、個人的には読みやすかった。
(逆に言えば、重厚なファンタジーのストーリーを求めて読むと物足りないかもなぁとも思う)
野白ぐり先生のタイトルのネーミングセンスって素敵だなぁ、といつも思います。
こちらも素敵。
ファンタジー色強めの世界観が野白先生のイラストに合ってる!!!
野白先生のきれいなイラストで見るドラマティックなBLおとぎ話だと感じました。
私はメガネキャラは苦手(というかかけていないお顔のほうが好き)なんですが、
みかどは好き。アロイのために目が悪くなったっていうのが本当に尊いです。
綺麗にハッピーエンドなのもよい。
