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2巻で時間が一気に進んでカイが大人になる、というような展開ではなかったのですが、1巻ではカイが子供であるためにあまり萌えを感じられなかったのに、2巻ではぐっと2人の切ない関係に引き込まれました。バスカヴィルの元ではユキが本当に望む愛はけっして得られないこと、一方でバスカヴィルはユキの足枷をけっして外す気がないことが強く印象付けられ、さらにカイがユキを愛する気持ちは大人にまったく引けをとらないほど大きく深いものであることがよく伝わってきたからかなと思います。ユキがカイによって得られた幸福の尊さも切実に伝わってきました。3人がどんな結末を迎えるのか、怖い気持ちも抱えつつ3巻に期待したいと思います。
重い・・・
幸せを掴めそうになると必ず邪魔が入る。ストーリーの流れ上、カイとユキの関係を応援せずにはいられないけど、バスカヴィルにも、その正妻にも、それぞれにそれぞれの地獄がある・・・!
ハッピーエンドならば最期はカイとユキなのだろうけど、それぞれの背景を思うと他のキャラクターにも総じて幸せになってほしい・・・でもそれは難しくて・・・病む_(:3 」∠)_
聡明なれどやっぱりカイはまだ子供で、バスカヴィルやユキと対峙するには彼を支える人たちは善人すぎて・・・とにかく胸が苦しいです。
カイ×ユキ
バスカヴィル×ユキ
万国博覧会、各社が新製品を発表する大舞台で、
カイとバスカヴィルの頂上決戦が迫力満点。
身近な登場人物たち、
バスカヴィルの奥さんシャービーズ社の工場長、バスカヴィル社の開発主任、
それぞれがユキ、カイ、バスカヴィルの3人の
魅力と悪さと複雑さ、内面と外面を探り出すのが絶妙で、
彼らの感情の渦に飲み込まれてしまう。
ユキが、
バスカヴィルの妻への悔しさ、
カイへの秘めた気持ちの狭間での罪悪感、
バスカヴィルへの裏切りと信頼の葛藤に
苛まれている姿が、心から離れない。
ユキの愛に追われた決断、
カイの愛から生まれる焦燥感、
バスカヴィルの愛(?)に駆られた陰謀、
これからの3人の運命がどうなるのか、もう不安で待ちきれない。