ボタンを押すと即立ち読みできます!
「このひとだから、嫌われたくないのだ」
電子広告でバズった時に、正に渦中におりましたよ。
結構、長期間に渡って宣伝されていたので
最初はTLにあがる度に更新されたか見に行ってたものです。バズってたんですね…
それまでの作品とは全く違う系統のお話にも驚きましたが、
大作といわれる作品によく言われる、
「他と一線を画す」作品だと、直ぐにマークしましたよね。
なんといっても、その世界観を表現される画力!描き込まれているどれもが美しく、未知の世界を想像するに余りあるほど。
古の雅な言葉遣いを思わせるセリフにも拘りがみえ、本当にうっとりと気分を盛り上げてくれます。
高貴な場所であるだろう数え切れない仕来たりに2人は阻まれ、何人もを介して相手の様子を知るしかないもどかしさが存在して
ストーリーはゆっくりと進んでいくのですが、そこがまたあるあるでいいんですよね〜
そうしたなかでも、白栄の優しさが伝わる尊さ!!堪りませんw
朝凪が健気にそれに応えようとするんですよね。
ここら辺が、現代劇ではない
言葉で言わなくても、な世界でそれはそれで奥床しい気分でいいんですよw
そんな背景のなかで、2人の恋物語が紡がれていきます。
白栄は、愛喰みという愛するほど食いたくなる症状を、
朝凪の方も、人型に転化できない自身の身の上から、愛し愛される事に臆病で
そういった、それぞれの抱えているものが恋することによって乗り越えられる…!!
なんだろうけど、この目でそれを見たい!
幸せになって欲しいけど、障害があればあるほど萌えるんだよね笑❤︎
今後も楽しみです〜♪
何と言っても描かれる和の世界の優雅さに惚れ惚れします。着物や踊りに使われる布の動き、用意された食事(器なども含めて)や文を入れてある箱や置かれている几帳など、小物に至るまで一つ一つが丁寧に描き込まれ、そこに鳥類の世界としてそれぞれの姿や生態の特徴が盛り込まれています。あなや……作画コストが高い……。だからこそ、違和感なく一コマずつ丁寧に読めます。
目白一族の主人公と、鷹の一族の相手。出会ってから、主人公が少しずつ少しずつ、自分らしさを探していっています。愛しいな…もっと欲を出して生きていっていいんだよ…。
まだ2人が最後まで致してるわけではありませんが、官能的なシーンは巻中そこここに散りばめられています。侮るなかれ、致さなくともエロさは作れます。
1巻で劇的にお話が進むわけではなく、ゆっくり時間をかけて2人の関係性が描かれている印象です。私は気になりませんが、人によっては少しもどかしい感じがするかもしれません。今後もゆっくりじっくり2人を見守っていきたいです。
ちるちるさんの「受けリンピック執着部門特集」で取り上げられていた、こちらの作品。
第一話の1ページ目から、美麗すぎる絵に心が奪われます…!
時は平安。
鷹の王・白栄に見染められて嫁いできた目白一族の小鳥・朝凪は、自分の中途半端な容姿に自信がなく、なぜ自分が白栄に選ばれたのか、疑問に思っています。
失礼のないように、嫌われないように…とびくびくしながら白栄に接する朝凪。
一方の白栄は白栄で朝凪に嫌われたくなくて・朝凪を怯えさせたくなくて、積極的に手を出すことはせず…(ざっくりあらすじです;)
じれったい二人の関係ですが、一緒に時を過ごす中で、惹かれ合う気持ちが強くなっていく様子が表情や仕草から分かり、読んでいるこちらも胸が高鳴ります。
特に印象的だったのは、白栄が朝凪にりんごを食べさせてあげているシーン。
(うさぎりんごなのが、もう既に可愛い❤︎)
お手を煩わせてしまいます、と言う朝凪に対して、白栄は首を傾げながら
「求愛の給餌は夫の誉だろう」
と返すのです。
ここで私の萌えが爆発したと言っても過言ではありません…
「執着」というと、個人的にはどうしてもヤンデレ攻め(それも結構ダーク目な)を
イメージしてしまうため、白栄が執着攻めだとはあまり感じなかったのですが、「溺愛・クーデレ攻め」であることは間違いないかと。
この二人、まだ最後まで致してはいないのですが、
侍女たちに夜伽のあれこれを教わる朝凪の姿が、とてつもなく官能的でした…
まだまだお話は動き出したばかりなので、次巻が楽しみです。
表紙に一目惚れしました。
とにかく美しいです。
時々、表紙だけキレイな作品もありますが、この作品は最後のページまで美しい絵柄で美しい物語を披露してくれます。
もちゃろ先生の作品を購入するのは今作が初めてでした。
過去作を読んでいないので、あくまでも個人的なイメージで申し訳ないのですが……今までの作品のイメージはどちらかというとエロ特化という感じでした。でもこの作品はどちらかと言うとあまりエロくありません。
もちろん、エッチなシーンはあります。美しい絵柄で美丈夫の攻めと儚げ美人の受けの官能的なシーンを楽しめます。それでも物語の時間がゆったりと流れて、物語の世界観やメインカプの設定や気持ちや動きなどが丁寧に描かれています。
ファンタジーなので、丁寧なバックグラウンドや美しい絵柄は読んでいてとても楽しく嬉しくなります。
攻めの鷹の王・白栄と受けの小鳥・朝凪の過去や恋を意識する想いなどを読むと、強いはずの王の白栄もかわいく思えます。白栄の愛おしくて食べてしまいたい衝動も、愛しているから優しく守りたい、嫌われたくないという想いも言葉少なげですが、とてもよく伝わってきます。
特に誰もが萌えるのは、「求愛の給仕は夫の誉」というセリフにシーンだと思います。
朝凪は人の姿で手が羽という半端な転化姿である自分に自信がなく、正室として選ばれた理由もわかりませんし、白栄に優しくされるのにも戸惑いがあります。でもいつでもがんばっていて、頬を赤らめている姿がとてもかわいいです。正直、女の子にしか見えないので、そこがダメな人もいるかもしれませんが、ホントにとてもかわいらしいのでぜひ読んでもらいたいです。
先生のあとがきにあるように1巻はゆるやかに流れていきます。
王の周りで起きている不審な様子によってきっと2巻は物語に大きな動きがあり、ふたりに困難も待ち受けているかもしれません。
続きが楽しみですが、のんびり1巻の余韻に浸りながらゆったりと次巻を待っていたいと思います。
鳥×宮廷BL。
本作は鳥たちが住まう国を舞台に描いた和風人外ファンタジー。
目白の一族に生まれた朝凪は幼い頃に鷹の王・白栄から見初められ、
成鳥と共に輿入れすることに。
生まれながらに“半端”な姿で周囲から疎まれて育ってきた朝凪ですが、
白栄は優しく愛情を注いでくれて…。
物語の中では殆どの登場人物たちは人型ですが、
・仕舞羽…完全な人の姿
・四翼…人型の背中に羽根が映えている姿
・本然…完全な鳥の姿
という3つの姿にも“転化”することができます。
けれど、朝凪の場合はそのどれにも当てはまらず。
人型ではあるものの肩から下は鳥の羽根、という“異形”ゆえに
子供の頃から冷たい視線と言葉に晒されてきたのでした。
お陰ですっかり劣等感の塊と化し、人形のように自我のない
不憫受けに成長してしまった朝凪。
それでも朝凪の身体のことなど欠片も気にすることもなく、
甘いお菓子を食べさせてやり、抱き抱え…と
不器用ながらせっせと不憫な嫁を慈しんでくれる夫君の白栄。
そのどこまでもまっすぐで誠実な愛情にニヤニヤがこみあげてきます♡
だけど、白栄が朝凪をここまで溺愛する理由って…?
不完全な体で雄でありながら正室として選ばれた理由って…?
その答えは二人の過去に。
どうやら幼い頃に二人は出会っていたようで…
今のところは匂わせ程度ではっきりとは描かれていないものの、
子供の頃に出会って以来ずっと朝凪を想っていたみたいなんです。
王様なのに何という一途さよ…!
そんな白栄の深い愛情に人形のように空っぽだった朝凪も
次第に自我が芽生えてゆきます。
白栄やその従者たちとも触れ合うようになり、
些細なことで嬉しそうに微笑んだり、好きなものを自覚したり、
感情や表情が豊かになってゆく朝凪に愛おしさを覚える反面、
ふとした瞬間にこれまでの朝凪の孤独な人生が垣間見えるようで
切なくもありました。
そして、その儚さを体現したが如く華奢で美しい朝凪ですが、
十二単のような宮廷衣装や長い髪、あとはもちゃろ先生の
絵が美しすぎるというのもあるかもしれませんが、
見た目が女の子、なんですよね…。
(私も初めて電子広告で見かけたときはTLデビューされたのかな?と
思ってしまいました…)
なので、BLに“雄み”を求める方には抵抗があるかもしれません。
あと、地雷まではいかずとも、少しモヤついてしまったのが侍女による
“お慣らし”シーン。
当然処女である朝凪なので、白栄との初夜に備えて事前に侍女たちから
指で後ろを慣らされたり、フェ●の手ほどきを受ける描写があるのですが、
たとえ相手が侍女であっても、指の挿入であっても朝凪の初めては全て
白栄であって欲しかったなぁとちょっぴり残念に感じてしまいました。
といくつか気になる部分がありはしたものの、
個人的にはかなり好きな作品でした。
細部まで描き込まれた美しい絵に、静謐で陰湿な雰囲気漂う宮中の空気感。
絵もストーリーも、そのどれもが緻密で丁寧さが伝わってきました。
侍女や家臣たちなどの官位も実際の史実になぞらえられていたり、と
漫画『あさきゆめみし』や小説『八咫烏シリーズ』の世界観が好きな私には
好みど真ん中。
ただ、注釈がないので宮中用語に不慣れだと読みづらさを感じることも
あるかもしれません。
二人の初々しい恋模様にも微笑ましさが溢れまくりでした。
その内側に苛烈な愛を秘めている白栄と初めての恋に目覚めつつある朝凪。
今はまだプラトニックな関係でその愛情に温度差はあれど、
既に互いが互いのことしか見えておらず、イチャ甘の香りがプンプンで
続きが楽しみすぎます。
朝凪の前だとスパダリ然としているのに、家臣の兵衛の前だと
猛禽らしいやんちゃな“素”が出てしまう白栄。
次巻では朝凪にもこの素顔を解禁して、もっとパワーアップした
溺愛が見れますように♪
白栄を狙う敵の正体や愛おしい程に食欲に駆られる病“愛喰み”など、
まだまだ謎も問題も山積みな2人ですが、先の展開が楽しみです♪